清泉小学校を受験しようと思っているのだけれど、面接ではどんなことが見られるのかしら。
日程によって面接のタイミングが違うと聞いて、迷っています。
清泉小学校の面接を受けるなら知っておくこと
清泉小学校は、神奈川県鎌倉市にある共学校です。系列の中高大がありますが、清泉女学院中学校は女子校ですので、男子はそのまま進学することができません。
清泉小学校を表すキーワードは、「キリスト教教育」「低学年の教科いずみ」「自然教室」の3つです。
まず、清泉小学校はキリスト教教育を土台としている学校です。子どもたちは毎日のお祈りや宗教の授業以外にも、正しくあること、他者を思いやることを、キリスト教を通じて学びます。また、体験を通じて飢餓についての見識を深めたり、食事を我慢して募金をする活動を通じて世界の困難に目を向ける機会をつくっています。これが清泉小学校の児童の生きる土台を形づくっていきます。
そして「いずみ」は1〜3年生にある授業で、体育や音楽や英語などの専科教員による授業以外のすべての時間を「いずみ」として時間割に設定しています。教科の枠にとらわれることなく、子どもたちの気持ちや意識に寄り添うために自由に時間を使えるようになっています。
また、清泉小学校では三浦にある1万坪の敷地を自然教室として利用しています。生息している生き物や季節の植物の観察、畑で作物を育て、水田で田植えや稲刈りをして、みかん狩りなども体験することができます。机上では得られない大自然の中での学びを通して、豊かな人間性を育んでいきます。
願書の書き方については【清泉小学校】合格する願書の書き方で詳しく解説しています。願書と面接は必ずつながりますので、あわせて読んでおかれると安心です。
【清泉小学校】面接の特徴
清泉小学校の考査は、例年10月に行われるA日程・B日程・C日程と、11月に行われるD日程があり、日程によって面接のタイミングが異なります。A日程・B日程は、学校から指定された複数日の中で、考査に先立って事前面接が実施されます。C日程・D日程は考査当日の面接です。
面接はどの日程も親子面接です。所要時間や実施日、日程の区分は年度によって変わりますので、最新は募集要項・公式サイトでご確認ください。
日程によって準備の組み方が変わる点は、意外と見落とされます。事前面接になる日程を選ばれた場合、考査対策のピークより前に面接の準備を仕上げておく必要があります。逆に考査当日の面接になる日程では、考査を終えたお子さまが疲れた状態で面接に臨むことになりますので、長く話させる練習より、短く自分の言葉で返す練習のほうが効きます。
【清泉小学校】面接で問われるテーマ
面接の準備を、想定問答を集める作業だと考えないでください。清泉小学校のように理念のはっきりした学校では、覚えた答えほど浅く聞こえます。問われる「テーマ」を押さえ、それぞれについてご家庭の考えを整理しておくのが、いちばん確実な準備です。
保護者に向けられるテーマは、おおむね次の範囲です。
- 志望理由と、キリスト教教育・自然教室への理解
- 家庭の教育方針としつけの基準
- お子さまの性格・長所と、いま向き合っている課題
- 休日の過ごし方と、親子の関わり方
- 学校行事や保護者会への関わり方
- 通学経路と、通学時間の見通し
- 食事やお弁当など、家庭での食の習慣
お子さまに向けられるテーマは、お名前や住所、ご家族のこと、園での様子、好きな遊び、食べ物といった身近なことが中心です。知識を試すためではなく、初めての大人の前で自分の言葉を出せるか、最後まで話しきれるかを見るためのものだと考えてください。
答えの組み立て方
どのテーマでも、答えの形は共通です。まず結論を短く述べ、次に理由か具体的な場面をひとつだけ添え、最後に入学後にどうしていきたいかで締める。この3ステップにすると、限られた時間でも伝わります。用意した話をすべて話そうとすると、かえって印象が薄くなりますので、場面はひとつに絞ってください。
お子さまの短所については、隠すよりも、いま親子で取り組んでいることとセットにするほうが、はるかによい印象になります。
【清泉小学校】実際にどんなことが聞かれているか
テーマの整理だけでは、当日の空気はつかみにくいものです。ここでは、これまでの面接で実際にどのようなことが尋ねられてきたのかを、内容がわかる形でご紹介します。清泉小学校の面接は15分程度と短く、問われる数もそう多くはありません。だからこそ、一つひとつの答えの中身が問われます。
