筑波大学附属小学校を受験するから作文対策を知りたい!
男女合わせて約4,000名が出願する筑波大学附属小学校の一次抽選を突破したらいよいよ二次考査です。二次考査では受験者本人だけでなく保護者にも課題が出されます。どんな課題が出るのだろう?どんな対策をすれば良いのだろう?と不安に思う方も多いと思います。そこで今回は小学校受験のプロが、保護者課題の内容や対策について解説します。難しく考える必要はありません。ポイントを押さえて万全な状態で本番にのぞみましょう。
本記事では、願書作成代行や回答集作成付き面接レッスンで高い合格実績を誇る筆者が
筑波大学附属小学校の試験内容についてご紹介します。
筑波大学附属小学校の作文はいつ・誰が書く?
筑波大学附属小学校ではお子さんの考査中に保護者に対して「保護者アンケート」が実施されます。「親の作文」とも言われてます。親の作文は二次考査の待ち時間に校内の講堂で行われます。講堂は二次考査中の保護者の待機場所になっています。二次考査のためにお子さんと別れたら校長先生のご挨拶があります。校長先生から筑波大学附属小学校の教育方針について説明があり、学校を紹介するビデオを視聴した後に課題が発表されて親の作文に答えるよう指示があります。A4サイズの親の作文が置かれたクリップボードが保護者一人ひとりに配られますが、机の上より書きづらいので事前に練習しておくと安心です。親の作文は横書きで14行ほどあります。回答時間は20~25分ほどですので、課題を確認した後、簡潔にまとめて書く必要があります。回答中は筆記用具以外はすべてしまうように指示されます。なおボールペンは忘れないように必ず準備しておきましょう。
筑波大学附属小学校の作文の内容は?
筑波大学附属小学校の保護者課題は、その場で課題が発表される形式です。過去に出された課題をたどると、聞かれるテーマにははっきりとした共通点があります。おおむね次の五つの領域に整理できます。
- 学校の指導方針と家庭の考えが食い違ったときの向き合い方
- 仕事と学校行事・PTA役員の両立のしかた
- お子さん同士のトラブルや、ほかの保護者からの指摘を受けたときの対応
- 保護者どうしの連絡アプリ・SNSとの付き合い方
- 食事や好き嫌いなど、生活習慣を家庭でどう育てているか
どの領域も、正解のある知識問題ではありません。共通しているのは、学校と家庭が意見の違う場面に立ったとき、保護者がどう振る舞う人なのかを見ようとしている点です。ですから、模範解答を覚えて臨むという準備の方向はあまり役に立ちません。上の五つの領域について、ご夫婦の考えを事前にそろえておくことこそが対策になります。
書き方の組み立て方は、二十分あまりという時間を考えると、次の四段構成が現実的です。
- 一文目で結論(我が家はこうします)を言い切る
- 二文目でその理由を、家庭の教育方針と結びつけて述べる
- 三文目以降で、実際の家庭の場面をひとつだけ具体的に添える
- 最後に、入学後にどう関わっていきたいかで締める
とくに大切なのが三文目です。課題の指示では、一般論ではなく当事者として具体的に答えることが求められます。「話し合いを大切にします」で終わる文章はどのご家庭でも書けてしまいますが、いつ・どこで・だれと・どうしたという一場面が入るだけで、その家庭にしか書けない文章になります。行事やトラブルへの対応を書くときも、抽象的な心構えではなく、実際に取れる行動を書いてください。
もうひとつ意識したいのは、学校を批判する方向にも、逆に何でも学校任せにする方向にも寄せないことです。方針が食い違う場面を問う課題では、家庭の考えを持ちながら、まず学校の意図を聞きに行くという姿勢が読み取れる文章が落ち着きます。連絡アプリやSNSを扱う課題も同じで、便利さと危うさの両方にふれたうえで、我が家はこう使うと決めている、という書き方が伝わります。
学校紹介のビデオでは子どもたちの学校生活が垣間見れ、入学後の子どもの姿を思い浮かべながら書くといいでしょう。また一般論ではなく当事者として具体的に回答するように指示がありますので、入学後の学校生活を事前に想像しておくと良いでしょう。
もう少し具体的に、どんな場面が示されるのかを見ておきます。担任の指導方針とご家庭の考えが食い違ったとき、保護者としてどう対応するかを書かせる課題が出ています。仕事の都合で学校行事の手伝いや役員の仕事に出られないとき、どのように対応するかを問う課題もあります。近年には、映像と校長先生の話をふまえて、わが子の学びと保護者のサポートについて書くという課題で、日々の学校生活での学び、学校行事での学び、その両方をふまえた保護者のサポート、PTAの役員についての考え、という4つの要素をすべて盛り込むよう指示された年もあります。字数は400字程度で、時間は25分ほど、下書きの持ち込みはできませんでした。要素が指定された場合は、その数だけ短い段落を立てて順番に埋めると、限られた時間でも漏れなく書き切れます。ほかの保護者から、自分の子がよその子に意地悪をしていると指摘された場面を示され、その場でどう動くかを書かせる課題も出ています。
生活面に寄せた課題もあります。保護者どうしの連絡アプリやSNSについてどう考えるかを書かせる課題や、給食で好き嫌いが出たときに家庭でどう指導するかを問う課題です。いずれも、心構えを述べて終わるのではなく、その場面で実際に何をするかまで書き切れるかどうかが分かれ目になります。
筑波大学附属小学校の作文はなぜあるのか?
