奈良女子大学附属小学校の面接では、どんなところを見られるのでしょうか?
奈良女子大学附属小学校(奈良県奈良市百楽園)の考査には、志願者と保護者それぞれの面接が含まれると資料に示されています。ただし学校が公式に公表したものではなく、質問の内容も公表されていません。答えを用意するのではなく、家庭の姿を自分の言葉で伝えられる状態を整えることが準備になります。詳細は必ず公式の募集要項でご確認ください。
大切なのは、以下の3点です。
・公表されている面接の形
・子どもの面接で大切になること
・保護者が準備しておきたいこと
奈良女子大学附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
奈良女子大学附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
公表されている面接の形
奈良女子大学附属小学校の考査内容として資料に示されているのは、ペーパー、行動観察、面接(志願者・保護者)です。子どもと保護者の双方に、話す場面が用意されていることになります。
ただしこれは調査にもとづく情報であり、学校が公式に公表したものではありません。質問の内容、面接の時間、面接官の人数といった具体的な情報も公表されていません。
したがって、断片的な体験談をもとに準備を組むより、学校が示している教育の方向に素直に向き合うほうが確実です。奈良女子大学附属小学校の教育を理解することが、そのまま準備になります。
子どもの面接で大切になること
子どもにとって面接は、初めて会う大人と向き合う場面です。緊張するのが当たり前ですので、うまく話すことを目標にせず、聞かれたことを受け取って自分の言葉で返せることを目指しましょう。
単語だけで答えるのではなく、短くても文の形にして伝えられると、考えていることが相手に届きます。食卓での「今日いちばん楽しかったことは何」といったやりとりが、そのまま練習の場になります。
家族以外の人と話す機会を、日常のなかで少しずつ増やしておくことも役立ちます。習い事の先生や近所の方に挨拶をする、お店で自分から注文してみる。そうした経験が、当日の落ち着きを支えます。
保護者が準備しておきたいこと
奈良女子大学附属小学校は、大正期から100年以上にわたり「奈良の学習法」を貫いてきた学校です。「しごと」「けいこ」「なかよし」という三つの学びで教育が組み立てられています。
また、この学校には通知表がありません。子ども一人ひとりの学び方や生き方を、個性的な成長として観察し評価するためで、保護者との面接によって学習生活の評価が知らされます。
こうした教育のあり方をどう受け止めているかは、保護者が話す言葉の土台になります。点数で評価されない環境を望んでいるのかどうかを、夫婦のあいだで話し合っておきましょう。
答えを用意しないという準備
想定した受け答えを暗記すると、その場で少し違う尋ね方をされたときに、かえって言葉に詰まります。子どもの場合はとくに、覚えた言葉が不自然に響いてしまうことがあります。
奈良女子大学附属小学校の教育目標には、真実追求の態度を強めることが掲げられています。学校が求めているのは、覚えた台詞ではなく、その家庭が実際に大切にしてきたことです。
教育方針説明会や学習公開見学会の機会に足を運び、実際の教室の様子や子どもたちの姿に触れておくことも、大きな準備になります。見たものにもとづく言葉には、説得力が宿ります。
当日を迎えるにあたって
奈良女子大学附属小学校の面接は、優劣を競う場というより、家庭と学校が互いを知る場です。着飾らず、ふだんどおりの姿で臨むことが、結果としていちばん伝わります。
子どもが答えに詰まっても、代わりに答えたり、目配せをしたりする必要はありません。考えている時間そのものが、その子の姿です。信じて待つ態度が、子どもの安心を支えます。
面接の実施方法や日程、考査の内容については、奈良女子大学附属小学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【奈良女子大学附属小学校】募集要項に示された「親子面接」の位置づけ
奈良女子大学附属小学校の令和9年度入学者募集要項では、選考は個人活動(筆記を含む)、集団活動、親子面接、書類審査によって総合的に評価すると示されています。
