早稲田実業初等部から中等部への進学
早稲田実業学校初等部は、中等部・高等部、そして早稲田大学へとつながる一貫教育の入口です。初等部からは基本的にほぼ100%の児童が中等部へ進学します。
進学には基準がある
ただし、何の基準もなく上がれるわけではありません。校長によれば、学習面・生活面で一定の基準をクリアした子が中等部に進学します(中学から高校への進学も同様)。現実的にはほとんどの子が進学しますが、「勉強も生活態度も振るわない」場合には進学が難しくなることもある、と率直に語られています。家庭の方針であえて他校へ進むケースを除けば、ほぼ全員が中等部へ進みます。
中高一貫ならではの交流
初等部では1年生と6年生がペアを組む「バディ制度」があり、6年生が1年生の面倒を見ます。さらに中高生との関わりも頻繁で、中学生が6年生の教室で勉強のアドバイスをしたり、高学年が中高の部活動を体験したり、中高の図書委員が1年生に読み聞かせをしたりと、縦のつながりが豊富です。
大学までを見据えた学び
中等部進学を見据え、学校では授業の学習に加えてプラスアルファの課題・宿題も出されます。低学年はドリル中心から、高学年は自分の意見をまとめて表現する課題へと発展。早稲田大学までの長い学びを支える基礎学力と学習習慣を、初等部から育てていきます。
家庭でできること
内部進学のためにも、毎日の家庭学習を支え、学習習慣を定着させることが大切です。自立と親子の対話を育てながら、長い一貫教育を見据えて家庭で土台を整えましょう。
内部進学に向けて家庭でできること
早実は中等部進学を見据え、授業に加えてプラスアルファの課題や宿題が出されます。低学年のドリル中心から、高学年では自分の意見をまとめて表現する課題へと発展します。家庭では、毎日の学習習慣を支え、子どもが『なぜ学ぶのか』を考えられるよう日頃から対話を重ねておくとよいでしょう。バディ制度や中高生との交流など、縦のつながりが豊かな環境を生かし、長い一貫教育を見据えて土台を整えましょう。
早稲田実業初等部の内部進学に関するよくある質問
Q. 中等部へはほぼ進学できますか?
A. 基本的にほぼ100%が中等部へ進学します。ただし学習・生活面の基準があります。
Q. 基準に届かない場合は?
A. 毎年数名はおり、無理に上げずその子に合った進路を大切にする姿勢が示されています。
Q. 中高一貫の魅力は?
A. バディ制度や中高生との交流など縦のつながりが豊かで、受験に追われず学べます。
Q. 家庭ですべきことは?
A. 毎日の家庭学習を支え、学習習慣を定着させることです。
【早稲田実業初等部】一貫校を選ぶ前に考えておきたいこと
初等部から中等部へは、全員が進めるのでしょうか
一貫校であっても、進学の条件や運用は学校ごとに定められています。内容は年度によって変わることもありますので、学校説明会や在校生向けの案内で直接ご確認ください。外部の情報だけで判断すると、実際と食い違うことがあります。
内部進学があるから、勉強しなくてよいということですか
そうではありません。中学受験のための勉強は不要になりますが、日々の学習に取り組む姿勢は当然求められます。むしろ受験というはっきりした区切りがないぶん、ご家庭が学習習慣を支える役割は大きくなります。「受験がないから安心」と考えていると、高学年で苦労することがあります。
一貫校のメリットは何でしょうか
受験にとらわれず、好きなことに継続して打ち込めることです。スポーツでも研究でも、6年、12年と積み上げられる環境は、他ではなかなか得られません。学校行事や部活動に長く関わることで、人との関係も深く育ちます。
逆に、気をつけたほうがよい点はありますか
環境が変わりにくい、という点です。人間関係が固定されやすく、合わなかったときに逃げ場を見つけにくいことがあります。
- 入学前に、校風がお子さまの性格に合いそうか見ておく
- 学校以外にも、居場所となる場を持たせておく
- 困ったときに相談できる関係を、保護者と学校の間に作っておく
