早実が大切にする子ども像
菱山校長の講演から見えてくる「受かる子」は、自分の言葉で考えを伝えられ、人の話をしっかり聴ける子です。早実は表現力・コミュニケーション力を重視しており、低学年の「自然発見」の授業では、自分で見つけたことを人前で発表する活動を大切にしています。
「聴く」姿勢と目の力
校長は全校朝礼で、「聴く」という字には耳・目・心が入っていると話し、相手の目を見て、心を込めて聴くことの大切さを伝えています。授業中にしっかり目を向けて聞ける子は学習も安定するとのこと。家庭でも、目を合わせて会話する時間を意識したいものです。
体験を自分の言葉で語れる
本を読んだだけの知識より、自分が体験し、時に失敗して得たことは、人に伝えるときに説得力を持ちます。早実が体験教育を重視するのもこのため。日常の体験を親子で振り返り、言葉にする習慣が、表現力につながります。
合格する家庭の共通点
校長は家庭に対し、親子で過ごし・会話する時間を増やすことを繰り返し勧めています。高価な旅行でなくても、近所の公園でキャッチボールをする、一緒に本を読む・映画を見るといった時間で十分。親と子が同じ方向を見て育つことが何より大切だと語られました。
自立を育てる
入学後は1人で電車通学することになるため、「自分でできることを増やす」自立も重要です。何でも親がやるのではなく「これは自分でやりなさい」と任せる関わりが、早実の求める子ども像につながります。
面接は「子ども主役」
二次の親子面接では、子どもが親の顔色をうかがわず自分の言葉・自分の気持ちで答えられるかが見られます。日頃の親子の対話が、そのまま表れる場面です。
家庭での具体的な関わり
早実が求める『自分の言葉で話せる子』は、日々の親子の会話の中で育ちます。高価な体験は不要で、近所の公園で遊ぶ、一緒に本を読むといった時間で十分です。体験したことを『どう思った?』と言葉にする習慣、目を見て聴く習慣、そして1人でできることを増やす自立の促しが、そのまま早実の求める力につながります。親が先回りしすぎないことも大切です。
早稲田実業初等部の受かる子に関するよくある質問
Q. どんな子が向いていますか?
A. 自分の言葉で考えを伝えられ、人の話をしっかり聴ける子です。
Q. 家庭で大切なことは?
A. 親子で過ごし会話する時間を増やし、親と子が同じ方向を見て育つことです。
Q. 自立はなぜ大切?
A. 入学後は1人で電車通学するため、自分でできることを増やす自立が重視されます。
Q. 面接で見られることは?
A. 親の顔色をうかがわず、自分の言葉・気持ちで答えられるかが見られます。
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過去問から見える「早実で受かる子」の力
早稲田実業学校初等部は、ペーパー、制作・巧緻性、運動、行動観察、親子面接と幅広く見られます。過去問から見える受かる子は「指示を正確に聞いて動ける子」「集中して最後までやり切る子」「集団で自分を出しつつ協力できる子」です。のびやかさと粘り強さの両方が問われます。
【早稲田実業初等部】受かる子に育てるためにご家庭でできること
「自分の言葉で話せる子」は、どう育てればよいですか
日常の会話を、一問一答で終わらせないことです。「今日は楽しかった?」と聞けば「うん」で終わります。「今日はどんなことをして遊んだの?」と聞けば、お子さまは自分で言葉を選ばなければなりません。この積み重ねが、面接の受け答えにそのまま出ます。
人見知りの子は不利でしょうか
不利とは限りません。初対面で大きな声が出せることより、聞かれたことに落ち着いて答えられるかのほうが大切です。ただ、初めての場所や初めてのお友達に慣れておく必要はあります。模試や講習、地域の行事など、家族以外の集団に入る機会を意識して作ってあげてください。
親子の対話がある家庭とは、どういうことですか
保護者の方が話し、お子さまが聞く。この一方向ではなく、お子さまの言葉を大人が受け止めている状態のことです。面接では、お子さまの答えと保護者の方の答えの一貫性が見られます。日ごろから対話があるご家庭は、この一貫性が自然に出ます。作られた答えは、たいてい分かってしまうものです。
「自分から動ける子」にするには
先回りをやめることです。忘れ物を用意してあげる、脱いだ服をたたんであげる。よかれと思ってのことですが、お子さまが気づいて動く機会を奪ってしまいます。
- 朝の支度を、時間がかかってもお子さま自身にやらせる
- できていないときは、やってあげるのではなく気づかせる
- できたときに、必ず言葉にして認める
この3つを半年続けると、行動観察での動き方が変わってきます。
叱ったほうがよいのか、褒めたほうがよいのか迷います
どちらも必要ですが、順番があります。できたことを認めてから、直すところを一つだけ伝える。一度に複数を指摘すると、年長のお子さまは受け止めきれません。そして受験を理由に叱ることは、なるべく避けてください。「受験のためにやらされている」と感じた瞬間、伸びが止まります。
直前期に、性格は変えられますか
性格を変える必要はありません。学校が見ているのは、特定の性格ではなく、その子なりに取り組めているかどうかです。おとなしいお子さまが無理に前へ出ようとすると、かえって不自然になります。今の姿を土台に、できることを一つ増やす。この考え方のほうが、結果的にうまくいきます。
兄姉と比べてしまいます
年長のお子さまは、比べられていることを敏感に感じ取ります。上のお子さまと同じやり方が通じないのは当たり前です。得意なことも、伸びる時期も、一人ひとり違います。比べる相手は、他のお子さまでも、ごきょうだいでもなく、半年前のご本人にしてあげてください。
校是・校訓から読み解く「早実が求める力」
早稲田実業学校初等部が求める子ども像は、学校が掲げる言葉のなかにはっきりと表れています。
校是は「去華就実」。華やかなものを去り、実に就く、という意味です。派手さはなくても、地道にコツコツと積み重ねられること。そのうえで、社会に多くの貢献をなしうる人格を育てることを目指しています。ここから見えてくるのが、うまくいかないときでも「できない」と投げ出さずに、何とかやってみようとする粘り強さです。
校訓は「三敬主義」。「他を敬し、己を敬し、事物を敬す」という意味で、敬う気持ちを持って人や物事に接すれば、物事はうまく運ぶという考え方です。私立小学校のなかでも早実の飾り気のない校風は、ここから来ています。心身ともにたくましい「質実剛健」を大切にされるご家庭に好まれる理由でもあります。
生活習慣が見られるという意味
早実初等部の考査では、生活習慣が見られます。身のまわりのことを自分でできるお子さまが好まれる、ということです。
その背景には、はっきりとした事情があります。早実初等部では、入学式の翌日からお子さまが一人で登校します。幼稚園や保育園のように、大人がそのつど手を貸してくれるわけではありません。自分で考えて動ける力が、入学後すぐに必要になるのです。
ですから、ご家庭で育てたいのは「やってもらおう」ではなく「自分でやってみよう」と思える気持ちです。試験のために作り上げられたお子さまより、日々の生活のなかでたくましく育ったお子さまが好まれます。表面ではなく中身を磨く姿勢を、小さいうちから積み重ねていきましょう。
家庭で育てたい姿
読み聞かせ後の質問、制作・工作、体を動かす遊びをバランスよく。失敗しても最後までやり抜く経験が、受かる子の自信を育てます。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
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