智辯学園奈良カレッジ小学部から、中学校へはどう進むのでしょうか?
12年一貫教育という設計
智辯学園奈良カレッジ小学部は、2004年に小学部・中学部・高等部が同時に開校しました。同じ敷地に三つの校舎があり、十二年間を通した教育が設計されています。
2016年には、小学部の1期生が高等部を卒業しました。開校から二十年あまりを経て、十二年間を通した教育の成果が積み重なってきた段階にあります。
年間行事にも、6年生を対象とした7月の中学部説明会、5年生を対象とした8月の中学部授業体験、11月の小中交流会が組み込まれています。小学部にいる段階から、中学部が身近な存在になっています。
無条件での進学はできません
智辯学園奈良カレッジ小学部は、12年一貫教育で中学部・高等部への進学を原則としていますが、学力や生活態度など一定の基準を超えていただくことが必要だと明記しています。
その理由として、緊張感と努力のない生活はかえって児童の持つ能力を損なうことになるので、無条件での進学はできないと説明されています。学校の考え方がはっきり示された一文です。
したがって、十二年間が自動的に保証されるわけではありません。1年生から毎日30分程度の家庭学習の課題が出されるのも、この方針と地続きです。
公表されている系列校
智辯学園奈良カレッジ小学部の系列校として、小学校では智辯学園和歌山小学校が挙げられています。中学校・高校では、智辯学園中学・高等学校、智辯学園奈良カレッジ中学・高等部、智辯学園和歌山中学・高等学校です。
系列に大学はありません。高等部を卒業したあとは大学受験を経て進路を選ぶことになりますので、十二年間の先を見据えた学力形成が学校の設計に組み込まれているという理解が正確です。
学校見学のイベントでは、現役で大学に合格した卒業生による座談会が開かれることもあります。国公立大学や関西の有名私立大学の合格者が登壇すると案内されています。
途中から入る道と戻る道
智辯学園奈良カレッジ小学部の転・編入制度は「あり」と公表されています。転入学を希望する場合は、まず入試広報部へ問い合わせることが求められています。
復学制度もあります。保護者の転勤で海外に転居した場合、帰国後に再入学の試験を実施し、一定の点数が取れれば復学が認められる仕組みです。帰国子女の受入も行われています。
転勤の可能性がある家庭にとって、この柔軟さは判断材料になります。ただし条件がありますので、必ず学校へ直接確認してください。
進学を考えるときの視点
12年一貫教育の利点は、高校受験に時間を取られずに学びを積み上げられることです。智辯学園奈良カレッジ小学部では、College Timeという独自の教科で六年間を通した探究学習が行われます。
一方で、同じ環境に長く身を置くということでもあります。その環境が子どもに合っているかどうかは、入学前に学校を訪れ、実際の空気に触れて確かめておく価値があります。少人数制の学校見学ツアーや個別見学も用意されています。
系列校の関係、進学の条件、転入や復学の要件については、智辯学園奈良カレッジ小学部が公表する最新の案内で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
公式サイトが示す、内部進学の考え方
12年一貫と聞くと、入学すればそのまま高等部まで進めると受け取られがちです。ところが智辯学園奈良カレッジ小学部の公式サイトには、そこに条件があることがはっきり書かれています。ここは志望を固める前に必ず確認しておきたい部分です。
進学は「原則」ですが、基準があります
公式サイトの「よくある質問」には、中学部・高等部への進学について、12年一貫教育のもとで進学を原則としながらも、学力や生活態度において一定の基準を超えていただく必要があるという趣旨が明記されています。つまり、在籍していれば無条件に上がれるという設計ではありません。ただし、その基準の具体的な数値や運用までは公表されていませんので、ここを推測で語ることはできません。気になる場合は、学校説明会や個別の学校見学の場で直接たずねるのが確実です。
基準を支えるのは、日々の学習習慣です
公式サイトには、1年生から毎日30分程度の家庭学習の課題を出し、「丹念に、確実に、自分の力でやりとげる」習慣が身につくよう指導する、という方針も示されています。この一文は、内部進学の話とつなげて読むと意味がはっきりします。学力の基準は、6年生になってから慌てて上げるものではなく、1年生からの毎日30分の積み重ねが土台になっている、という設計だからです。年間の休業日が日曜・祝日と毎月第2土曜日で、夏休みが8月1日から24日、冬休みが12月25日から1月7日、春休みが3月25日から4月6日とされていることも、学習の時間を確保する仕組みの一部と見ることができます。
保護者が学校と話せる機会は定期的にあります
公式サイトの「よくある質問」には、授業参観、保護者会、作品展、運動会、文化祭などで毎月1回程度保護者が学校へ来る機会がある、と書かれています。内部進学に関わる心配ごとは、成績が出てから相談するより、こうした機会に少しずつ担任と共有しておくほうが動きやすくなります。学校を選ぶ段階でも、この頻度で学校に足を運べるかどうかは、現実的な検討材料になります。
智辯学園奈良カレッジ小学部の内部進学についてよくあるご質問
進学の基準は公表されていますか
公式サイトで確認できるのは「学力や生活態度において一定の基準を超える必要がある」という方針までで、点数や順位といった具体的な基準は公表されていません。塾や口コミで語られる数字を前提に考えるのは危険ですので、必要であれば学校に直接確認してください。
外部の中学校を受験することはできますか
この点について、公式サイトには明確な記載が見当たりません。したがって、この記事では断定を避けます。外部受験を選択肢に入れて考えたいご家庭は、出願前に学校へ問い合わせておくことをおすすめします。問い合わせ先は入試広報部(0745-79-1111、平日9時から16時、土曜9時から12時。第2土曜を除く)です。
小学部のうちに何をしておけばよいですか
特別なことではなく、公式サイトが掲げている「自分の力でやりとげる」習慣を崩さないことです。毎日30分の課題を、親が答えを教えて早く終わらせる時間にしてしまうと、学年が上がって内容が難しくなったときに一気に苦しくなります。時間がかかっても自分で最後まで進み、まちがえたところをあとから見直す。この流れを1年生のうちに固めておくことが、いちばん効きます。
学校見学で内部進学について質問してもよいですか
問題ありません。公式サイトでは個別の学校見学を随時受け付けていると案内されています。学校説明会、親子体験会、入試説明会、オープンキャンパスといった行事も案内されており、申し込みはインターネットの予約システムから行う形です。開催の日程は年度ごとに更新されますので、公式サイトの案内をご確認ください。
きょうだいで通わせる場合に気をつけることはありますか
きょうだいに関する特別な取り扱いについて、公式サイトには記載が見当たりませんので、この記事では触れません。実務的に効いてくるのは、通学バスの発着駅が同じであること、土曜授業の曜日がそろうこと、保護者の来校が学年ごとに重ならないかどうかといった生活面です。上の子が在籍しているご家庭は、この三点を実感として持っているはずですので、下の子の受験を考えるときの判断材料になります。
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