箕面自由学園小学校では、どんな教育が行われているのでしょうか。
「体験と実践」で個性を伸ばす
同校は「体験と実践」を通して、子ども一人ひとりの可能性を広げ、自由に個性を伸ばす教育を掲げています。「知識」と「体験」の2つの軸を持つ教育プログラムが特徴です。
一つの丘の上に幼稚園・小学校・中学校・高等学校がある総合学園で、小中高の一貫した連携教育が行われています。
教科と教科をつなぐ教科横断型授業や、五感を使って体感する学習を通じて、物事を多面的に捉える力を育てています。
英語は習熟度別で学ぶ
英語は、就学前の学習に差があることを踏まえ、4年生までの間、学年を2クラスに分けた習熟度別授業が行われます。1年生入学後に様子を見てクラス編成をします。
ネイティブ教員による英会話に加え、日本人教員による英語演習も設けられ、資格検定や進学に向けた英文法の習得を目指します。
実用的な英語を扱えることを目標に、聞く・話すだけでなく、書く力も育てていく学びが特徴です。
理科・算数の専門的な学び
同校では、低学年から専科教員を配しています。1・2年生の理科では、専科教員が体験的な活動を通して、身近な不思議を発見し、科学への興味を高める授業を展開しています。
算数は、5・6年生で習熟度別授業を行い、6年生の夏までに小学校の学習範囲を終えるカリキュラムです。その後は中学受験を見据えた演習に取り組みます。
複数の目で児童を見守りながら、専門性の高い授業を行う体制が整えられています。
4年生からのコース制
4年生からは、自分の好きなことや得意なことをより大きく伸ばすために、週1コマの演習授業がコース別に設けられます。
自分の興味関心や、将来の目標に向けて、実践的な力を養う時間です。一人ひとりの個性に合わせた学びが用意されています。
習熟度別授業とコース制を組み合わせることで、少人数のメリットを生かした、きめ細やかな教育が行われています。
家庭で意識しておきたいこと
まずは、いろいろな体験に前向きに取り組めるよう、家庭でも五感を使う経験の機会を用意しておくとよいでしょう。
あわせて、英語や算数などに楽しく触れられる環境を整えておくと、入学後の習熟度別の学びにもスムーズになじめます。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
目標は「使える英語」です
箕面自由学園小学校の公式サイトでは、英語教育の目標として「使える英語」を掲げ、ネイティブの教員と英語科の教員が協力して指導すると説明されています。「毎日生きた英語とふれあい、4技能プラス体験ですくすくと育みます」という言葉も紹介されています。
内容として挙げられているのは、まず異文化の理解です。ハロウィンやクリスマス、バレンタインデーといった行事を通じて日本と海外の文化の違いを知り、感謝祭では現地のゲームを体験する取り組みが行われています。
もうひとつの柱が、日本の文化を海外へ発信する学びです。衣食住について学んだうえで、4年生は学習発表会で和太鼓の歴史を調べて演奏を披露し、関西の観光情報を海外に向けて作成する活動にも取り組んでいるとされています。英語を「習う教科」ではなく「伝えるための道具」として扱っている点が、この学校の特徴です。
キャリアフレームのページには、小学校の6年間で中学3年分に相当する英語を学ぶという説明もあります。
海外とつながる機会が用意されています
学んだ英語を実際に使う場も設けられています。公式サイトによると、2019年度にオーストラリア・ブリスベンの Cannon Hill Anglican College と姉妹校の提携を結び、4年生から6年生を対象とした10日間の「オーストラリア体験学校」を実施しているとされています。年間行事のなかにも「オーストラリア体験学校」が挙げられています。
校内で成果を発表する機会もあります。レシテーションコンテストに加えて、2021年度からは Spelling Bee が始まったと紹介されています。英語検定の級に応じて参加する形式で、学習の到達点が目に見えるようになっています。
英語に苦手意識を持つお子さまでも、1年生から4年生までは習熟度別の授業が行われ、入学後の学習状況を確かめたうえで学年を2つのクラスに分けると説明されています。いきなり難しい内容に放り込まれるのではなく、それぞれの段階から積み上げていける設計です。
家庭では、英語の先取り学習よりも、行事や体験で見たことを日本語で説明できるようにしておくほうが役に立ちます。伝えたい中身があってこそ、言葉は伸びていくからです。
放課後にも学びを重ねられます
授業のほかに、放課後の講座でも学びを深められます。公式サイトによると、アフタースクールは小学校の敷地内で行われ、本校の教員が担当して日常の学習と連携した指導を行うとされています。預かり保育の「わくわくHOME」は19時までで、最寄りのバス停や駅までの随伴もあります。
講座は年度によって変わる可能性があるとしたうえで、英語道場、英会話、プログラミング、進学発展演習、科学実験、そろばん、寺子屋、パズル道場、書道、絵画、ヴァイオリン、コルネット、ミュージック、チアリーディング、スポーツが紹介されています。英語だけでも「英語道場」と「英会話」の2つが並んでいる点に、力の入れどころが表れています。
同じ敷地に中学校と高等学校があることも、この学校ならではの環境です。中学校のSTEMルームを使ったり、合同の行事に参加したりする交流が公表されています。中学・高校では45分授業とICTを組み合わせた学びに進むと示されており、小学校からの学び方が途切れずに続いていく形になっています。
英語と学びについてよくある質問
英語の授業は週に何回ありますか
授業時数についての記載は、公式サイトでは確認できませんでした。公表されているのは、1年生から4年生までを習熟度別に行うこと、学年を2つのクラスに分けることです。
ネイティブの先生はいますか
ネイティブの教員と英語科の教員が協力して指導すると公式サイトに記載されています。人数までは公表されていません。
タブレットや端末はどのように使いますか
コース制のページには、英語演習でタブレットを使った英作文に取り組んでいるという在校生の声が紹介されています。端末の配布方法や費用の扱いについての記載は見当たりませんでした。
理科や算数はどのように学びますか
1年生から理科の専科授業があり、生活科のなかから理科の分野を取り出して専科の教員が指導すると説明されています。算数は5年生と6年生で習熟度別になり、6年生の夏休みまでに小学校の範囲を終えて、2学期からは中学受験に対応した演習に移ると案内されています。
学びを支えているのは、体験の多さです
英語やICTといった言葉だけを見ると、机の上の学びを思い浮かべがちですが、この学校の土台にあるのは体験です。公式サイトでは、教育方針として「体験と実践」を掲げ、教科横断型の授業、五感を活用した学習、1年生からの理科専科授業を柱に挙げています。
年間行事にも、その考え方が表れています。5年生は5月に田植え、10月に稲刈りを行う「ふるさと体験学校」に参加し、1月にはしめなわ作りや左義長祭が行われます。宿泊をともなう体験は1年生から始まり、9月の「なかよし体験学校」(1年)、9月の「ふれあい林間学校」(2・3年)、7月の臨海学校と1月のスキー学校(4・5年)、2月の修学旅行(6年・長崎での平和学習)が紹介されています。
見て、触れて、感じたことを言葉にする。その積み重ねがあるからこそ、英語で発信する学びも成り立ちます。ご家庭でも、体験したことを家族に話す時間を大切にしていただくと、この学校の学び方によくなじみます。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)


























