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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験面接】父親の仕事・職業で問われるテーマと合格を分ける回答ポイント

【小学校受験面接】父親の仕事・職業の質問例と合格を分ける回答ポイント
ママ
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小学校受験の面接では、父親の仕事のことが話題になると聞きました。

どこまで話せばいいのか、夫が悩んでいます。

うみ塾長
うみ塾長

お父様の仕事は、多くの学校の面接で扱われるテーマです。ただし、学校が知りたいのは勤務先の名前でも役職の高さでもありません。

見られているのは、お仕事を通してどんな価値観を育ててきた方なのか、そしてその価値観がご家庭の子育てとどうつながっているのか、という一点です。ここを取り違えると、どれだけ立派な経歴を並べても響きません。

大切なのは、以下の3点です。

・勤務先や役職の説明そのものが評価されるわけではないこと
・仕事で大事にしていることと、家庭で大事にしていることをつなげること
・お父様とお母様の話が食い違わないようにしておくこと

小学校受験の個別相談家庭学習サポート願書作成面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。

面接を控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

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Contents
  1. 【小学校受験の面接】お父様の仕事が話題になる理由
  2. 【小学校受験の面接】お父様に問われるテーマ
  3. 【小学校受験の面接】実際にどんなことを聞かれているか
  4. 【小学校受験の面接】仕事の話をどう組み立てるか
  5. 【小学校受験の面接】働き方によって気をつけたいこと
  6. 【小学校受験の面接】家庭でできる準備の進め方
  7. 【小学校受験の面接】お父様の仕事についてよくあるご質問
  8. あわせて読みたい

【小学校受験の面接】お父様の仕事が話題になる理由

まず押さえておきたいのは、学校がお父様の職業そのものを比べているわけではない、ということです。合否は勤務先の知名度で決まりません。もしそうであれば、面接という場をわざわざ設ける必要がないからです。

では何を確かめているのか。ひとつめは、ご家庭の暮らしの土台です。お父様がどんな時間の使い方をしているかがわかると、入学後に学校行事へどう関われるか、通学の付き添いや急な呼び出しにどう対応できるかが見えてきます。学校は6年間を一緒に歩む相手として保護者を見ています。

ふたつめは、価値観です。仕事の中で何を大事にしてきた人なのかは、そのままお子さまへの接し方に表れます。誠実さを重んじてきた方は、家庭でも約束を守ることを大切にしているはずです。学校が掲げる教育方針と、その価値観が重なるかどうか。ここが本当の焦点です。

みっつめは、話し方そのものです。専門的な仕事であればあるほど、内容をかみくだいて伝える力が問われます。相手にわかる言葉で説明できる方は、お子さまにも同じように向き合えるだろうと受け止められます。

準備を始めるタイミングも押さえておきましょう。お父様の仕事の話は、その場で考えて話せるものではありません。かといって、原稿を書いて覚えるのも逆効果です。おすすめは、出願書類を書く時期に合わせて、ご夫婦で一度だけ長めに話す時間をつくることです。そのとき決めた軸を、面接の直前にもう一度確認する。この2回で十分に整います。

【小学校受験の面接】お父様に問われるテーマ

お父様に向けられるテーマは、仕事のことだけではありません。全体としては、次の領域に分かれます。

  • お仕事の内容と働き方
  • 仕事で大切にしている考え方
  • ご家庭の教育方針
  • お子さまとの関わり方
  • 学校生活への協力の体制

このうち「お仕事の内容と働き方」は、事実を整理しておけば足ります。どんな分野で、どんな役割を担っているか。勤務時間や出張の有無はどうか。ここは飾らず、正確に伝えることが大切です。

厚みが出るのは「仕事で大切にしている考え方」のテーマです。ここでご家庭の色が出ます。たとえば、期日を守ることを何より大事にしてきた方なら、その姿勢を家庭でどう見せてきたかまで話せると、話が一本につながります。

「お子さまとの関わり方」のテーマでは、時間の長さを競う必要はありません。平日に会えない日が多くても、休日に必ずしていること、寝る前の短いやりとりなど、続けている習慣がひとつあれば十分です。実際、忙しさを正直に認めたうえで工夫を語るご家庭のほうが、印象は良くなります。

「学校生活への協力の体制」のテーマでは、通学の付き添い、行事への参加、緊急時の対応をどう分担するかを、ご夫婦で先に決めておいてください。ここが曖昧だと、答えがぼやけます。お父様が出席できない場合の考え方は父親が面接に出られないときの記事にまとめています。

【小学校受験の面接】実際にどんなことを聞かれているか

テーマの一覧だけでは、当日どこまで踏み込まれるのかが見えにくいと思います。ここでは、お父様の仕事に関して実際に投げかけられている問いを、内容がわかる形で整理しておきます。

