関西学院初等部を受験したいのですが、何から対策を始めればいいですか?
幼児教室にも通うべきか、選び方も知りたいです。
【関西学院初等部】考査の特徴からわかる対策の方向性
関連動画:小学校受験の合格のために習慣化させることについて。この学校の個別情報を説明したものではありません。
対策を考える前に、まず考査の特徴を押さえましょう。関西学院初等部のA入試は、ペーパーテスト・行動観察・口頭試問などで構成され、実施年によっては集合から解散までが約5時間という長丁場になります。午前中の課題のあと、昼食と休憩をはさんで午後の課題に取り組む流れで、年長のお子さまにとっては1日がかりの試験です。
この特徴から、対策の方向性は次の4つに整理できます。
- 長時間、集中力を保てる体力と生活リズム
- 録音音声の指示を一度で聞き取れる「聞く力」
- お話の記憶をはじめ、多分野にわたるペーパーの基礎力
- 初対面のお友だちと協力できる社会性・生活習慣
さらにA入試では考査日前に親子面接があり、ご家庭の教育方針も見られます。つまり、お子さまへの「詰め込み」ではなく、親子の生活そのものを整えることが最大の対策になる学校なのです。分野別の出題傾向は試験内容の記事と過去問の傾向と対策の記事で詳しく解説しています。
【関西学院初等部】家庭でできる対策①生活習慣と体力づくり
約5時間の考査を最後まで戦い抜くために、まず整えたいのが生活習慣です。
早寝早起きと朝ごはんのリズムを固定し、考査が行われる午前中に頭がいちばん働く生活に整えましょう。また、着替え・トイレ・持ち物の管理・脱いだ靴をそろえるといった身のまわりのことは、すべてお子さま自身でできるようにしておきます。行動観察では、こうした生活習慣が自然とにじみ出るからです。
あわせて、外遊びで体力をつけることも大切です。長丁場の考査では、後半に疲れて集中が切れるお子さまが少なくありません。「机の上の勉強」だけでなく、しっかり遊んでしっかり眠る毎日こそが、実は合格への近道です。
あいさつも重要です。関西学院初等部は、あらゆる場面であいさつを大切にする学校です。朝の「おはようございます」から寝る前の「おやすみなさい」まで、家族の習慣として根づかせましょう。
また、実施年によっては考査の途中に昼食と休憩の時間が設けられます。お弁当を自分で開けて、時間内に落ち着いて食べ、後片付けまで自分でできるように練習しておきましょう。休憩中の自由遊びも観察の一部と考えて、お友だちへの声のかけ方や譲り合いを、公園遊びなどの実体験の中で育てておくと安心です。
【関西学院初等部】家庭でできる対策②読み聞かせと聞く力
関西学院初等部のペーパーテストでは、絵本のストーリーを抜粋したような長文のお話の記憶が頻出とされています。この力は一朝一夕には育ちません。毎日の読み聞かせの積み重ねがそのまま対策になります。
読み聞かせのコツは、読んだあとに「誰が出てきた?」「どうしてそうしたのかな?」と親子で会話することです。あらすじを確認する質問だけでなく、登場人物の気持ちを想像する質問を混ぜると、聞く力と考える力が同時に育ちます。
また、考査では指示が録音音声で流れる形式があるため、「一度しか言わない」指示を聞き取る練習も有効です。お手伝いを頼むときに「お皿を運んでから、テーブルをふいてね」と2つ以上の指示を一度で伝えるなど、日常の中で無理なく取り入れられます。
行動観察では、ゲーム形式の課題でルールを正しく理解できているかも見られるとされています。家庭でもトランプやすごろくなどのルールのある遊びを取り入れ、「ルールを聞いて、守って、楽しむ」経験を重ねておきましょう。負けたときに気持ちを切り替える練習にもなります。
ペーパーの家庭学習は、お話の記憶・図形・数量・常識・言語と幅広い分野をバランスよく進める必要があります。1日にたくさんやるより、短い時間でも毎日続けるほうが力になります。何をどの順番で進めるか迷われる場合は、家庭学習サポートでお子さまに合わせた計画づくりをお手伝いしています。
