関西大学初等部の親子面接では、どんなことが話題になるのでしょうか。
子どもがうまく話せなかったらと思うと、今から不安です。
関西大学初等部の入試で行われる親子面接は、学力や知識を測る場ではなく、家庭での関わり方や考え方を確認する場です。親子の自然なやり取りや日常の生活の中での価値観がそのまま面接に表れるため、完璧な答えを準備するよりも、普段通りの関係性を見せることが大切となります。
実際に受験した家庭の体験からわかるポイントは次の通りです。
・子どもが完璧に話せなくても大丈夫
→親子の雰囲気や家庭の考え方がしっかり伝われば印象は良い
・面接で確認される内容
→面接当日の流れ
→よくあるご質問
→面接官が見ているポイント
→家庭でできる準備の方法
本記事を読むことで、親子ともに安心して面接に臨めるようになり、家庭の自然な関わり方をして伝えるコツもわかります
関西大学初等部の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
関西大学初等部を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!。
【関西大学初等部】親子面接の当日の流れ
親子面接は比較的落ち着いた雰囲気で行われますが、独特の緊張感があります。流れを知っておくだけでも安心感が大きく変わります。
| 流れ | 内容 |
| 控室待機 | 応接室が待機室となり、1家族のみで待機します。他の受験者のご家族と一緒になることはなく、お子さまの緊張がやわらぐよう本が用意されています |
| 呼び出し | 時間になると教頭先生が迎えに来られ、面接室まで先導してくださいます |
| 面接開始 | 親・子それぞれに質問 |
| 親子同時質問 | 家庭の様子や価値観について確認 |
| 退出 | 挨拶をして退室 |
面接室に入る前から評価は始まっています。控室での親子のやり取り、親の声かけ、子どもの様子も見られていると考えた方がよいでしょう。ある家庭では、控室で子どもが少し緊張していたところ、親がそっと手を握って落ち着かせる声かけをしたことで、面接中も自然に話すことができたという体験があります。
【関西大学初等部】面接で問われるテーマの方向性
関西大学初等部の面接では、知識を問う質問はほとんどなく、重視されるのは「考え方」と「日常の積み重ね」です。家庭でどのように子どもに関わっているかがそのまま面接に現れます。
保護者に問われるテーマ
保護者には、教育方針や家庭で大切にしていることが中心になります。扱われるのは次のような領域です。
・志望理由と、学校選びの経緯
・ご家庭で大切にしている価値観
・お子さんのよいところと、いま伸ばそうとしていること
・子育てで意識していること
・お子さんが困ったときの関わり方
見られているのは、一貫性や家庭の価値観です。立派な答えよりも、日常の実例がある話の方が伝わります。答えを組み立てるときは、結論を一文で示し、その根拠になった場面を短く添え、これからどうしたいかで結ぶ順番にすると自然です。
たとえば、子どもが片付けを嫌がるとき、一緒にやりながら「自分でできるように見守る」といった体験談は、そのまま家庭の方針として評価されやすいです。
お子さまに問われるテーマ
お子さまに向けられるのは、暮らしの中でそのまま答えられる範囲の話題です。難しい内容ではありませんが、そのぶんごまかしは効きません。
・自分についての基本的なこと
・好きな遊びと、園での楽しい時間
・お友達との関わり方
・お家でのお手伝い
ポイントは、正解よりも自分の言葉で話せているかです。詰まっても親が助けすぎると、主体性が失われる印象を与えてしまいます。体験談でも、「少し考えながらも自分の言葉で話す子の方が、完璧に答えた子より印象が良かった」という声が多く聞かれます。
【関西大学初等部】面接で見られやすいポイント
面接でチェックされるのは次のような点です。
・親子の関係性(信頼や距離感)
・子どもの主体性
・保護者の教育観の一貫性
・日常生活の丁寧さ
・学校との相性
