椙山女学園大学附属小学校に合格するために、何を準備すればよいですか?
まず整えたい生活の土台
基礎的な生活習慣や、指示を聞いて動く力は、ペーパー・行動観察・面接のどの場面にもつながる土台です。早寝早起きや身支度、あいさつといった日々の習慣が、そのまま考査で見られる力になります。
分野ごとの取り組み方
椙山女学園大学附属小学校の考査はAO型は書類審査と面接、一般はペーパー・口頭試問・行動観察・運動・親子面接といった内容です。苦手な分野を一つずつ埋めながら、体験を通して「考える力」を育てることを意識しましょう。
ペーパーだけに偏らず、制作や運動、生活習慣までバランスよく取り組むことが、総合的な力につながります。
直前期の過ごし方
直前になって詰め込むより、これまで積み重ねてきたことを、いつも通りに発揮できるコンディションづくりが大切です。生活リズムを崩さず、お子さまが自信を持って当日を迎えられるよう支えてあげてください。
家庭だけで迷うとき
準備を進める中で、優先順位や進め方に迷うこともあると思います。苦手を一つずつ埋めながら、体験を通して考える力を育てましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
区分によって、準備の中身が変わります
対策を始める前に決めておきたいのが、どの区分で受けるかということです。椙山女学園大学附属小学校の入学試験は、AO型入試、一般1次入試、一般2次入試の三つに分かれています。
AO型入試で示されている考査は、書類審査と、志願者・保護者の面接です。ペーパーや運動は含まれていません。ただし専願のみとされていますので、この学校を第一志望と決めているご家庭向けの区分です。準備の中心は、書類と面接でご家庭の考えを伝えきることになります。
一般入試で示されているのは、ペーパー、口頭試問、行動観察、運動、そして親子の面接です。机に向かう力だけでなく、体を動かす力、集団の中でのふるまい、言葉で答える力が、それぞれ別の場面で見られます。準備の幅が広いぶん、早い時期から少しずつ積み上げていく必要があります。
2026年度入試の資料では、募集人数はAO型が女子約30名、一般1次が女子約25名、一般2次が女子若干名と示されています。受験番号は願書の受付順で、月齢の考慮は「なし」です。考査料は20,000円です。
少人数で学ぶ学校に向けて、生活の力を育てる
対策の中身を決めるときは、入学後の学校の姿を思い浮かべると迷いません。
この学校は1学年3学級で、1学級は30名です。英語と国語では、さらにクラスを半分に分けた少人数授業が行われています。児童数は505名、教員数は43名(常勤27名、非常勤11名、講師5名)と示されています。
人数が少ない環境では、一人ひとりに声がかかる回数が増えます。分からないままやり過ごすことができないぶん、自分の考えを言葉にする力が求められます。口頭試問や面接で見られるのも、まさにその力です。
もうひとつ、この学校が重んじているのが品位の育成です。挨拶や言葉遣いなど基本的な行動様式の指導を重視し、品位ある生活習慣の体得に努めるとされています。家庭的な雰囲気の中で、生活面でもきめ細かな指導を行うことが特色として挙げられています。
正解を早く言えることより、丁寧に振る舞えることのほうが、この学校では重く見られます。日々の暮らしの中で、挨拶や言葉づかいを整えていきましょう。
日程から逆算して準備を進める
準備の計画は、日程を並べてみると立てやすくなります。2026年度入試の資料で確認できる内容を整理します。
AO型入試は、出願が2025年9月8日から12日までの窓口受付、選考が2025年9月22日から26日、合格発表が2025年9月30日でした。一般1次入試は、出願が2025年10月2日から9日までの郵送受付、考査が2025年10月18日、面接が2025年10月19日、合格発表が2025年10月22日でした。
秋の早い時期に出願が始まりますので、夏を過ぎてから慌てて動き始めるのでは間に合いません。年中の終わりごろから、生活の中で少しずつ積み上げていく形が向いています。
説明会については、2027年度に向けて、学校説明会が2026年6月13日、AO型入試説明会が2026年8月22日、入試説明会が2026年9月12日に予定されています。AO型を考えている方向けの説明会が別に用意されていますので、区分を決めるうえでも参加しておきたいところです。
なお、一般2次入試の日程については資料に記載がありませんでした。学校の募集要項でご確認ください。
合格対策についてよくある質問
倍率が分からないのに準備の量を決められますか
志願者数は5年分すべてが非公表で、合格者数の記載もないため、倍率は算出できません。ただ、数字に振り回されないぶん、考査の区分に沿って着実に積み上げるという本来の準備に集中できます。
英語の準備は必要ですか
考査の区分に英語は含まれていません。入学後は1年生から6年生まで、ネイティブ講師による少人数の英語授業が毎日行われ、6年間でおよそ640時間になるとされています。入試のための先取りより、英語を楽しいと感じる土台を作っておくほうが役に立ちます。
運動はどの程度できればよいですか
一般入試の考査の区分に運動が含まれていますが、内容は公表されていません。特別な種目を仕込むより、外遊びの中で走る、跳ぶ、投げるといった動きを一通り経験しておくことが土台になります。
女子校であることは準備に関係しますか
1964年以降、女子のみの小学校として現在に至ると沿革に記されています。校長の推薦により椙山女学園中学校へ進学する道も開かれています。長く女子の環境で学ぶことをご家庭でどう考えるかは、面接で語る言葉にも表れます。
学校が掲げているものを、家庭の言葉にしておく
面接や書類で問われるのは、この学校をどう理解しているかです。掲げられているものを知り、ご家庭の言葉に置き換えておきましょう。
椙山女学園の教育理念は「人間になろう」で、小学校の校訓は「強く 明るく 美しく」です。教育目標としては、児童の心身の発達に応じて初等教育を施し、知・徳・体の調和のとれた人間を育成することが挙げられています。
特色として示されているのは、きめ細かな指導、明るく豊かな学校、品位の育成、そして多彩な行事や活動です。学習発表会、運動会、校外の宿泊行事などは、自主性・協調性・自制心を育み、知育・徳育・体育を総合する活動として位置づけられています。
沿革によると、この小学校は学園一貫教育の一翼を担うべく1952年に創設されました。創立者は椙山正弌氏で、2022年には開設70周年を迎えています。
こうした事実のどれに心を動かされたのかを、ご家庭の経験と結びつけて語れるようにしておくこと。それが、いちばん強い準備になります。ここに挙げた内容は2026年度入試の資料に基づくもので、最新の内容は学校の募集要項でご確認ください。
安全面はどのような体制ですか
校門には警備員が配置され、用務員3名が清掃を兼ねて校内を巡視しているとされています。校門には電子オートロックが導入され、登下校管理システムも使われています。子ども自身が身の守り方を学ぶ「防犯教室」も実施されています。準備を進めるうえで直接の対策にはなりませんが、6年間を過ごす場として確かめておきたい点です。
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