出発点になるのは、仕事の中身そのものを短く説明する問いです。どんな業種で、どんな役割を担い、日々どんな業務に取り組んでいるのかを、簡潔にまとめて話すよう求められます。役職まで添えて説明を求められることもあります。そのうえで、やりがいと大変さの両方を重ねて話すよう促される形が多く見られます。

次に来るのが、働く姿を通してお子さまに何を伝えているか、という問いです。働くことの意味を家庭でどう教えているのかを尋ねられます。仕事と子育てを両立するために心がけていることを問われることもあり、時間の使い方と気持ちの持ち方の両面から答えを組み立てておくと安心です。

家庭での会話に踏み込む問いもあります。お子さまと父親の仕事について話す機会があるかどうか、あるとすればどんな話をしているのかを尋ねられます。ここは作り話がすぐに見抜かれる部分ですので、実際にあったやりとりをひとつ用意しておいてください。

将来の職業観をめぐる問いも定番です。お子さまに将来どんな職業についてほしいと考えているかを、お父様ご自身の仕事への思いと結びつけて説明するよう求められます。お子さまの面接で将来なりたいものを答えさせたうえで、その答えを聞いて親としてどう感じたかを続けて尋ねる学校もあります。お子さまの言葉をその場で受け止めて、自分の言葉に置きかえる力が試される形です。

時代の変化を題材にした問いも増えています。動画配信やプロゲーマーのように新しく生まれた職業をお子さまが望んだらどうするかを問われたり、人工知能の広がりで多くの職業が形を変えると言われるなかで、お子さまの将来をどう考えているかを尋ねられたりします。いずれも正解を答える場ではなく、変化をどう受け止めるご家庭なのかを見られています。

整理すると、お父様への問いは次の五つの層に分かれます。

  • 仕事の内容と役割を簡潔に説明する問い
  • 働く姿を通してお子さまに伝えていることを尋ねる問い
  • 家庭で仕事の話題が出るかどうかを確かめる問い
  • お子さまの将来の職業観を、父親の仕事観と重ねて説明する問い
  • 新しい職業や人工知能など、時代の変化への向き合い方を尋ねる問い

どの層も、事実の説明だけで終わらせず、そこからご家庭の考え方に着地させるのが基本です。次の章では、その組み立て方を具体的に見ていきます。

【小学校受験の面接】仕事の話をどう組み立てるか

結論を先に、具体例はひとつだけ

答えは「結論、具体例、これから」の順に置くと、短くても伝わります。最初に言いたいことを一文で示し、それを裏づける場面をひとつ添え、これからどうしたいかで閉じる。目安は30秒、長くても1分です。仕事の話は説明が長くなりがちですので、この形を決めておくと安心です。

専門用語を使わずに説明できるようにする

社内でしか通じない言葉、業界特有の略語は、すべて言い換えてください。目安は「小学生に説明してもわかるか」です。実際にお子さまに向かって説明してみると、どこがわかりにくいかがすぐに見つかります。この練習は、お子さま自身が自分の言葉でお父様の仕事を語れるようにもなるので、一石二鳥です。

仕事の話を家庭の話に着地させる

いちばん多いもったいない例が、仕事の説明だけで終わってしまうことです。どんな分野で何をしているかを述べたあと、そこで大事にしている考え方をひとつ挙げ、それを家庭でどう伝えているかまで進めてください。この着地があるかないかで、受け取られ方はまったく変わります。

誇張しない、卑下しない

実績を盛ると、あとの話とつじつまが合わなくなります。逆に「たいした仕事ではありませんが」と前置きするのも避けましょう。どんな仕事にも社会の中での役割があり、それを淡々と語れる方のほうが信頼されます。

【小学校受験の面接】働き方によって気をつけたいこと

転勤の可能性があるご家庭

転勤の可能性を隠す必要はありません。学校が心配しているのは、途中で通えなくなる事態そのものではなく、その場合にご家庭がどう考えているかです。単身赴任も含めて、どんな方針で臨むのかを先に決め、事実として伝えれば十分です。

勤務時間が不規則なご家庭

医療や交通、報道など、時間が読みにくいお仕事もあります。この場合は、行事や急な連絡に誰がどう対応するかを具体的に用意しておきます。祖父母の協力、ご夫婦の交替、預かりの利用など、実際に回っている仕組みを話せば、それがそのまま説得力になります。

共働きのご家庭

共働きであること自体が不利に働くわけではありません。学校が確かめたいのは、平日の学校生活をどう支えるかという段取りです。送り迎え、放課後の過ごし方、行事への参加、体調を崩したときの対応。この4つについて、実際に回している仕組みを短く説明できれば十分です。「まだ決めていません」という状態のまま臨むことだけは避けてください。

自営業や経営に携わっているご家庭

自分で事業を営んでいる方は、時間の自由がきく一方で、繁忙期の負担が読みにくいものです。年間の山と谷を把握しておき、行事の多い時期にどう動けるかを整理しておきましょう。