注目したいのは、面接が「親子面接」と書かれていること、そして書類審査と並んで挙げられていることです。お子さまだけを見る場ではなく、ご家庭ごと見られる場だと考えておくのが自然です。
日程のうえでは、これらはすべて令和8年10月3日(土)の一日のなかに置かれています。女子は受付8時30分・適性検査9時00分から、男子は受付12時30分・適性検査13時00分からです。半日で終わる形ですので、その日の体調と気持ちの整え方が結果に響きます。
なお、面接の所要時間や質問項目、出席者の条件については公表されていません。年度によって扱いが変わることもありますので、最新の情報は必ず募集要項でご確認ください。
【奈良女子大学附属小学校】学校の言葉づかいから、面接で見られる姿を考える
質問の予想を集めるより、学校が何を大切にしているかを知るほうが、面接の準備としては確かです。
奈良女子大学附属小学校は、文部科学省の研究開発学校として令和4年度から令和7年度までの研究に取り組んでいます。自らの生活を語る「かがやく時間」を新設し、力強く自分の考えを伝えようとできる言語能力を育成する、という課題が公表されています。
「かがやく時間」の年間計画は、4月から7月が「私の伝えたいこと①」、9月から12月が「自由研究発表」、1月から3月が「私の伝えたいこと②」。評価は「話すこと」「聞くこと」「話し合う(聞き合う)こと」「書くこと(資料作成)」の四つの領域です。令和6年度の報告書には、この学びを「教わってから考える学習」から「考えてから教わる学習」への転換として位置づけたと記されています。
さらに、系列の奈良女子大学附属中等教育学校が実施する連絡進学適性検査では、令和8年度の時程として表現Ⅰ(言語的表現)、表現Ⅱ(数理的表現)、表現Ⅲ(対話的表現)という区分が公表されています。小学校から中等教育学校まで、「自分の言葉で伝え、相手とやりとりする」ことを一貫して重んじているのが分かります。
面接の準備も、この方向に合わせるのが自然です。用意した答えを滑らかに言えることより、聞かれたことを受け止めて、自分の言葉で返せることを大切にしてください。
【奈良女子大学附属小学校】面接についてよくある質問
面接は子どもだけで受けるのですか
令和9年度入学者募集要項には「親子面接」と示されています。お子さまと保護者が一緒に臨む形です。出席できる保護者の条件などの細かい規定は公表されていませんので、気になる場合は学校へ直接ご確認ください。
面接はいつ行われますか
検査日である令和8年10月3日(土)のなかで行われます。個人活動、集団活動、書類審査とあわせて総合的に評価されると示されています。
質問される内容は公表されていますか
いいえ。募集要項に示されているのは選考の区分までで、質問項目や所要時間は公表されていません。受験情報サイトなどで見かける内容は学校が公表したものではありませんので、鵜呑みにしないようにしましょう。
子どもに答え方を覚えさせたほうがよいですか
おすすめしません。この学校が育てようとしているのは、自分の考えを自分の言葉で伝える力です。丸暗記した答えは、少し角度を変えて聞かれた瞬間に止まってしまいます。日々の会話のなかで、理由まで話す習慣をつけていきましょう。面接対策でも、この考え方でご一緒しています。
保護者はどのような姿勢で臨めばよいですか
ご家庭で大切にしていることを、お父様とお母様が同じ方向で語れるように整えておきましょう。答えをそろえる必要はありませんが、子育ての軸がちぐはぐだと、聞き手には迷いとして伝わります。
面接の前に学校を見ておくべきですか
令和9年度は、令和8年7月2日(木)・7月4日(土)に説明会、7月8日(水)に「こども見学の日」が予定されていました。実際に足を運んで感じたことは、面接の場でいちばん自然に語れる材料になります。
あわせて読みたい 関連記事
ご家庭で面接練習ができる教材があります
質問316問と男女別回答例632例を収録。ご家庭でそのまま面接練習ができます。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























