大阪教育大学附属天王寺小学校から中学・高校へは、どのように進学しますか。
系列の学校と進学の流れ
大阪教育大学附属天王寺小学校の系列には、大阪教育大学附属天王寺中学校、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎、そして大阪教育大学とその大学院があります。小学校から中学校へは、連絡進学と呼ばれる仕組みを通じて進む道が用意されています。
大阪教育大学附属天王寺小学校は、附属天王寺中学校と連絡進学の体制をとっているが希望者全員が進学できるわけではない、と明記しています。国立の附属校では、一定の選考や手続きを経て進学が決まる形をとることが一般的です。具体的な条件は学校から示されますので、入学後も案内をよく確認しておく必要があります。
中学校からさらに高等学校へ進む段階でも、同様に一定の手続きが設けられていることがあります。小学校に入ればそのまま高校まで安泰、という考え方は現実とずれることがあります。
連絡進学をどう捉えるか
連絡進学の仕組みがあることは、中学受験のための準備に時間を取られずにすむという意味で、大きな利点です。小学校の6年間を、目の前の学びや体験に集中して過ごせることは、お子さんの育ちにとって価値のあることです。
一方で、進学が保証されているわけではないという前提は、早い段階でご家庭の中で共有しておくほうが安心です。日々の学習を積み重ねる姿勢そのものが、結果として進学にもつながっていきます。
また、系列の中学校が必ずしもお子さんに合うとは限りません。成長する中で、別の道を選びたくなることもあります。外部の中学校を受験する選択肢が残されていることも、頭に入れておくとよいでしょう。
国立の附属校をめぐる近年の動き
近年、少子化などを背景に、国立大学の附属校では中学・高校のあり方を見直す動きが各地で出ています。大阪教育大学においても、附属天王寺と附属平野の中学校・高等学校をあわせて、新しい国立の中高一貫校をつくる計画が検討されています。
この計画の具体的な内容は、2026年度中に示される予定とされています。実現すれば、大阪教育大学附属天王寺小学校からの連絡進学の枠組みにも関わってくる可能性があります。
ただし、検討の段階にある事柄については、うわさや断片的な情報で判断するのは避けたほうがよいでしょう。受験を検討される段階、そして入学後も、学校が公表する情報にはこまめに目を通しておくことをおすすめします。
進学を見すえて家庭でできること
連絡進学があるからといって、学習をおろそかにしてよいわけではありません。むしろ、中学受験という区切りがないぶん、家庭が学びの姿勢を支える役割は大きくなります。
日々の宿題に丁寧に取り組む、わからないところをそのままにしない、自分で調べてみる。こうした習慣は、進学の場面だけでなく、その先の学びを支える力になります。
大阪教育大学附属天王寺小学校が掲げる、自分でよく考え進んで実行できる子、ものごとを最後までやりぬく子という姿は、まさにこの部分に関わっています。誰かに言われて動くのではなく、自分で必要を感じて動けるお子さんに育っていくことが、いちばんの進学準備です。
進路を考えるうえで確認したいこと
進学先の選択肢、連絡進学の条件、そして系列校の教育方針。この三つは、小学校を選ぶ段階で一度は目を通しておきたい情報です。12年、あるいはそれ以上の時間を見通して考えることになります。
制度は変わります。いま示されている内容が、お子さんが進学する時点でもそのままとは限りません。だからこそ、公式に発表される情報を確かめる習慣を持っておくことが大切です。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
【大阪教育大学附属天王寺小学校】系列校について公式で確認できること
進学の話は思い込みが入りやすいところなので、公式サイトで確認できる範囲をはっきりさせておきます。
まず、大阪教育大学の附属校としては、公式サイトの関連リンクに附属天王寺中学校と附属高等学校天王寺校舎が挙げられています。同じ大学の附属として、附属池田小学校・附属池田中学校・附属高等学校池田校舎、附属平野小学校・附属平野中学校・附属高等学校平野校舎、附属幼稚園、附属特別支援学校が並んでおり、あわせて11校園という構成です。天王寺には小・中・高がそろっている、ということになります。
一方で、附属小学校から附属天王寺中学校へどのような形で進めるのか、その枠の数や条件を示した記述は、2026年8月時点の公式サイトには見当たりません。「必ず全員が上がれる」とも「上がれない」とも公式は書いていない、というのが正確な現状です。ここは推測で埋めず、説明会でお確かめいただきたいところです。
参考になるのが、附属天王寺中学校が公表している入試結果です。令和8年度は、志願者が男子124名・女子104名、1次テストの受験者が男子118名・女子103名、1次合格者が男子73名・女子74名、2次テストの受験者が男子72名・女子72名で、2次合格者は男子46名・女子29名でした。令和7年度は志願者が男子135名・女子145名、2次合格者が男子67名・女子48名です。中学校も1次と2次に分かれる二段階の選抜を行っている、という点は小学校と共通しています。
【大阪教育大学附属天王寺小学校】進学についてよくある質問
中学校の出願はいつごろですか
附属天王寺中学校の公式サイトによれば、令和8年度の生徒募集では出願受付が令和7年12月1日(月)から12月12日(金)で、出願はウェブ上で行う方式です。必要書類として生徒募集要項、調査書、該当者は具申書が挙げられています。小学校の入学調査と同じく、年末に出願して年明けに選抜、という流れです。
中学入試の難しさはどのくらいですか
公表されている数字を見ると、令和8年度の1次テスト合格者の平均点は120点満点中68点、2次テスト合格者の平均点は330点満点中219点でした。令和7年度はそれぞれ75点、213点です。年度によって平均点は動いていますので、特定の年の数字だけで難易度を決めつけないほうがよいでしょう。なお、これらの数字に附属小学校からの進学者が含まれるかどうかは、公式に説明がありません。
小学校のうちに大切にしたいことは何ですか
公式が掲げる教育目標「個が生きる学校」には、思考力と主体性のある子ども、粘り強さを持つ子ども、協力して仕事ができる子どもという言葉が並んでいます。さらに教育課程特例校として「STEAM科」と「ぼうさい科」を置き、教科の枠を越えた学びを進めている学校です。中学以降の学びを見すえるなら、点数だけを積み上げるより、こうした学び方に自分から乗っていける状態をつくっておくことが近道になります。
進学の情報はどこで確認するのが確実ですか
いちばん確実なのは、令和8年8月22日(土)に予定されている学校説明会の場です。公式サイトの入学案内は「現時点での予定」という前置きのうえで日程を示す形になっており、進学の枠組みまでは書かれていません。気になることは、その場で直接おたずねください。
通学時間の条件は在学中も続きますか
続きます。公式サイトは、通学時間50分以内という基準が入学後も適用され、これを超える場合は原則として退学となる、と明記しています。中学校への進学を見すえて引っ越しを考えるようなときは、まずこの一文を思い出してください。最寄り駅やバス停からご自宅までは徒歩のみとされており、駅まで車で送るという前提は認められていません。6年間、そしてその先まで通える場所に住み続けられるかどうかは、進路を考えるうえでの土台になります。
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