城星学園小学校の試験では、どんな問題が出ますか?
過去問からわかる城星学園小学校の考査方針
城星学園小学校の過去問を通してみると、難問で差をつけるより、基礎的な問題を一つひとつ確実に取りきる力を重視していることがわかります。ペーパーは話の記憶・数量・図形・推理・言語・常識と幅広く、どれか一つに偏らずバランスよく出題されます。つまり「苦手分野を作らないこと」が、城星学園小学校対策の最大のポイントです。
話の記憶|傾向と対策
400字前後のお話を聞いて、登場人物・順序・数・色などを答える形式です。細部まで問われるため、ぼんやり聞くだけでは答えられません。対策としては、毎日の絵本の読み聞かせで「だれが」「何を」「どうした」を意識して聞く習慣をつけましょう。読み終えたあとに「どんなお話だった?」と親子で振り返ると、記憶して整理する力が育ちます。
実際に使われたお話の題材にも特徴があります。2026年度は昔話の「てぶくろ」、2025年度は森の動物たちのお話でしたが、2022〜2024年度は、種まきのたとえをはじめとする聖書に由来するお話が続けて使われました。カトリック校ならではの傾向ですので、ふだんの読み聞かせに聖書の子ども向けのお話を加えておくと、題材への戸惑いが減ります。
数量・図形・推理|傾向と対策
数量では、数の多少、積み木の隠れた数、重ねた枚数などが出題されます。図形は回転図形・重ね図形・同図形発見・欠所補完、推理はシーソーの重さくらべが見られます。これらは、あたまの中で「もの」を動かす力が問われる分野です。積み木・おはじき・折り紙・図形パズルなど、実物を手で動かす体験が理解を深めます。「奥に隠れた積み木はいくつ?」と実際に積んで数える遊びが効果的です。
この5年の実際の出題を並べると、数量は年ごとに切り口が変わっています。2022年度は合わせると同じ数になる組を考える合併、2023年度はあといくつで同じ数になるかという求補、2024年度は野菜を同じ数ずつ分けたときの一匹分と余り、2025年度は3番目に数が多い部屋を選ぶ問題、2026年度はマス目を使った長さの間接比較という流れです。図形は、重ね図形が2022年度と2026年度、回転図形が2023年度、点図形の写しが2024年度、空いた場所にぴったり入る形を選ぶ平面構成が2025年度に出ており、2024年度には箱を通ると印の白黒や向きが変わる約束を使う変化の推理、2022年度には二人の子どもの道筋を描き分ける迷路もありました。シーソーの重さ比べは2026年度にも出ています。
言語・常識|傾向と対策
言語は頭音集めやしりとりが中心です。しりとり遊びや、ものの名前を声に出す遊びで、音への感覚を育てましょう。常識は、季節・仲間はずれ・動物・「水に浮くもの」などの理科的常識が出ます。これらは机の上の勉強だけでは身につきにくく、季節の行事・買い物・料理・お風呂での実験(浮く沈むを試す)など、暮らしの中の体験が最良の教材になります。
年度別に見ると、言語は、名前の音を一つずつ取り出してつないで別のものの名前を作る問題が2022年度と2026年度に、同じ言い方をするものを結びつける同音異義語が2024年度に、絵の名前に共通して入る音を探す問題が2023年度に、形の数と名前の音の数を照らし合わせる問題が2025年度に出ています。常識は、同じ季節のものを選ぶ問題(2022年度)、植物・動物・助数詞・道具の仲間はずれ(2025年度)、赤ちゃんの姿で生まれる生き物や水に浮くものを選ぶ理科的な問題(2026年度)のほか、2023年度には果物の名前を合図に助数詞・マナー・行事・生き物の成長へと問題が切り替わる放送形式も登場しました。
行動観察・運動・制作|過去の課題
ペーパー以外では、2人組の「ボール運び競争」や集団ゲーム(行動観察)、ジャンプ・ケンケン・ギャロップ(運動)、塗り絵・ちぎり・貼り絵・ひも通し(制作・巧緻性)が課題になってきました。これらは一夜づけでは対応できません。日ごろから、お友達と協力する遊び・体を動かす遊び・手先を使う工作を習慣にしておくことが、そのまま対策になります。
年度ごとの実際の課題を挙げると、行動観察は、新聞紙に小さなボールを載せて2人1組で運ぶリレー(2026年度)、手をつないだままフラフープを隣へ送るリレー(2025年度)、折り紙のぱくぱくを折って3〜4人で遊ぶ課題(2024年度)、スモックを着て行うちぎり絵とじゃばら折りのお花作り(2023年度)、塗り絵とビーズのネックレス作り(2022年度)と続いています。運動は、号令に合わせた準備体操の形(2026年度)、枠から出ないように跳ぶ縄跳び(2025年度)、ハードルやクマ歩きを組み合わせた連続運動(2024年度)、笛の合図で続けるバービージャンプ(2023年度)、クマ歩き(2022年度)で、いずれも合図と指示の聞き取りが軸です。2026年度は制作が独立した区分になり、ハートの印がある場所を自分で選んだ1色で塗る塗り絵が行われました。どの年度も、のりの出し方や片付け、終わりの合図まで細かく決められている点が城星学園小学校らしいところです。
家庭でできる過去問の使い方
過去問は、いきなり解かせるのではなく、まず分野別に基礎を固めてから、仕上げの確認として使うのが効果的です。早い時期は基礎づくり、直前期は本番の形式や時間に慣れる、と使い分けましょう。まちがえた問題は「なぜ違ったか」を一緒に確認し、同じタイプの問題で定着させます。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて、ご家庭で計画的に進められる家庭学習サポートや、分野別の教材まとめもご活用ください。
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よくある質問
城星学園小学校の過去問はどこで手に入りますか?