在宅勤務が中心のご家庭

在宅で働いているからといって、常に手が空いているわけではありません。むしろ、勤務中と家庭の時間の切り分けをどうしているかを語れると、生活のリズムが整っているご家庭だと伝わります。

【小学校受験の面接】家庭でできる準備の進め方

お母様と軸をそろえる

面接でいちばん多いつまずきは、お父様とお母様の話が少しずつずれることです。どちらも間違ってはいないのに、重点が違うだけで、聞き手には「ご家庭の中で共有されていない」と映ってしまいます。

食い違いが出やすいのは、次の3つです。ひとつめは志望理由の重点で、片方が教育内容を語り、もう片方が校風を語ると、志望の芯が見えにくくなります。ふたつめは教育方針の言い方で、同じことを考えていても言葉が違うと別の話に聞こえます。みっつめはお子さまの短所の捉え方です。

対策は難しくありません。面接の日程が決まったら、15分だけ時間をとって、この3つを口に出して確認してください。紙に書くのではなく、実際に声にすることが大切です。書いた文章は一致していても、話すと言い回しが変わるからです。

もうひとつ気をつけたいのが、片方が話しているときの姿勢です。相手の説明を途中でさえぎる、あとから訂正する、といったやりとりは、内容以上に強く残ります。違う視点を足したいときは「加えて」の姿勢で重ねてください。話し方や立ち居振る舞いの基本は入退室のマナー面接のタブーの記事もあわせてご覧ください。

1か月前にやること

まずは材料集めです。仕事で大事にしている考え方をひとつ書き出し、それが表れた場面を家庭の中から探します。ここで見つけたエピソードは、志望動機にも、教育方針の話にも、お子さまの成長の話にも使えます。ひとつの軸を複数の場面で使い回すのが、いちばん自然な組み立て方です。

2週間前にやること

声に出して話す練習に移ります。原稿を読むのではなく、決めた三つの軸だけを見ながら話してみてください。1回30秒を目安にして、長くなったら削る。この作業をご夫婦で交互に行うと、食い違いもその場で見つかります。

前日と当日にやること

前日は、出願書類の控えを読み返すだけで十分です。新しい材料を足す時期ではありません。当日は早めに到着し、待っている間もお子さまの様子に気を配ってください。お父様が落ち着いていることが、お子さまにとっていちばんの支えになります。

【小学校受験の面接】お父様の仕事についてよくあるご質問

勤務先の名前は言ったほうがよいですか

事実として伝えて差し支えありませんが、そこを強調する必要はありません。大事なのは、そこで何を大事にして働いているかです。知名度で判断されることを期待した話し方は、かえって印象を損ないます。

収入や年収について話す必要はありますか

金額そのものを語る場面ではありません。6年間通わせる見通しが立っていることは、落ち着いた話し方や生活の描き方から自然に伝わります。無理に触れる必要はありません。

転職して間もない場合はどう伝えますか

事実を伝えたうえで、なぜその選択をしたのかを一言添えれば十分です。前向きな理由があるなら、それはご家庭の価値観を語る材料になります。取りつくろう必要はありません。

子どもに父親の仕事を説明させておくべきですか

覚えさせる必要はありませんが、お子さまが自分の言葉で言えるようにしておくと安心です。「人を助けるお仕事」「機械をなおすお仕事」といった素朴な表現で構いません。日ごろから、お父様が自分の仕事を家で話しているかどうかがそのまま出ます。

単身赴任中でも受験できますか

受験そのものに支障はありません。伝えるべきは現在の状況と、学校生活をどう支えるかという段取りです。離れて暮らしていても、お子さまとどうつながっているかを具体的に話せると、ご家庭の姿がはっきり伝わります。

父親が緊張して話せるか不安です

流暢さは求められていません。むしろ、言葉を選びながら誠実に話す姿のほうが好ましく受け取られます。準備としては、話す内容を三つに絞り、それぞれ一文で言えるようにしておくこと。全部を語ろうとしないほうが、結果的に伝わります。

仕事の話と家庭の話、どちらを厚くすべきですか

厚みを持たせるのは家庭の話です。仕事の説明は入口にすぎません。仕事で培った考え方が、家庭のどんな場面に表れているか。そこまで進めてはじめて、学校が聞きたかったことに届きます。

面接当日の服装や身だしなみはどうすればよいですか

派手さを避け、清潔感を第一にしてください。詳しくは面接の服装お父様の髪型の記事で解説しています。当日は早めに到着し、気持ちを落ち着けてから臨みましょう。

志望動機との重なりはどう整理しますか

仕事の話と志望動機は、別々に用意すると内容がぶつかりがちです。ご家庭が大事にしている価値観をひとつの軸に置き、そこから両方を組み立ててください。志望動機の作り方は志望動機の組み立て方の記事で詳しく解説しています。

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ABOUT ME
うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、小学校受験・幼稚園受験の願書作成・面接対策・家庭学習を全国対応でサポート。自身もわが子の小学校受験を経験。『小学校受験の教科書』著者。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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