箕面自由学園小学校の過去問には、どんな傾向があるのでしょうか。
適性検査で見られる力
適性検査では、子どもがいろいろな課題に取り組みます。学校は「体験と実践」を通して自分で考える力を育てることを大切にしており、考査でもその姿勢が見られると考えられます。
知識を覚えているかだけでなく、指示を理解して取り組めるか、自分なりに考えて行動できるかが問われます。
特定の分野に偏らず、日々の生活や遊びのなかで、バランスよく経験を積んでおくことが土台になります。
運動(なわとび)の課題
試験の持ち物になわとびが含まれ、運動のできる服装で臨むよう案内されています。体を動かす課題があることがうかがえます。
なわとびは、前跳びが安定してできることが目安です。日ごろから練習を重ね、無理なく跳べるようにしておきましょう。
運動の課題では、上手さよりも、指示を聞いて前向きに取り組む姿勢が見られます。楽しみながら取り組む経験を積んでおくことが大切です。
親子面接で見られること
親子面接では、子どもが自分の言葉で話せるか、保護者が家庭の方針を語れるかが見られます。学校への理解や共感も大切な視点です。
同校は「体験と実践」や個性を伸ばす教育を掲げています。こうした方針に共感し、家庭でどう子どもを育てたいかを話せるようにしておきましょう。
願書に書いた内容と、面接で話す内容が食い違わないよう、家庭で共有しておくことも大切です。
事前課題への取り組み
同校では、出願後に事前課題が案内されます。当日までに親子で取り組んでおく課題があるため、必ず確認して準備しましょう。
事前課題は、家庭での取り組み方を見る意図があると考えられます。丁寧に、親子で一緒に進めることが大切です。
内容は年度によって変わることがあります。出願後の案内を見落とさないよう注意しておきましょう。
家庭でできる対策
まずは、指示を聞いて取り組む姿勢や、自分の考えを言葉にする習慣を、日々の暮らしのなかで育てていきましょう。
あわせて、なわとびなどの運動を日課に取り入れ、事前課題にも親子で丁寧に取り組むことが、当日の落ち着きにつながります。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
2027年度に公表されている考査の枠組み
傾向を考えるときは、まず学校が公表している枠組みをそろえておくと迷いません。箕面自由学園小学校の2027年度児童募集要項では、募集人員が男女あわせて50名、出願登録が2026年7月18日(土)から8月16日(日)まで、受験料が1日程20,000円、両日程40,000円と示されています。
適性検査は2日間に分けて行われ、1日目が2026年9月5日(土)、2日目が2026年9月6日(日)です。どちらも受付が8時15分から、開始が9時とされています。親子面接はそれより前の8月22日(土)・23日(日)と、8月29日(土)・30日(日)に設定されています。
合格発表は2026年9月7日(月)10時にWebで行われ、郵送でも通知されます。入学手続の納入期間は2026年9月7日(月)から9月10日(木)までです。
このように、面接と適性検査が別の日に置かれていること、適性検査が2日間に分かれていることが、この学校の入試のかたちです。日程別の募集人員や日程ごとの倍率は公表されていませんので、どちらの日を選ぶかは家庭の予定と体調を優先して考えるのが現実的です。
入学後の学び方から逆算して備える
過去の出題を追いかけるよりも、入学後にどんな学び方をするのかを知るほうが、準備の方向を決めやすいことがあります。公式サイトによると、箕面自由学園小学校は1年生から理科の専科授業を設け、生活科のなかから理科の分野を取り出して専科の教員が指導しています。教科横断型の授業や、五感を使う学習も柱として挙げられています。
英語は1年生から4年生まで習熟度別に行われ、入学後の学習状況を確かめたうえで学年を2つのクラスに分けると説明されています。算数は5年生と6年生で習熟度別になり、6年生の夏休みまでに小学校の範囲を終えて、2学期からは中学受験に対応した演習に移ると案内されています。4年生からは週1コマの演習授業をコース別に置くコース制が始まります。
宿泊をともなう体験も1年生から始まります。9月の「なかよし体験学校」(1年)、「ふれあい林間学校」(2・3年)、7月の臨海学校(4・5年)、1月のスキー学校(4・5年)、5月と10月の「ふるさと体験学校」(5年)、2月の修学旅行(6年・長崎での平和学習)が公式サイトに紹介されています。
自分でやってみる、みんなで動く、感じたことを言葉にする。この学校が積み重ねさせたい経験はこの3つに集約されます。日々の生活のなかでそれを重ねておくことが、いちばん確かな備えになります。
【箕面自由学園小学校】分野ごとに見た「出され方」の具体像