【関西学院初等部】幼児教室の選び方
行動観察や模試など、家庭だけでは準備しにくい部分は幼児教室の活用を検討しましょう。どの教室がよいかは、お子さまとの相性やお住まいの地域によって変わるため、教室名で選ぶのではなく、次のチェックポイントで比べることをおすすめします。
- 関西学院初等部の受験に対応したコースや指導実績があるか
- 行動観察・口頭試問の対策を、集団の場で練習できるか
- 模試や面接練習など、本番に近い経験を積める機会があるか
- 宿題の量や通室回数が、お子さまの生活リズムに合っているか
- 親への情報提供や面談など、家庭との連携が丁寧か
模試を受けたときは、点数や順位に一喜一憂するのではなく、「どの分野でつまずいたか」「長時間の場で集中が切れなかったか」を確認する材料として使いましょう。模試の結果から家庭学習の計画を修正していく、この繰り返しが本番までの力を着実に伸ばします。
体験授業には必ず親子で参加し、お子さまが楽しく通えそうか、先生の声かけがお子さまに合っているかを確かめてください。教室に「通わせているだけ」では力はつきません。教室で学んだことを家庭で復習し、生活の中で実践する。この往復ができて初めて、教室の価値が生きてきます。
【関西学院初等部】親子面接と願書の準備
A入試の親子面接は考査日より前に実施されるため、準備は考査対策より早めに仕上げる必要があります。
保護者は、数ある小学校の中からなぜ関西学院初等部なのかを、ご家庭の教育方針とお子さまの姿を結びつけて話せるように準備しましょう。キリスト教主義の教育や16年一貫教育といった学校の特色への共感を、わが家の具体的なエピソードで裏づけられると説得力が増します。学校説明会などの公式イベントに足を運び、実際に感じたことを自分の言葉にしておくことも大切です。夫婦で回答の方向性がずれないよう、事前のすり合わせも欠かせません。お子さまには、質問への回答を暗記させるのではなく、園での出来事や好きなことを自分の言葉で話せる会話の習慣をつくることが大切です。
面接の形式や過去に問われた内容の傾向は面接で質問される内容の記事で、願書の書き方は願書の書き方の記事で詳しく解説しています。本番前には第三者に見てもらうと安心です。面接対策レッスンもご活用ください。
【関西学院初等部】受験対策のよくある質問
幼児教室に通わず、家庭学習だけで合格できますか?
不可能ではありませんが、行動観察と模試の経験を家庭だけで積むのは難しいのが実情です。志願者数が増加傾向にあり、準備をしたご家庭同士の競争になっていることを考えると、集団での練習機会は何らかの形で確保することをおすすめします。難易度の実際は偏差値・難易度の記事をご覧ください。
対策はいつから始めればいいですか?
年中の秋から年長の春にかけて本格化するご家庭が多いです。ただし、生活習慣・読み聞かせ・あいさつは受験対策以前の土台ですから、思い立った今日から始めましょう。開始が遅れた場合は、考査日から逆算して優先順位をつけた計画を立てることが大切です。
直前期はどう過ごせばいいですか?
考査の1〜2か月前からは、新しいことを詰め込むより、生活リズムを本番に合わせて整えることを優先しましょう。考査当日と同じ時間に起きて午前中に頭を働かせる練習をし、睡眠時間はしっかり確保します。ペーパーはできる分野の確認で自信を積み上げ、親子の会話を増やして気持ちを安定させることが、直前期のいちばんの対策です。
親は何を準備すればいいですか?
願書と面接の準備に加えて、学校説明会などの公式イベントに足を運び、学校への理解を深めることが重要です。学校の教育方針を肌で感じておくと、願書にも面接にも説得力が生まれます。学校選びの視点は評判・口コミの記事も参考にしてください。
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