市販の過去問題集や、幼児教室がまとめた資料などで傾向を知ることができます。実際の問題そのものは非公表のため、傾向をつかむ目的で活用しましょう。
過去問はいつから取り組めばよいですか?
まず分野別に基礎を固めてから、仕上げの確認として取り組むのがおすすめです。早い時期は基礎づくり、直前期は本番形式に慣れる、と使い分けましょう。
どの分野を優先して対策すべきですか?
城星学園小学校は幅広く出題されるため、苦手分野を作らないことが最優先です。まずは全分野の基礎を固め、その後に得点源を伸ばしましょう。
常識問題はどう対策すればよいですか?
季節の行事・買い物・料理・自然とのふれあいなど、暮らしの中の体験が最良の教材です。「水に浮くかな?」と実際に試す遊びも効果的です。
家庭学習だけで合格できますか?
基礎は家庭学習で十分伸ばせます。行動観察や集団での課題は、模試や教室を併用すると本番の雰囲気に慣れやすくなります。
2026年度の考査は、どのような形で行われたか
過去問に取りかかる前に、考査そのものの形を押さえておきましょう。城星学園小学校の2026年度入試について、資料で確認できる内容は次のとおりです。
- 考査日 2025年10月2日(受付8時10分〜8時30分)
- 考査時間 約3時間
- 考査方法 ペーパーテスト/運動/行動観察/制作
あわせて、2026年度は個別テストが実施されていないと案内されています。また、面接は考査当日ではなく、事前に親子で行われる形です。
これらは2026年度の内容です。考査の構成は年度によって見直されることがありますので、2027年度以降については必ず学校の募集要項でご確認ください。
約3時間という長さが意味すること
考査時間が約3時間というのは、小学校受験の中では長い部類に入ります。ペーパーだけで3時間ということではなく、運動、行動観察、制作を含めた全体の所要時間です。
ここから読み取れるのは、最後まで集中を保てるかどうかが、そのまま結果に関わるということです。1つひとつの課題ができるかどうかに加えて、朝から昼近くまで気持ちを切らさずに過ごせる体力と落ち着きが求められます。
4つの方法にどう時間を配るか
考査方法はペーパーテスト、運動、行動観察、制作の4つです。過去問というとペーパーの問題集に目が向きますが、4つのうち1つにすぎません。
ペーパー
積み上げが必要な領域です。ただし、他の3つを削ってまで時間を注ぐと、全体としては損をします。毎日少しずつ続けることを優先してください。
運動
特別な技能を求めるものではありません。指示を聞いて、順番を守って動けるかどうかが土台になります。公園での遊びや、家族での体を動かす時間が、そのまま準備になります。
行動観察
集団の中でのふるまいが見られます。困っている子に気づける、順番を譲れるといった姿は、練習で身につくものではありません。日々の生活の中で、人と関わる場面を重ねておくことが役に立ちます。
制作
手先を使う作業です。折り紙や工作など、遊びの延長で積み重ねられます。上手さよりも、指示どおりに最後までやり切る経験の量がものを言います。うまくいかない場面で投げ出さない姿勢が、そのまま評価につながります。
3時間を乗り切る体づくり
どの領域も、疲れていては力が出ません。考査の受付は8時10分からです。当日と同じ時間に起きて、朝食をとり、頭が働く状態をつくる。この生活のリズムを、夏のうちから整えておくことをおすすめします。
過去問と傾向についてよくある質問
学校は出題内容を公表していますか
学校は問題そのものを公表していませんが、受験されたご家庭の話が毎年積み重なっているため、各年度にどんな問題が出たかは、おおよその中身まで分かっています。学校側の情報として確かなのは、考査がペーパーテスト、運動、行動観察、制作の4つで構成され、所要時間が約3時間だという枠組みです。市販の教材に載っている内容は学校の公表物ではありませんので、そのまま「今年もこう出る」と考えるのは避けてください。
個別テストはありますか
2026年度については、個別テストは実施されていないと案内されています。ただし年度によって変わる可能性がありますので、募集要項でご確認ください。
面接はいつ行われますか
城星学園小学校の面接は、考査当日ではなく事前に親子で行われます。2026年度は内部が2025年8月26日から28日、一般が2025年9月2日から5日でした。考査日は2025年10月2日ですので、面接から考査までは1か月ほど間があくことになります。
準備はいつから始めればよいですか
2026年度は願書が2025年3月22日から学校説明会の場で配布され、一般の出願が2025年8月5日から20日、考査が10月2日という流れでした。年度の初めから学校を見る機会が始まっていますので、年長の春には動き出しておきたいところです。
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