親の作文が合否に影響しているのかどうかは分かりません。ただし課されるお題の内容からして、筑波大学附属小学校がどんなご家庭を避けたいかが見えてきます。一つずつ確認していきましょう。
教育方針に賛同しているか
筑波大学附属小学校は徹底的に勝ち負けにこだわる校風で、2,600メートル級の八ヶ岳登山や富浦での2キロの遠泳など激しい運動も行われます。共に生活していく中で仲間と協力することの大切さや困難に立ち向かう強い心を育むことを目指していますが、この過酷な教育方針に賛同できるご家庭かどうかが親の作文で判断されています。
PTA活動に意欲的か
国立小学校はPTA活動が盛んです。筑波大学附属小学校は小学校生活6年間のうち、2回PTA役員をすることが決められています。役員になると時には毎週のように小学校を訪問することもあり、さながら副担任のような役目を果たします。PTA活動に意欲的でないご家庭は学校運営にも支障が出ますので、親の作文でPTA活動に意欲的かどうかが判断されています。
トラブルを起こしやすい家庭か
筑波大学附属小学校に限らずどこの小学校でもトラブルを起こしやすいご家庭は避けたいものです。もちろん子ども同士のいざこざはあるでしょうが、その時に親が必要以上に介入したり、先生にクレームをするようなご家庭は特に嫌がられます。学校でのトラブルは親の対応の仕方ひとつで穏便に収まるか大きな問題に発展するかが決まります。トラブル時に学校からの助言に真摯に耳を傾けるような家庭かどうかが判断されています。
筑波大学附属小学校の作文対策をするなら
まずは筑波大学附属小学校の教育方針を徹底的に理解することです。なぜなら、親の作文は学校の教育方針に沿って回答するのが無難だからです。
100%学校と家庭の方針が一致していなくても折り合いをつけて書く必要もあります。
また作文とは言え、文の構成は論文のように論理立てて書いたほうが簡潔に意図が伝わります。
結論を先に書き、理由や具体例はその後に書くという流れを意識してみると良いでしょう。
なかには文章を書くのが苦手という方もいると思います。着飾った言葉ではなく本心から書いた文章は想いが伝わるものです。それでもまだ不安だということであれば、筑波大学附属小学校で課される親の作文について添削サービスを利用することもオススメします。
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【筑波大学附属小学校】作文に書く材料を公式サイトから集める
作文が書けないと感じるときは、文章力の問題ではなく、書く材料が足りていないことがほとんどです。材料は、学校が公表している情報のなかにあります。
まず、教育目標として掲げられているのは、人間としての自覚を深めていく子ども、文化を継承し創造し開発する子ども、国民としての自覚をもつ子ども、健康で活動力のある子どもの4つです。この4つのうち、ご家庭が日ごろ大切にしていることといちばん重なるのはどれか。そこを決めておくと、何を書いても軸がぶれなくなります。
学校の成り立ちも押さえておきましょう。創立は1873年(明治6年)で、所在地は東京都文京区大塚です。各学年は第1部から第4部までの4学級に分かれ、能力や年齢などの面で4クラスとも等質になるよう編成されると案内されています。公式サイトにはSTEM+総合活動研究部、子ども理解研究部、ICT学び方デザイン研究部といった研究組織も紹介されており、授業づくりそのものを研究する学校であることが分かります。
行事のページも材料の宝庫です。清里合宿は3年生から毎年行われ、5年生では「雪の生活」としてスキーと冬の自然学習に取り組みます。6年生は京都・奈良への修学旅行で座禅も体験します。ほかに保谷田園教場での農業体験、若桐祭、運動会、創立記念式典が紹介されています。教科のページでは、理科が「実際に育ててみる、直接触れてみる、自ら試してみる」を基本方針に掲げ、国語科では1万冊を超える蔵書のある図書室が紹介されています。
こうした具体を一つでも自分の言葉で書けると、作文の印象は大きく変わります。ただし、学校の紹介文をそのまま並べても意味はありません。「この行事を知って、わが家の子育てのこの部分と重なると思った」というつなぎ方をしてはじめて、ご家庭の作文になります。
【筑波大学附属小学校】限られた時間で書き上げるための準備
作文は、時間が限られた場で書くものです。当日その場で考え始めると、まず間に合いません。おすすめしたいのは、書く材料を三つだけ用意しておく方法です。
- ご家庭の子育てで大切にしてきたことを、ひとことで言い表した言葉
- それが表れている、お子さまの具体的なできごとをひとつ
- 学校の教育目標や行事のうち、その考えと重なると感じたところ
この三つがそろっていれば、どんな切り口の題が出ても、順番を入れ替えるだけで組み立てられます。逆に、材料を用意せずに文章の型だけを覚えても、その場で手が止まってしまいます。
なお、令和8年度の児童募集要項には、作文の実施方法についての記載はありませんでした。当日の進め方や条件は年度によって変わることがありますので、実施の詳細は必ずその年の児童募集要項と学校からの案内でご確認ください。文章の組み立てに迷われるときは、願書作成のサポートもご利用いただけます。
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