過去問対策というと問題を解く量に目が向きがちですが、大切なのは「どの分野が、どんな聞かれ方で出るか」をつかむことです。同校が公表しているのは適性検査・運動・親子面接という区分までですので、ここでは、その区分でよく用いられる出され方を分野ごとに整理します。設定や数を覚えるためではなく、日々の遊びや会話のどこを伸ばせばよいかを考える材料としてお使いください。
聞く力を見る分野の出され方
- 読み上げられた短いお話について、出てきた人や生きものを順に答える形式
- お話の場面がどうなったかを、いくつかの絵のなかから選ぶ形式
- 先生の言葉だけを頼りに、指示された場所へ印をつけたり、線でつないだりする形式
一度しか読まれないことが多いため、聞き返さずに最後まで集中していられるかが差になります。
数・図形・言葉の分野の出され方
- 二つのまとまりをくらべて、どちらがいくつ多いかを答える形式
- 同じ数ずつ分けたときに、いくつ残るかを考える形式
- お手本の形をつくるのに必要な積み木や、回した形を選ぶ形式
- 並び方の決まりを見つけて、続きに入るものを選ぶ形式
- 絵の名前の最初や最後の音が同じものを選ぶ形式
- 季節や生活の場面と結びつくものを選ぶ形式
運動・生活の課題の出され方
- 持ち物になわとびが指定されているため、前跳びを一定の回数続ける課題が想定されます
- ケンケンやスキップ、走る・跳ぶを組み合わせた、体の使い方を見る課題
- お手本の動きをまねる模倣体操の課題
- 紙を折る、ひもを結ぶ、道具を片づけるといった、手先と身のまわりの自立を見る課題
運動の課題は、順番を待てるか、負けても切りかえられるかという心の面もあわせて見られています。
事前課題と面接のつながり
出願後に案内される事前課題は、当日の考査とは別に、ご家庭での取り組み方そのものを見る材料になります。親子面接では、その課題をどのように進めたか、どこが楽しかったかを、お子さまが自分の言葉で振り返る流れになることも考えられます。仕上がりのきれいさより、親子で対話しながら進めた過程が伝わることを大切にしてください。
過去問と傾向についてよくある質問
学校から過去問題は配布されますか
公式サイトには、過去問題の配布や販売についての記載は見当たりませんでした。一方で、入試に関するQ&Aが2027年度入試用の資料として案内されています。学校説明会やプレテストの案内もインターネット出願システムのページから申し込めるようになっていますので、そこで得られる説明が最も確かな情報になります。
日程ごとに難しさは違いますか
日程別の募集人員も、日程ごとの志願者数や合格者数も公表されていません。したがって、どちらが有利かを判断できる材料は公開されていない、というのが正確なところです。受験料が1日程20,000円、両日程40,000円と示されている点だけが公表されている条件です。
倍率はどのくらいですか
倍率にあたる数字は公式サイトでは公表されていません。公表されているのは募集人員50名という数字だけです。受験情報サイトなどの数値を目にすることがありますが、出どころが学校ではない点はふまえておきたいところです。
傾向をつかむために、家庭ではまず何をすればよいですか
公表されている日程を家族の予定表に書き込むところから始めるのがおすすめです。8月の週末に親子面接、9月の最初の土日に適性検査、そしてその翌営業日から手続きという流れが決まっていますので、夏の過ごし方がそのまま準備になります。進め方に迷ったときは個別相談もご利用ください。
学校を見に行く日に、確かめておきたいこと
傾向を紙の上だけで追うより、実際に校地を歩いたほうが分かることがあります。公式サイトによると、キャンパスは約50,000平方メートルの丘の上にあり、幼稚園から高等学校までが同じ敷地で学んでいます。小学校校舎とグラウンドのほか、桂門ホール、バタフライガーデン、音楽室、図書室、図工室、理科室が紹介されています。
同じ敷地にあることを生かした交流も公表されています。小学生と園児のかかわり、低学年と高学年の日常的な関係づくり、中学校のSTEMルームの利用や合同行事、高校の吹奏楽部の演奏に触れる機会などが挙げられています。1年生から理科専科の授業があることとあわせて考えると、理科室や中学校の施設をどう使っているのかは、見学の日にぜひ見ておきたいところです。
安全面についても、警備員の配置、防犯カメラの設置、危機管理マニュアルの作成、避難訓練の実施が示され、豊中市教育委員会や警察署と連携しているとされています。校地が広い学校では、登下校の動線と見守りの仕組みを自分の目で確かめておくと安心です。
あわせて読みたい 関連記事
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)


























