奈良女子大学附属小学校の入学者選考では、どんなことが行われるのでしょうか?
願書は説明会でしか受け取れません
奈良女子大学附属小学校の願書は、教育方針説明会に参加した家庭に、受検されるお子様1名につき1部が渡されます。説明会以外での願書配付はないと明記されています。
令和9年度入学者の場合、教育方針説明会と学習見学会が2026年7月2日、教育方針説明会と施設見学会が7月4日に予定されています。7月8日には「こども見学の日」もありますが、この日に願書の配付はありません。
受付開始時間までの入構は遠慮するよう求められています。学校の周辺には開門まで待てる場所がないため、時間を調整して来校してくださいと案内されています。
出願には通学の条件があります
奈良女子大学附属小学校への入学が可能な区域は、年度ごとの募集要項で示される通学区域であり、かつ通学時間が45分以内である地域とされています。
通学区域に住んでいるだけでは足りず、45分以内で通えることが条件です。学校のホームページには、通学許可範囲を確認するための資料も掲載されています。
この条件を満たさなければ、そもそも出願ができません。選考の準備よりも先に、確かめておくべき事項です。
選考は「適性検査」と呼ばれます
奈良女子大学附属小学校が公表している選考の名称は「適性検査」です。令和9年度入学者の場合、2026年10月3日に実施されると公表されています。
適性検査の中身は、令和9年度入学者募集要項のなかで区分だけが示されています。示されているのは、個人活動、集団活動、親子面接、書類審査の四つで、これらを合わせて総合的に評価するという書き方です。
個人活動には筆記が含まれると明記されています。お子さま一人で取り組む場面があり、そこに紙と鉛筆を使う課題が入るということです。集団活動は、初めて顔を合わせるお子さん同士が同じ場で活動する場面を指します。親子面接は、保護者とお子さまが一緒に受ける形の面接です。書類審査は、提出した書類にもとづいて行われます。
一方で、どの分野からどんな課題が出されるのか、面接で何を尋ねられるのかといった具体的な中身は公表されていません。市販の資料にペーパーや行動観察といった記載が見られることもありますが、それは学校の公式発表ではありません。
したがって、憶測にもとづく対策は避けてください。学校が示している教育の方向に素直に向き合うほうが、確実な備えになります。
出願から結果までの流れ
令和9年度入学者の願書受付は、2026年8月17日から8月28日までです。必要書類を封筒に入れ、簡易書留で郵送します。消印有効とされています。
適性検査は2026年10月3日、合格発表および入学手続きについての説明会は10月6日の午前中に行われます。検査から発表まで、日数は短く設定されています。
なお、令和9年度の入学者募集要項には、抽選についての記載はありません。要項に示されているのは、個人活動(筆記を含む)、集団活動、親子面接、書類審査による総合評価までです。抽選の有無は、その年度の募集要項でご確認ください。
学校が大切にしていること
奈良女子大学附属小学校は、大正期から100年以上にわたり、子ども主体のアクティブ・ラーニングである「奈良の学習法」を貫いてきました。通知表がないことでも知られています。
教育目標は、開拓・創造の精神を育てること、真実追求の態度を強めること、友愛と協同の実践を進めることの三点です。答えを速く出す訓練より、納得のいくまで考える経験が、この学校の学びに近づきます。
選考の内容や日程は年度によって変わります。奈良女子大学附属小学校が公表する最新の募集要項で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
【奈良女子大学附属小学校】令和9年度入学者募集要項で公表されている検査の枠組み
奈良女子大学附属小学校が公表している令和9年度入学者募集要項では、検査の日程と区分がはっきり示されています。まず押さえておきたいのは、検査が一日で完結するという点です。
検査日は令和8年10月3日(土)です。女子は受付が8時30分から、適性検査が9時00分から。男子は受付が12時30分から、適性検査が13時00分からとなっており、男女で時間帯が分かれています。
募集人員は第1学年児童70名で、このなかに本学附属幼稚園からの進学者約50名が含まれると明記されています。検定料は3,300円です。
出願は郵送で行います。令和8年8月17日(月)から8月28日(金)まで(消印有効)に、簡易書留で送る形です。
合否は令和8年10月6日(火)9時00分から10時00分に専用ホームページで発表され、同じ日の11時00分から本校で入学手続説明会が行われます。日程や金額は年度によって変わりますので、最新の情報は必ず募集要項でご確認ください。
【奈良女子大学附属小学校】学校が育てようとしている力から検査を読み解く
奈良女子大学附属小学校は、文部科学省の研究開発学校として令和4年度から令和7年度までの研究に取り組んでいます。研究開発課題は、自らの生活を語る「かがやく時間」を新設し、力強く自分の考えを伝えようとできる言語能力を育成する教育課程と指導法を研究開発することだと公表されています。
「かがやく時間」の年間計画は全学年共通で三つに分かれます。4月から7月が「私の伝えたいこと①」、9月から12月が「自由研究発表」、1月から3月が「私の伝えたいこと②」です。
令和6年度の研究開発実施報告書では、この時間を「教わってから考える学習」から「考えてから教わる学習」への転換として位置づけています。評価も「話すこと」「聞くこと」「話し合う(聞き合う)こと」「書くこと(資料作成)」という四つの領域で見取る形がとられています。
授業時数を見ると、令和6年度は1年生で68時間、2年生から4年生で70時間、5年生と6年生で35時間が「かがやく時間」に充てられ、その分だけ国語の時数が減らされています。
自分の考えを持ち、人の話を受け止め、言葉にして伝えるという営みが、学校生活の真ん中に置かれているわけです。個人活動、集団活動、親子面接という検査の区分を眺めるときも、この学校観を知っているかどうかで見え方が変わってきます。
お子さまに合う準備の進め方が分からないときは、オンライン個別相談もご利用いただけます。
【奈良女子大学附属小学校】試験内容についてよくある質問
検査は一日で終わりますか
令和9年度入学者募集要項では、検査日は令和8年10月3日(土)の一日として示されています。前日や翌日にまたがる日程は書かれていません。
男女で集合の時間は違いますか
はい。募集要項では女子が午前、男子が午後というかたちで示されています。受付時間はお子さまによって異なりますので、思い込みで動かず、手元の要項で確かめてください。
出題の内容は公表されていますか
募集要項に書かれているのは、個人活動(筆記を含む)、集団活動、親子面接、書類審査によって総合的に評価する、という区分までです。具体的な出題内容までは示されていません。だからこそ、直前の詰め込みよりも、日々の生活のなかで考えを言葉にする経験を積み重ねておくことが生きてきます。
学校の規模はどのくらいですか
令和6年度の研究開発実施報告書によると、児童数は全学年で407名、12学級です。各学年2学級で、教職員は33名と記載されています。1学年およそ70名という規模感は、集団活動の場面を思い描くときの手がかりになります。
説明会には子どもも一緒に行けますか
令和9年度入学者募集要項では、7月2日(木)と7月4日(土)の説明会はお子さまの同伴ができないこと、7月8日(水)は「こども見学の日」としてお子さまと一緒に参加できることが示されています。年度ごとに設定が変わりますので、その年の案内をご確認ください。
合格発表はどのように行われますか
令和9年度入学者募集要項では、令和8年10月6日(火)9時00分から10時00分に専用ホームページで発表すると示されています。同じ日の11時00分からは本校で入学手続説明会が予定されており、発表からその日のうちに動く流れになります。当日の予定は空けておくと安心です。
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