奈良育英グローバル小学校(奈良市法蓮町)の考査は、ペーパー、口頭試問、行動観察、制作、運動、面接という幅広い内容で行われます。細かな出題分野は公表されていないため、家庭でできることは土台づくりが中心になります。ここではその進め方を整理します。実施の方法は年度によって変わるため、最新の内容は必ず公式の募集要項でご確認ください。
学校が育てたい姿を知ることから
対策の出発点は、問題集ではなく学校を知ることです。奈良育英グローバル小学校は「世界に出ても負けない子どもに育てる」という教育方針を掲げています。
自主創造の能力と友愛協同の精神を礎にした、しなやかで強いメンタリティを養成する。学校はそう述べています。自分で考えて動ける子どもと、人と協力できる子どもの両方が求められています。
この一点が分かれば、家庭で何を大切にすべきかが見えてきます。答えを覚えることではなく、考えて、伝えて、人と関わる経験です。
本物に触れる経験を積む
奈良育英グローバル小学校は「本物に触れ、本物のすばらしさを体感する」体験学習を重視し、ユネスコスクールに認定されています。
この学校が大切にしているのは、人とのつながり、自然とのつながり、いのちのつながりを考える学びです。家庭でできる準備も、そこにあります。
山や川に出かける、生きものにふれる、美術館や音楽会に足を運ぶ。こうした経験の一つひとつが、この学校への準備になります。
奈良育英グローバル小学校は、1クラス30名、全校で110名という小さな規模です。少人数の教室では、自分から手を挙げ、自分の考えを述べる機会が多くなります。
家庭でも、お子さんの言葉を最後まで聞く時間を意識してつくってみてください。急がずに待つことが、伝える力を育てます。
聞く力と伝える力を育てる
ペーパーでも口頭試問でも制作でも、最初に問われるのは、説明を最後まで聞き取れるかどうかです。聞き落としによる間違いは、練習によって確実に減らせます。
家庭では、話しかけるときに一度だけ言うことを心がけてみてください。二度三度とくり返してもらえる環境では、最後まで聞く必要がなくなってしまいます。
奈良育英グローバル小学校の算数は、自分の考えを式だけでなく自分の言葉で表現していく形です。「どうしてそう考えたの」と聞く習慣が、そのまま力になります。
手を動かし、体を動かす
制作の課題では、手先を使った作業の丁寧さと、最後までやり切ろうとする姿勢が見られます。折る、切る、貼るという動作を、家庭の遊びの中で経験しておけば十分です。
運動の課題では、説明どおりにやってみようとする姿と、うまくいかなくてももう一度取り組む姿が見られます。公園で走る、跳ぶ、ボールを扱う経験を重ねてください。
お手伝いや身支度を最後まで自分でやり切る経験も、そのまま考査に生きます。途中で手を出さずに見守る時間を、意識してつくってみてください。
家庭として学校を語れるように
面接は、親子、志願者、保護者という形が案内されています。なぜ奈良育英グローバル小学校を選ぶのかを、飾らない言葉で話せるようにしておきたいところです。
学校説明会、入試説明会、授業体験会と、学校を知る機会が年に何度も設けられています。そこで感じたことこそが、いちばん説得力のある言葉になります。
考査の内容や日程、募集要項の詳細は、学校が公表する最新の情報で必ずご確認ください。年度によって見直されることがあります。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
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