雲雀丘学園小学校の合格に向けて、家庭では何をすればよいでしょうか。
「自分で考えて答える力」を育てる
関連動画:小学校受験の合格のために習慣化させることについて。この学校の個別情報を説明したものではありません。
同校の考査では、知識の量よりも「自分で考え、操作し、判断して、根拠を持って答える」姿勢が重視されます。まずはこの力を、家庭で育てることが合格への近道です。
日常の出来事について「どうしてそう思うの」と問いかけ、理由まで言葉にする会話を積み重ねましょう。正解を急がず、考える過程を大切にする姿勢が身につきます。
答えが間違っていても、根拠が言えれば部分点が与えられる試問が多いとされています。家庭でも、考えたことを認める関わりが力になります。
ことばの力を文章で話す習慣で育てる
ことばの領域では、絵を見て状況を文章で説明する課題が出されています。単語だけでなく、主語と述語のある文で話せることが大切です。
家庭では、絵本や写真を見ながら「何が」「どうした」を説明する遊びが効果的です。その後どうなるかを想像して話す練習も、考査に直結します。
無言や単語だけの返答は減点につながります。最後まで自分の言葉で話しきる経験を、日ごろから重ねておきましょう。
手を動かして確かめる経験を積む
環境・自然の領域では、球を積み木に当てて倒す実験のように、実際に手を動かして確かめる課題が出されています。反射的に答えるより、試して考える姿勢が評価されます。
家庭でも、物の重さや動きを予想し、実際に触れて確かめる遊びを取り入れましょう。予想が外れても、確かめようとする過程そのものに意味があります。
身近な自然や道具に触れる経験を重ねることが、この領域への何よりの準備になります。
生活習慣と運動課題を整える
考査では、瞑想・なわとび・箸使いが必須課題です。あいさつ・片付け・友だちとの関わりといった、6歳児としての生活習慣も学校は重視しています。
なわとびや箸使いは、短期間では身につきません。毎日の生活のなかで少しずつ取り組み、無理なく続けることが大切です。
生活習慣は、面接や行動観察でも自然と表れます。日々の暮らしを丁寧に整えることが、そのまま対策になります。
家庭で無理なく続けるために
まずは、考える会話・ことばの練習・手を動かす遊び・生活習慣という4つの柱を、日々の暮らしのなかに少しずつ取り入れていきましょう。
詰め込みではなく、子どもが楽しみながら続けられることが何より大切です。保護者が焦らず見守る姿勢が、子どもの力を伸ばします。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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学校が公表している「求めている姿」から逆算する
合格に向けた準備は、学校が何を大切にしているかを知るところから始まります。雲雀丘学園小学校は、公式サイトの「入試問題について」で出題の考え方を自ら説明していますので、ここを出発点にしましょう。2026年8月時点の記載は次のとおりです。
入学試験は「子どもの適性検査」と「事前の親子面接」で構成され、出題は「ことば」「人間関係」「数量・図形」「環境・自然」「絵画」「健康」の6領域からです。出題の基本方針として「その時点で多くのことを知っているより、自分で考えて操作して判断して、自分なりの根拠を持って答えることを大切にしている」と明記され、正解でなくても根拠が述べられれば部分点を与える配慮があるとされています。
具体例として、「ことば」では絵の状況を文で説明する力が評価され、単語だけの表現は減点の対象になること、「環境・自然」では実際に手を使って試すことが重視され、予想と異なる結果になっても確かめようとする姿勢が評価されることが挙げられています。
つまり、覚えた知識を早く正確に出す訓練より、「どうしてそう思ったのか」を自分の言葉で言える状態をつくることが、この学校の入試に向けた最短距離だということです。
公式の日程から、準備のスケジュールを組む
準備は逆算で決まります。公式サイトの「入学をご希望の方へ」に告知されている2027年度入学A日程の日程は次のとおりです。
- 出願(前期)2026年7月1日9時から7月17日16時まで
- 出願(後期)2026年7月1日9時から9月25日16時まで
- 親子面接(前期・女子)2026年8月22日/(前期・男子)2026年8月23日/(後期・男女)2026年10月3日
- 適性検査(前期・女子)2026年9月5日 8時30分から11時頃
- 適性検査(前期・男子)2026年9月5日 13時から15時30分頃
- 適性検査(後期・男女)2026年10月3日 8時15分から12時30分頃
注目すべきは、親子面接が適性検査より先にあることです。前期は8月下旬に面接、9月5日に適性検査。夏休みのうちに願書と面接の準備を仕上げておかなければ間に合いません。適性検査は前期でおよそ2時間30分、後期でおよそ4時間15分と、決して短くありません。長時間、集中を保つ体力も準備の一部です。
学校を知る機会も公表されています。2026年は5月16日に学校説明会と年長さんひばりデー、5月18日から21日に「おーぷんすくーるweek」、6月6日に「はじめまして」説明会、6月27日に年長児対象の直前入試体験会、9月12日と9月19日にA日程後期向けの説明会・学校案内会・個別相談会が案内されていました。9月の回の時程は9時15分受付、9時30分から説明会、10時から校舎案内、10時30分から個別相談です。申し込みはmiraicompassから行います。
家庭で積み上げられること
公式の記述は、そのまま家庭の取り組みに置き換えられます。
「単語だけの表現は減点」という記載に対しては、日常の会話を文にする練習が有効です。絵本や写真を見ながら「これは何をしているところ」と聞き、一語で終わらせずに文で答えてもらう。公式の国語の目標も「理解したことや考えたことなどを適切に言語化して伝えることができる」ことですから、入学後の学びとも一直線につながります。
「実際に手を使って試す」という記載に対しては、体験の量を増やすことです。予想を立てて、やってみて、違ったらもう一度確かめる。この流れを家庭でも作ってあげてください。
生活習慣も見られています。2026年度入学のB日程では、試験内容に「健康(なわとび・箸使い)」が含まれていました。なわとびや箸使いは、特別な訓練ではなく毎日の暮らしのなかで身につくものです。あわせて、あいさつや片付け、友だちとの関わりといった年齢相応の生活習慣を整えておきましょう。
合格に向けた準備についてよくある質問
Q. どのくらいの期間、準備が必要ですか
前期を受ける場合、出願が2026年7月17日16時まで、親子面接が8月22日・23日、適性検査が9月5日です。年長の春から夏にかけてが仕上げの時期になります。6月27日の直前入試体験会を一区切りの目標に置くと、計画が立てやすくなります。
Q. 6領域のどれを重点的に対策すべきですか
領域ごとの配点や比重は公式に示されていません。公式が例として挙げているのが「ことば」と「環境・自然」で、B日程では「絵画」「人間関係」「健康」も実施されていました。偏らせず、6領域をまんべんなく体験しておくのが安全です。
Q. 面接ではどんな準備が必要ですか
面接の質問項目や所要時間は公式サイトに記載がありません。準備としては、学校が公表している内容に家庭の考えを重ねておくことです。創立の精神「孝道」、もうひとつの「こうどう」である「考動」、教育の3つの柱(つながり・たいけん・ちょうせん)、10月1日の「親孝行の日」といった言葉は公式に明記されていますので、そこへの共感を自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
Q. 前期と後期はどちらを受けるべきですか
公式サイトに有利・不利についての記載はありません。前期は8月下旬の面接と9月5日の適性検査、後期は10月3日に面接と適性検査の両方という日程の違いがあります。準備の仕上がりとご家庭の予定から選ぶことになります。
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