特に親が話しすぎないことが重要です。子どもが答える場面で先回りして話すと、主体性を奪っていると見られることがあります。ある家庭では、親が口を挟まずに見守ったことで、子どもが自然に話せ、面接官から「落ち着いて話せている」と評価された例もあります。
【関西大学初等部】面接で崩れやすい家庭のパターン
どんなに準備していても、当日崩れてしまうことがあります。よくあるパターンを知ると対策になります。
崩れやすい家庭の特徴
・親が答えを誘導してしまう
・子どもが話している途中で口を挟む
・志望理由が表面的で一貫性がない
・他校との併願前提が透けて見える
・子どもが普段と違いすぎる(作られた印象)
特に多いのが、「よく見せよう」とするあまり不自然になるケースです。準備は大切ですが、作り込んだ答えはかえって違和感につながります。
普段親子関係をベースに、無理のない形で伝えることが重要です。
また、面接では内容だけでなく、言い方や伝え方も見られています。実際にありがちな受け答えとして、注意したいポイントを整理すると次の通りです。
| NG発言・対応 | なぜ注意が必要か | 改善のポイント |
| まだ小さいのでできません | 子どもの可能性を否定している印象になる | これから経験を積みながら伸ばしていきたいと前向きに伝える |
| 特にありません | 家庭の方針が見えにくい | 小さなことでも日常の具体例を伝える |
| 言うことを聞かなくて困っています | 一方的な評価に見える | 困った場面と関わり方をセットで話す |
| 子どもの代わりに答える | 主体性を奪っている印象 | 子どもが話すのを待つ姿勢を見せる |
| 完璧すぎる回答 | 作られた印象になる | 具体的なエピソードを交えて自然に話す |
ポイントは、できていないことを隠すのではなく、「どう関わっているか」を伝えることです。面接官は結果よりも過程を見ています。
体験談でも、短所を聞かれた際に「できない点」だけで終わらず、「普段どのように声かけをしているか」まで話したことで、家庭の関わり方が伝わり、良い評価につながったケースがあります。
【関西大学初等部】家庭でできる面接対策
特別なトレーニングよりも、日常の積み重ねがそのまま対策になります。
すぐできる対策
・日常会話で「どう思う?」と問いかける
・子どもが話す時間をしっかり確保する
・親が最後まで話を聞く習慣をつける
・挨拶や返事を丁寧にする
・家庭の方針を言語化しておく
簡単な練習方法
・親子で質問ごっこをする
・1問1答ではなく会話形式で練習する
・答えを覚えさせず、自然な言葉で話す練習をする
ポイントは暗記させないことです。覚えた言葉は本番で崩れやすく、不自然さが出ます。日常の会話や生活の中で、自分の言葉で話す力を育てることが最も効果的な準備になります。
【関西大学初等部】面接の日程と所要時間
関西大学初等部の入試はA日程とB日程の2回に分けて実施され、募集人員は両日程あわせて男女計60名です(A日程には関西大学幼稚園からの入学者を含みます)。親子面接は、考査・行動観察とは別の日に行われます。
2027年度入試の日程は次の通りです。
- A日程 親子面接:2026年8月26日(水)〜9月6日(日)のうち学校が指定した日/考査・行動観察:2026年9月11日(金)
- B日程 親子面接:2026年11月28日(土)・11月30日(月)のうち学校が指定した1日/考査・行動観察:2026年12月12日(土)
面接時間は約15分で、配分の目安は保護者が約5分、お子さまが約10分とされています。月齢によって点数が加算されることはありませんが、月齢に合わせた聞き方をするなどの配慮がなされています。また公平を期すため、面接はすべてのご家庭に校長先生と教頭先生のお二人で行われます。
2027年度の出願期間は、A日程が2026年7月6日(月)から8月20日(木)、B日程が2026年10月15日(木)から11月16日(月)と公式サイトに示されています。合格発表はA日程が2026年9月14日(月)、B日程が2026年12月14日(月)、受験料は20,000円です。
日程や募集人員は年度により変わりますので、最新の内容は必ず学校の募集要項でご確認ください。
