過去問からわかる立川国際附属小学校の検査方針
立川国際附属小学校の過去問を通してみると、単なる知識の暗記ではなく、「聞く・観察する・順序立てて考える」思考力を重視していることがわかります。図形の折り・対称・展開や、系列の規則性など、その場で考えて答える出題が多いのが特徴です。国際教育を掲げる学校らしく、自分で考え、お友達と協力する力が問われます。
お話の記憶・言語|傾向と対策
お話の記憶は、絵本の読み聞かせで「だれが・何を・どうした」を意識して聞き、読み終えたあとに内容を振り返る習慣が力になります。言語はしりとり・頭音つなぎが中心なので、言葉遊びで音への感覚を育てましょう。暗記ではなく、聞いて理解し整理する過程を大切にすることがポイントです。
図形・系列|傾向と対策
図形は回転・重ね・対称・展開・折り図形など、あたまの中で図形を操作する問題が幅広く出ます。折り紙を実際に折って開く、鏡で対称を見る、積み木を回すなど、手を動かして確かめる体験が理解を深めます。系列は「どんなきまりで並んでいるかな」と規則性を見つける遊びが効果的です。答えより「考え方」を大切にしましょう。
常識・数量|傾向と対策
常識は仲間分け・季節・動物・理科的常識が問われます。買い物・料理・散歩・季節の行事など、暮らしの中の体験が最良の教材です。数量は数える・対応が中心なので、おはじきやカードを使って「同じ数だけ用意する」といった遊びで基礎を固めましょう。
行動観察・巧緻性|過去の課題
行動観察では、グループでブロックを使って街や乗り物を作る共同制作、巧緻性では迷路の運筆・はさみ・塗り絵が課題になってきました。立川国際附属小学校は「協力して作り上げる力」を重視するため、家庭でもお友達と一緒に作る遊びや、譲り合う経験を積んでおくことが効果的です。運筆やはさみは日ごろの工作で無理なく身につきます。
家庭でできる過去問の使い方と抽選への備え
過去問は、暗記させるのではなく「どうしてそうなるかな」と一緒に考えながら使うのが効果的です。思考力は一朝一夕には育たないため、早めに基礎の考え方を固めましょう。また、立川国際附属小学校は抽選があるため、どれだけ準備しても運の要素が残ります。私立を含めた併願も視野に入れ、どんな結果でも子どもの学びが前向きに続くよう備えておくと安心です。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて、ご家庭で計画的に進められる家庭学習サポートや、分野別の教材まとめもご活用ください。
あわせて読みたい関連記事
よくある質問
立川国際附属小学校の過去問はどこで手に入りますか?
市販の対策問題集や、幼児教室がまとめた資料などで傾向を知ることができます。実際の問題は非公表のため、傾向をつかむ目的で活用しましょう。
適性検査型は私立の対策と違いますか?
はい。暗記より、聞く力・観察力・順序立てて考える思考力が重視されます。折り図形や系列など、考える過程を問う出題が多いのが特徴です。
図形はどう対策すればよいですか?
折り紙を折って開く、鏡で対称を見る、積み木を回すなど、手を動かして確かめる体験が効果的です。答えより考え方を大切にしましょう。
行動観察の対策も必要ですか?
はい。グループでの共同制作が特徴のため、家庭でも協力や譲り合いの経験を積み、模試などで集団の雰囲気に慣れておくと安心です。
抽選があるのにどこまで準備すべきですか?
抽選は運の要素がありますが、通過後は検査があるため準備は無駄になりません。私立を含めた併願も用意し、どんな結果でも学びが続くよう備えましょう。
過去問に取り組む前に、公式が定めている検査の枠組みを確認しましょう
過去問を使った準備は有効ですが、その前提として、学校が公開している児童募集要項に何が書かれているかを知っておくことが大切です。令和8年度(2026年度)の一般枠募集の要項によると、第2次(適性検査)は2日間に分けて実施され、区分と時間は次のとおりでした。
- 2025年(令和7年)11月22日(土):筆記 45分、インタビュー・運動遊び 60分
- 2025年(令和7年)11月23日(日):集団活動 30分
要項に示されている区分名は「筆記」「インタビュー・運動遊び」「集団活動」の3つです。私立小学校で使われる「ペーパー」「行動観察」「口頭試問」といった呼び方とは異なりますので、市販の問題集や塾の教材を使うときは、名称の違いを意識しておくと混乱しません。とくに「インタビュー・運動遊び」がひとつの区分として60分にまとめられている点は、都立ならではの組み立てです。
時間配分の目安を知っておくことは、家庭での練習の組み立てにも役立ちます。筆記が45分、集団活動が30分という時間は、小学校入学前のお子さんにとって短くありません。1回の取り組みを長くしすぎず、集中が続く範囲で区切りながら積み重ねていくほうが、結果的に力になります。区分名や時間は年度によって変わりますので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
過去問の前に「抽選」があることを前提に計画を立てる
立川国際附属小学校の準備でむずかしいのは、適性検査の前に抽選が置かれていることです。令和8年度(2026年度)の一般枠募集の要項では、第1次(抽選)は志願者が一定の人数を超えた場合に実施し、志願者数が第2次(適性検査)を実施できる人数以下となった場合は実施せず、全志願者が第1次通過者となると定められています。年度の応募状況によって、実質的な流れが変わりうるということです。
日程を確認しておきましょう。令和8年度(2026年度)は、第1次(抽選)が2025年11月11日午後2時実施・11月13日午前9時発表、第2次(適性検査)が11月22日・23日、第2次の発表が11月29日午前9時、第3次(抽選)が同じ11月29日午前11時でした。第1次の発表から適性検査までは9日ほどしかありません。抽選の結果が出てから慌てて詰め込むのではなく、その前の時期に基礎を固めておくのが現実的な組み立てになります。
そして、第3次(抽選)は第2次通過者を対象に実施され、合格者を決定します。抽選の結果、合格者とならなかった受検者については繰上げ合格の順番を決定し、入学候補者が募集人員に満たない場合に繰上げ合格候補者を決定すると要項に示されています。準備を尽くしても最後は抽選が残るという構造ですので、お子さんに過度なプレッシャーをかけない伝え方を、あらかじめ家族で考えておくことをおすすめします。
応募資格と募集人員も、準備の前提として押さえておく
令和8年度(2026年度)の一般枠募集の募集人員は58人(男女各29人)で、海外帰国・在京外国人児童枠の未充足人員がある場合はこれを加えるとされています。海外帰国・在京外国人児童枠は12人(男女各6人)です。応募資格は、平成31年4月2日から令和2年4月1日までに生まれた者で、保護者と同居し、通学区域内に住所を有して入学後も継続して通学が確実であることとされています。
通学区域は東京都教育委員会が定めており、区部は新宿区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、市町部は八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西東京市、瑞穂町、日の出町です。過去問に取り組む前に、まずこの条件を満たしているかを確認してください。
出願の手続きは、入力期間が2025年10月1日から10月21日午後5時まで、書類提出期間が10月14日から10月21日で立川郵便局特定記録郵便必着、入学考査料は2,200円で出願サイト上での決済と定められていました。提出書類として要項に示されていたのは住民票記載事項証明書です。準備に集中するあまり手続きの期限を見落とさないよう、家族でカレンダーを共有しておくと安心です。
志望校対策に、うみ塾長制作の教材があります
元お受験幼稚園面接官のうみ塾長が、願書・面接・学校選びを教材にまとめています。
ニュースを見逃さないように登録する
Google ニュースでフォローする1.jpg)

























