一燈園小学校には給食があると聞きましたが、どのような給食なのでしょうか?
食物アレルギーがある場合の対応も気になります。
【一燈園小学校】毎日の昼食は自校給食です
一燈園小学校(京都市山科区)では、昼食として自校給食が提供されています。外部の業者がつくったお弁当を配達するデリバリー方式ではなく、学校でつくられた給食をいただけるのは、保護者にとって大きな安心材料です。毎朝のお弁当づくりの負担がないことは、共働きのご家庭にとってもありがたいポイントでしょう。
日課の上では、12時30分から昼食の時間になり、全員が食堂に集まっていただきます。食後には歯みがきの時間も設けられており、食事から歯みがきまでが生活習慣の教育としてひとつながりになっています。
また、一燈園は小学校・中学校・高校が同じ敷地で学ぶ一貫校で、昼食も小中高が一緒です。1学年10名前後の小さな学校だからこそ、食堂に全校がそろっても家族の食卓のような規模感で、お兄さんお姉さんと同じ空間で食事をする毎日が、自然な縦のつながりを育てています。学園全体の雰囲気は行事の記事や少人数教育の記事でも紹介しています。
【一燈園小学校】「黙食給食」とは?静座していただく食育
一燈園小学校の給食のいちばんの特徴は、全児童・生徒が食堂で静座し、黙って一緒にいただく「黙食給食」です。
にぎやかにおしゃべりしながら食べる給食を思い浮かべると、驚かれるかもしれません。しかしこれは我慢や規律のための決まりではなく、食を通じて命への感謝を学び、自分自身と向き合う時間と位置づけられた、一燈園ならではの食育です。
一燈園小学校は「行余学文」を校是とし、毎朝15分間の朝課(瞑想)や奉仕活動など、生活のすべてを学びとする教育を行っています。静かに食と向き合う昼食の時間も、その延長線上にあります。目の前の食事がたくさんの命と人の手を経て届いていることを感じ、心を落ち着けていただく経験は、6年間の積み重ねでお子さまの内面を確かに育てます。
食堂での食作法を通して礼儀・作法を身につけることは、学校が掲げる特徴のひとつにも挙げられています。教育全体の考え方は特色の記事で詳しく解説しています。
一日の流れの中で見ると、朝は8時20分からの朝課で心を整えて一日が始まり、昼は静座しての昼食で心を落ち着け、午後の授業に向かいます。「静かに自分と向き合う時間」が朝と昼に規則正しく置かれているのが、一燈園小学校の日課の骨組みです。低学年のうちは長く感じるかもしれませんが、毎日同じリズムで繰り返されることで、集中して物事に向き合う姿勢が自然と身についていきます。
【一燈園小学校】アレルギーがある場合はお弁当持参
食物アレルギーへの対応は、受験前に必ず確認しておきたいポイントです。一燈園小学校の公式サイトのよくある質問では、アレルギーがある場合はお弁当の持参をお願いする、と案内されています。
学校の規模を考えると、一人ひとりに合わせた除去食・代替食を毎日調理するのは難しく、お弁当持参という形で安全を最優先にした対応と受け止めるのがよいでしょう。ご家庭にとっては毎日のお弁当づくりという負担がある一方、口に入るものをご家庭で完全に管理できるという意味では、確実で安心な方法でもあります。
アレルギーの種類や程度はお子さまによってさまざまですから、該当するご家庭は、説明会や学校見学の機会に、次の点を直接確認しておくことをおすすめします。
- お弁当持参の場合も、食堂でみんなと一緒に食べられるか
- 一部の食材のみのアレルギーの場合の運用(全部お弁当か、部分対応か)
- 緊急時の体制や、入学前に相談すべきこと
説明会・見学の日程や申し込み方法は説明会の記事にまとめています。
【一燈園小学校】給食費はどのくらい?
一燈園小学校の学費のページでは、授業料などの経常的納付金とは別に、給食費・教材費等が必要と案内されています。給食費の具体的な金額は公表されていないため、正確な負担額を知りたい場合は、説明会や出願前の問い合わせで学校に確認してください。
2026年度の公式サイト掲載情報では、小学校の経常的納付金は授業料396,000円(年額)・教育充実費48,000円(年額)・施設設備費84,000円(年額)で、給食費はこれらに上乗せされる形になります。学費の全体像や減免制度については学費の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。金額は年度により変わることがあるため、最新の情報は募集要項と公式サイトでの確認をお願いします。
【一燈園小学校】受験前に家庭で整えたい食の習慣
給食が食育の柱になっている学校ですから、受験を考えるご家庭は、日々の食事の習慣を入学前から整えておきたいところです。特別な訓練ではなく、次のような毎日の積み重ねで十分です。
- 「いただきます」「ごちそうさま」を心を込めて言う習慣
- 正しい姿勢で座り、席を立たずに食べ終える習慣
- お箸の持ち方、お茶碗の持ち方などの基本の作法
- 好き嫌いをせず、出されたものに感謝していただく姿勢
- 配膳や後片付けのお手伝い
ポイントは、しつけとして厳しく直すのではなく、家族の食卓を心地よい時間にしながら整えることです。たとえば「今日はお茶碗を最後まで持って食べられたね」と、できたことをその場で認める声かけを続けると、お子さまは食事の作法を前向きに身につけていきます。買い物や調理のお手伝いを通して、食材がどこから来るのかを話題にするのも、命への感謝を学ぶ一燈園の食育と地続きの経験になります。
一燈園小学校の考査は児童・保護者への個別面接が中心で、ご家庭の生活そのものが見られる入試です。食事の習慣はごまかしのきかない生活の土台ですから、面接準備という意味でも、食卓の時間を大切にしてください。また、黙食給食のような独自の教育への共感は、出願理由書の材料にもなります。書き方は願書の記事を参考にしてください。詳しくは面接対策の記事と家庭学習サポートをご活用ください。
【一燈園小学校】給食のよくある疑問
Q.入学前に黙食の練習をしておくべきですか?
無理に「黙って食べる練習」をさせる必要はありません。入学すれば、周りのお兄さんお姉さんの姿を見ながら自然に慣れていくものです。それよりも、姿勢よく座って食事に集中できること、「いただきます」を丁寧に言えることのほうが、よほど大切な土台になります。形だけをまねさせるより、食事を大切にする気持ちを育てることを優先しましょう。
Q.給食は週何回ありますか?
給食の実施日数についての公式の記載は確認できていません。土曜は原則第2・4土曜が休みとされていますが、日々の運用は年度により変わることがありますので、説明会や学校見学の際にご確認ください。
Q.少食・偏食の子でも大丈夫でしょうか?
食べる量への配慮について公式の記載はありませんが、1学年10名前後の少人数で、先生の目が一人ひとりに届きやすい環境です。心配な点は入学前に学校へ相談しておくと安心です。ご家庭でも、量より「感謝していただく姿勢」を優先して、食事を前向きな時間にしておきましょう。
Q.黙食は子どもにとって厳しくないですか?
静座して黙っていただくと聞くと厳格に感じられますが、学校では命への感謝と自己との対話の時間と位置づけられており、罰や我慢の時間ではありません。実際の子どもたちの様子は、説明会や見学で確かめてみてください。ご家庭でも「食事の最初の5分は味わって食べる」など、小さな形で取り入れてみると、お子さまが入学後の生活になじみやすくなります。
一燈園小学校の受験情報の全体像は、一燈園小学校 受験ガイド総まとめにまとめています。
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