こうした備えがあると、長く通う学校でも安心できます。
途中で外部の学校を受験することはできますか
制度上できるかどうかは学校によって異なりますし、ご家庭の事情もさまざまです。ただ、小学校受験の段階でその可能性を前提に考える必要はありません。まずは今、その学校で6年間を過ごしたいと思えるかどうかを大切にしてください。
大学までの進路は、どう考えればよいですか
小学校の時点で細かく決める必要はありません。ただ、一貫校を選ぶということは、長い時間をその教育方針の中で過ごすということです。学校が何を大切にしているのかに、ご家庭が共感できているか。この一点だけは、入学前に確かめておいていただきたいと思います。
内部進学に基準はあるのでしょうか
学業成績や生活面について、学校が一定の考え方を持っているのが一般的です。具体的な基準が保護者に示されるかどうかは学校によりますので、説明会などで直接確認されるのが確実です。ここも、噂ではなく学校の言葉で確かめていただきたい部分です。
小学校受験で入るのと、中学受験で入るのは違いますか
入学時期が違えば、学校で過ごす年数も、そこで身につくものも変わります。どちらが優れているという話ではありません。ご家庭が、お子さまにいつからその環境を用意したいのか。この問いに答えられていれば、選択に迷いは出ません。
途中でついていけなくなったら、どうなりますか
学習面でつまずくお子さまは、どの学校にもいます。大切なのは、早い段階で気づいて手を打てるかどうかです。担任の先生との関係を保ち、家庭でも様子を見ておく。この二重の目があれば、深刻になる前に対応できます。入学して終わりではなく、そこからが始まりだとお考えください。
内部進学があると、外の世界を知る機会は減りませんか
学校の中だけで過ごす時間は長くなります。だからこそ、学校以外の場を意識して持たせてあげてください。地域の活動、習い事、家族での体験。こうした場があると、視野が広がるだけでなく、学校で何かあったときの支えにもなります。
【早稲田実業初等部】高等部から早稲田大学へ進む実際の数字
初等部からの内部進学を考えるときは、その先にある「高等部から早稲田大学へ」という道筋もあわせて見ておくと、6年間の位置づけがつかみやすくなります。早稲田実業学校は進路状況を公式サイトで公表しており、2025年度卒業生(336名)の内訳は次のとおりでした。
- 早稲田大学へ推薦:316名
- 早稲田大学を受験:2名
- 早稲田大学以外へ進学:11名
- その他:7名
卒業生の9割以上が推薦で早稲田大学へ進んでいる計算になります。推薦先の学部は幅広く、2025年度は政治経済学部55名、商学部52名、社会科学部46名、教育学部31名、法学部29名、基幹理工学部24名、創造理工学部21名、先進理工学部18名、国際教養学部15名、文化構想学部12名、文学部8名、スポーツ科学部4名、人間科学部1名という内訳でした。
この数字から読み取っていただきたいのは、文系だけでなく理工系にも相応の枠があるという点です。基幹理工・創造理工・先進理工の3学部を合わせると63名で、全体のおよそ2割にあたります。「早稲田実業に入ると文系に進むことになる」と思われがちですが、実際には理数の道も開かれています。お子さまが理科や算数を好きになったときに、その気持ちを安心して伸ばしてあげられる環境だといえます。
また、早稲田大学以外へ進んだ方も、指定校推薦を含めて18名いらっしゃいます。医学系や海外の大学に進む方もおり、「早稲田大学に進むためだけの学校」ではないことがうかがえます。
ただし、推薦の枠や学部ごとの人数は年度によって変わります。お子さまが大学に進むのは十数年先のことですから、いまの数字はあくまで目安として受けとめ、最新の情報は早稲田実業学校の公式サイトでご確認ください。
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