ご両親が尋ねられていること
- 数ある学校の中でなぜ清泉小学校なのかを、志望の理由として説明する求め
- ご家庭の教育方針について、日ごろの暮らしと結びつけて話す求め
- お子さまの長所と短所の両方を挙げる求め
- 休日をご家族でどのように過ごしているかという、親子の関わりを見る問い
数は多くありませんが、どれも中身が問われる分野ばかりです。志望の理由は、キリスト教を土台とした教育、低学年の教科であるいずみ、三浦の自然教室という三つの柱のどこに心が動いたのかを、ご家庭の具体的な場面と重ねて話せると説得力が生まれます。とくに自然教室については、ご家族で自然に触れた体験を一つ添えるだけで、学校の教育に共感していることが伝わります。
短所を挙げる場面では、そこで終わらせないことが大切です。いま家庭で何に取り組んでいるかまで続けてお話しになると、受けとめ方が変わります。
お子さまが尋ねられていること
- 自分の名前と年齢を答える、はじめのやりとり
- 自宅の住所が言えるかどうかの確認
- お父さんとお母さんの名前を答える問い
- 通っている幼稚園や保育園の名前を答える問い
- お休みの日に、お父さんやお母さんと何をして過ごしているかという問い
住所や保護者の名前は、ふだんの生活で口にする機会がほとんどありません。当日になって出てこないお子さまが毎年いらっしゃいますので、遊びの中で何度か言ってみる時間をつくっておいてください。
親子で同じことを尋ねられる場面があります
清泉小学校の面接でとくに気をつけたいのが、休日の過ごし方です。この分野は、ご両親とお子さまの両方に向けられることがあります。保護者が家の中で静かに過ごすと話したのに、お子さまが外で走り回っていると答えれば、聞いている側は戸惑います。どちらが正しいという話ではありません。ふだんの休日を親子で一度振り返り、同じ景色を思い浮かべた状態で臨めるようにしておいてください。
答えをそろえるというのは、台本を作ることではありません。先週の日曜日に何をしたかを家族で話しておく。それだけで、親子の答えは自然に重なります。
【清泉小学校】面接で失敗しないために気を付けること
休日の過ごし方というテーマは、保護者にもお子さまにも向けられることがあります。一方がインドアの活動、もう一方がアウトドアの活動と、あまりに話が食い違うと印象が悪くなってしまう可能性があります。できる限り同じ方向でお話ができるよう、親子で事前に話し合っておくことをおすすめします。自然教室を実施している学校ですので、自然体験のお話ができると、清泉小学校の教育に共感し理解していることが伝わります。また、お子さまはご自分の住所やご両親の名前にふれられることがありますので、十分に練習しておきましょう。
清泉小学校では授業体験、自然教室の体験、宗教行事への参加など、学校見学のみならず、さまざまな行事を通じて学校について知る機会がたくさん用意されており、日数にして年間で30日近く設定されています。こうした行事には可能な限り参加して、清泉小学校を訪問する中で実際に感じたことを志望理由につなげましょう。とくに宗教に馴染みのないご家庭は、宗教行事に参加することで宗教教育について学びを深めることもできますし、より宗教を身近に感じられるようになるはずです。
そして清泉小学校は、共働きだから不利になることはないと明言しており、アフタースクールもありますので、共働きのご家庭にも優しい学校です。ですが、入学後の全校保護者会、学年保護者会、年2回の担任面談には必ず出席しなければなりません。それ以外にも自由参加の宗教講話や公開授業もあります。仕事があるので参加できないというスタンスではなく、出席・参加の意思があることは、しっかりと学校側に伝えましょう。
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【清泉小学校】面接の前に確認しておきたい学校のきまりと行事
面接で説得力が出るご家庭は、例外なく学校のことをよく知っています。清泉小学校は公式サイトの入学案内のQ&Aで、暮らしに関わるきまりをはっきり示していますので、面接前に必ず確認しておきましょう。
- 給食はなく、ご家庭でお弁当を用意します。週に1度は学校でお弁当を注文でき、その他の日はおにぎりを購入することもできます
