試験の中身を知ることは、家庭での準備の方向を定めることにつながります。智辯学園奈良カレッジ小学部の考査は、ペーパーと制作、そして考査日前に実施される親子面接で構成されてきました。行動観察が加わる年度もあります。ここでは過去の内容を整理します。
考査の構成と面接の時間
過去の考査内容は、ペーパー(お話の記憶、図形、数量、言語、推理など)と制作でした。親子面接は考査日の前に実施され、面接時間は約15分とされています。
例年、ペーパーテスト、制作、行動観察、保護者と志願者の面接という形で実施されています。子どもの力を一つの角度から測るのではなく、複数の場面を通して見る設計です。
同じ分野の問題を違う切り口で出題するのがこの学校の特徴です。数多くの問題に対する柔軟性が必要になります。一つの解き方を覚えるのではなく、問われている内容そのものを読み取る姿勢を育てておきましょう。
ペーパーは出題範囲が広い
ペーパーテストは出題範囲が広く、基礎的な問題から複合的な内容を含む問題まで、さまざまな内容が出題されています。そのため、幅広い分野での基礎学習をしっかりと行っておく必要があります。
図形、数量、言語、推理、お話の記憶を中心に、バランスよく学習を行ってください。特定の分野だけを深く掘り下げても、当日の出題に対応しきれません。
数量では、絵の中で1番多いのは何ですか、その絵の四角の中にその数だけ丸を書いてくださいという設問が出されました。数える力と見比べる力の両方が問われます。
言語と行動観察の出題例
言語では、左上の鉛筆から右下のイルカまでしりとりができるように線でつないでくださいという設問が出されました。絵の名前を正しく知っていることが前提になります。
行動観察では、ものまねゲームや神経衰弱ゲームが行われました。勝ち負けを競う場面ではなく、友達と楽しく取り組めるかどうかが見られています。
制作テストでは、パンダカスタネットを作る課題が出されました。手先の器用さだけでなく、指示を聞いて順序どおりに進める力が必要です。身近な材料で、説明を聞きながら作る経験を重ねておくとよいでしょう。
制作は完成度よりも姿勢が見られる
制作では、作品の完成度よりも、取り組む姿勢や周囲との協調性などが観られます。上手に作ることを目標にすると、かえって評価される点から離れてしまいます。
そうしたことを認識したうえで取り組むよう、家庭で子どもに伝えておきましょう。失敗しても最後までやり切る姿勢が、この学校で見られている中心です。
折り紙、はさみ、のりに日常的に触れ、道具を安全に扱い、片付けまでを自分で行う習慣をつけておくとよいでしょう。作品を親が手直ししてしまうと、子どもが自分で決めて手を動かす機会が失われます。
面接に向けた家庭の準備
面接時間は約15分です。12年一貫教育についてなど、学校の教育内容についての質問がされますので、学校案内にしっかり目を通しておく必要があります。
説明会に足を運んで学校の教育方針への理解を深めておくことが大切です。そのうえで、家庭の教育方針を明確に持っておくようにしましょう。
出題内容や形式は年度によって変わります。ここに挙げたのは過去に公表された例ですので、そのまま次の年に出るとは限りません。最新の情報は公式の募集要項でご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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