【関西大学初等部】お子さまへの問いかけが広がる進み方
関西大学初等部の面接でいちばん特徴的なのは、お子さまとのやり取りが一問一答で終わらない点です。1つの答えから会話をふくらませ、お子さまのことをたくさん知ろうとされます。
お子さまに問われるテーマと広がり方
扱われるのは、次のような領域です。いずれも最初のひと言では終わらず、そこから「どんなふうに」「どうして」と会話が続いていきます。実際には、次のような広がり方をした年があります。
- 園の生活について、通っている園の名前、登園のしかた、担任の先生のことを尋ねられます
- お友達については、名前を三人ほど挙げたうえで、その子がどんな子なのか、いつもどんな遊びをしているのかまで広げて聞かれます
- 園庭の遊具の話題では、どの遊具で遊ぶのかから入り、その遊具でどう遊ぶのか、ほかにはどんな遊具があるのか、いちばん好きなものはどれで、それはなぜかへと順に深められます
- いま頑張っていることを答えると、それはいつ行われるものなのか、どんな種目や内容があるのか、難しいと感じるのはどこかまで続けて尋ねられます
- 習い事については、そこで何をしているのか、一緒に遊ぶお友達はいるのか、得意な運動は何かへと話が広がります
- 夏休みにいちばん楽しかったことを聞かれ、誰と出かけたのか、そこで何をしたのかまで確かめられます
- お父さまと一緒に遊ぶことがあるかを尋ねられ、あると答えると、具体的に何をして遊ぶのかまで聞かれます
- お手伝いの内容、嫌いな食べもの、お母さまの手料理で好きなものを一番目から順に挙げる、という問いも出ています
- 兄弟姉妹とけんかをするかを聞かれ、どんなことでけんかになるのか、仲直りはできたのか、どうやって仲直りしたのかまで続きます
- 朝は何時に起きるのか、朝ごはんを食べてきたのかから入り、今日は何を食べたのか、それは誰が作ったのかへと進みます
このように、答えたひと言をきっかけに二段三段と掘り下げられるため、暗記した受け答えでは途中で行き詰まってしまいます。
答えるまでに時間がかかっても、先生方は「ゆっくりでいいよ」と待ってくださいます。保護者が先回りして代わりに答えることは絶対に避け、お子さまがご自分の言葉で話し終えるまで待つ姿勢が大切です。ご家庭では答えを覚えさせるのではなく、ひとつの話題を掘り下げて会話を続ける練習をしておくと、当日も言葉が途切れにくくなります。
保護者に問われるテーマ
保護者とのやり取りは簡潔で、数も多くありません。お子さまの時間を確保するためにも、要点をしぼってお答えになることが大切です。
- お父さま:受験番号と氏名の確認、志望動機、お子さまのよいところ、願書に書ききれなかったこと
- お母さま:学校説明会やオープンスクールで印象に残ったこと、お子さまの家での様子
学校説明会では「共に長く学んでいくことになるお子さんのことを知りたい」という趣旨のお話があり、面接のねらいは、保護者には学校に対する思いとお子さまの育ちを、お子さまには伝える力・対話力と周囲への関心を確かめることにあります。基本的な生活習慣は入試のためだけのものではなく、入学後の学校生活とお子さまの育ちの土台になるものです。日々の暮らしの中で「素直さ」「集中力」「聞く力」「伝える力」を育てておかれることが、いちばんの面接対策になります。
まとめ|関西大学初等部の面接は“言葉の出来”ではなく、家庭の軸の確認
親子面接は、受け答えの上手さを競う場ではありません。見られているのは、家庭の軸がしっかりしているかどうかです。
最後に押さえておきたいポイント
・完璧な回答よりも自然なやり取りが重要
・親子の関係性は必ず伝わる
・子どもの言葉を尊重する姿勢が評価される
・日常生活の積み重ねが面接に現れる
実際の体験談でも、「特別な準備はしていないが、普段通りの親子の姿で臨んだら評価された」というケースは少なくありません。焦らず、日頃の関わりを意識し、子どもが自分の言葉で話せる環境を整えることが、合格に最も近づく準備と言えます。
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