- キリスト教の信仰は求められていません。関心のある方には月1回程度、学ぶ機会が用意されています
- 通学範囲の制限はありません。在学生は横浜市・鎌倉市を中心に湘南・三浦地域に住んでおり、通学時間はおおむね1時間前後です
- 保護者は全学年および各学年の保護者会と、年2回の面談に参加します。公開の学校行事や宗教的講話には自由に参加できます
- 共働きのご家庭も、ひとり親のご家庭も、合否には関係しないと明記されています
内容は変わることがありますので、最新は学校公式サイトと募集要項でご確認ください。
行事も確認しておきたいところです。年間を通して、マリア様の集い、若葉の集い、聖心のミサ、春と秋の合宿、秋の集い(運動会)、5年生の山の学校、クリスマスの集い、もちつき、6年生を送る会、卒業感謝ミサなどが行われ、5・6年生の希望者にはオーストラリア語学研修もあります。
これだけの行事があるということは、それを支える保護者の時間も必要だということです。行事への関わり方というテーマになったら、参加しますという一言で終わらせないでください。「バザーのような準備が必要な行事は、夫が有給休暇を取って対応します」というように、誰が、どうやって、を含めて話すと、実現性のあるご家庭だと受け取ってもらえます。
宗教行事についても同じです。信仰の有無を確かめられているのではなく、学校が大切にしていることをご家庭でも尊重できるかを見られています。「食事の前に手を合わせることは、わが家でも続けています」といった、すでにしていることを挙げるのがいちばん自然です。知らないことを知っているように話すと、話が深まったところで必ず行き詰まります。
【清泉小学校】面接についてよくあるご質問
通学に1時間近くかかります。面接でどう説明すればよいでしょうか
学校は通学範囲の制限を設けておらず、在学生の通学時間はおおむね1時間前後だと公表しています。ですから、時間がかかること自体は問題になりません。問題になるのは、その1時間をお子さまが本当に通えるのかを、ご家庭が確かめていないことです。面接までに一度は、平日の登校時間帯に同じ経路を親子で通ってみてください。そのうえで「実際に乗ってみました。乗り換えは1回で、座れない日でも最後まで立っていられました」と話せれば、それだけで安心してもらえます。逆に、近くはありませんが頑張ります、という答え方は、いちばん不安を残します。
カトリックの学校ですが、信者でないと不利になりませんか
学校は信仰を求めていないと明記しています。面接で見られているのは、宗教の知識ではなく、ご家庭の価値観です。「人のために動ける子に育ってほしい」「持っているものを分け合える子であってほしい」といった、ご自身の言葉で語れる願いを用意しておけば十分です。洗礼の有無を先回りして説明する必要もありません。
共働きですが、行事や保護者会に出られるか心配です
共働きは合否に関係しないと公表されていますので、隠す必要はまったくありません。伝えるべきは働いている事実ではなく、参加できる体制です。年2回の面談と保護者会は日程が事前にわかりますので、「学校からいただいた年間予定にもとづいて、年度はじめに夫婦で担当を割り振っています」と答えられるようにしておきましょう。共働きでの受験の進め方は共働き家庭の小学校受験でも詳しく解説しています。
食事やお弁当の話題は出るのでしょうか
給食がない学校ですので、食にまつわる話題は出やすいところです。好き嫌いがあるのは当たり前ですから、無理にありませんと答える必要はありません。「にんじんが苦手でしたが、一緒に切るようになってから食べられるようになりました」というように、家庭での関わり方まで話せると印象が変わります。お子さまとのやりとりでも、食べ物の話題は必ずと言ってよいほど出ます。答えを暗記させるのではなく、毎日の食卓でその日いちばんおいしかったものを聞く習慣をつけておくのが、いちばんの練習です。
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清泉小学校の面接のポイント
清泉小学校の面接対策は、家庭の考えを自分の言葉で伝える準備が要になります。想定問答の作成はオーダーメイド面接回答集作成付きオンライン面接レッスン、面接の軸となる願書はオーダーメイド願書作成代行で承ります。
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