奈良育英グローバル小学校(奈良市法蓮町)の考査は、ペーパー、口頭試問、行動観察、制作、運動、面接という内容で行われます。ただし、それぞれの具体的な出題分野は公表されていません。ここでは公表されている枠組みをもとに、分野ごとの備え方を整理します。実施の方法は年度によって変わるため、最新の内容は必ず公式の募集要項でご確認ください。
出題の詳細は公表されていない
奈良育英グローバル小学校は、考査の枠組みを示していますが、ペーパーで扱う分野や問題数といった細かな情報は明らかにしていません。志願者数も公表されていません。
そのため、断片的な情報を頼りに「この分野が出る」と決めつけて準備を進めるのは得策ではありません。かえって、備えの幅を狭めてしまうことになります。
公表されているのは、考査の構成と、学校が育てたいと考えている子どもの姿です。この二つを手がかりに、幅広く土台を整えていくのが現実的な進め方になります。
ペーパーは基本の分野をひととおり
分野が公表されていない以上、絞り込むことはできません。話をよく聞いて答える問題、数を扱う問題、図形や位置を考える問題、季節や身のまわりの常識を問う問題など、基本的な範囲に触れておくと安心です。
奈良育英グローバル小学校は「玉井式算数」を取り入れ、低学年では「国語的算数教室」、高学年では「図形の極」に取り組んでいます。図形を頭の中で動かす力や、文章を読み取る力を大切にする学校です。
難しい問題を数多くこなすより、やさしい問題を確実に、最後まで指示を聞いてから解けるようにするほうが効果があります。聞き落としによる間違いは、練習で減らせます。
奈良育英グローバル小学校は「本物に触れ、本物のすばらしさを体感する」体験学習を重視しています。机上の知識だけを詰め込む準備は、この学校の方向とは合いません。
市販の問題集を使う場合は、一冊を最後までやり切ることを目標にしてください。何冊も手を広げるより、同じ問題に二度取り組むほうが力になります。
制作と運動への備え
制作の課題では、はさみやのりを使った基本的な作業が想定されます。特別な技術は要りません。折る、切る、貼るという動作を、家庭の遊びの中で経験しておけば十分です。
運動の課題では、走る、跳ぶ、ボールを扱うといった基本的な動きが中心になると考えられます。公園で体を動かす時間を確保することのほうが、特別な訓練より役に立ちます。
どちらの場面でも、説明を最後まで聞いてから動き出せるかどうかが見られます。家庭で「聞いてから動く」を合言葉にしておくと、当日も落ち着いて臨めます。
口頭試問と面接への備え
口頭試問は、先生と一対一で言葉を交わす場面です。正解を当てることより、伝えようとする姿勢が見られます。
面接は、親子、志願者、保護者という形が案内されています。過去にどんな質問があったかを探すより、学校を知ることから始めてください。
奈良育英グローバル小学校は、ユネスコスクールに認定され、「奈良から世界へ 〜はぐくむ、まもる、つなぐ〜」というテーマで学びを組み立てています。こうした特色をどう受けとめているかが問われます。
過去問がなくても準備はできる
過去問が手に入らないことは、不利ではありません。どのご家庭にとっても条件は同じです。目先の傾向にふりまわされず、力そのものを育てる時間が取れると考えることができます。
聞く、考える、やり切る。この三つが、どの分野の課題にも共通する土台です。身支度やお手伝いを最後まで自分でやり切る経験を、日々の中に積み重ねていってください。
出題の傾向は年度によって変わります。学校が公表する最新の情報を確認しながら、幅広い体験を通して考えることの楽しさを大切にしてあげてください。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
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