京都女子大学附属小学校から先の進学は、どうなっていますか?
京都女子大学附属小学校の進学事情は、保護者の方から特によく聞かれるテーマの一つです。 「附属だから内部進学が前提?」「男子はどうするの?」「実際どこに進学しているの?」という疑問は、学校選びの判断に直結します。
結論からいうと、京都女子大学附属小学校は内部進学が可能な附属校ですが、内部進学が必須の学校ではありません。
実際の進学先を見ると、女子は京都女子中学校への進学が一定数ある一方で、外部中学へ進むご家庭もあります。男子は京都女子中学校(女子校)への内部進学ルートがないため、外部受験を前提に進路を組み立てるのが基本です。
ここでは、進学実績とあわせて、京都女子大学附属小学校の内部進学事情を「女子の内部進学」「男子の進路」「外部受験との両立」という視点で整理していきます。
大切なのは、以下の3点です。
・進学実績
・内部進学の実情|「附属=全員内部」ではない
・男子の進学事情
京都女子大学附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
京都女子大学附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【京都女子大学附属小学校】進学実績
以下は、京都女子大学附属小学校公式サイトの「進路情報」に掲載されている卒業後進路(2020年3月〜2024年3月卒業)の主要データを整理した表です。
進学先データ表(2020年3月〜2024年3月卒業)
| 卒業年 | 卒業生数 | 京都女子中学校 | そのほかの主な進学先(掲載例) |
| 2024年3月 | 66名 | 28名 | 洛南高附属中、同志社中、立命館中、東山中、大谷中、平安女学院中、京都聖母学院中、同志社女子中 など |
| 2023年3月 | 72名 | 35名 | 洛星中、洛南高附属中、同志社中、立命館中、高槻中、東山中、京都教育大附属桃山中、京都橘中 など |
| 2022年3月 | 69名 | 37名 | 洛星中、洛南高附属中、同志社中、立命館中、東山中、京都橘中、平安女学院中、京都女子中 など |
| 2021年3月 | 66名 | 31名 | 洛星中、東山中、同志社中、立命館中、京都橘中、平安女学院中、京都聖母学院中 など |
| 2020年3月 | 66名 | 28名 | 洛星中、洛南高附属中、同志社中、立命館中、東山中、京都産業大附属中、京都女子中 など |
※「そのほかの主な進学先」は、公式掲載の進学先一覧から抜粋整理しています。年度ごとに掲載校は異なります。
【京都女子大学附属小学校】内部進学の実情|「附属=全員内部」ではない
京都女子大学附属小学校の進路情報ページには、「女子の約6割が、京都女子中学校に特別推薦で進学」と明記されています。
つまり、学校として内部進学ルートはしっかりありますが、裏を返すと女子の約4割は外部進学ということでもあります。
この数字から京都女子大学附属小学校の進路は次のようなイメージだということが分かります。
・女子は「内部進学」か「外部受験」かを家庭方針で選びやすい
・附属小でありながら、外部進学も一定数いて珍しくない
・6年間の学校生活を経て、子どもの個性や学力、家庭の方針に合わせて進路を決める事ができる
附属校の中には、内部進学色がかなり強い学校もありますが、京都女子大学附属小学校は比較的、内部・外部の両方に対応しやすい学校です。
内部進学の難易度・倍率
京都女子大学附属小学校の内部進学は、ふるいにかけるような制度ではないため、希望すれば基本的に可能です。
一部で「内部進学試験がある」と言われる理由は、「学力確認テスト」「進学前面談」などがあるためです。ただしこれらは外部受験のような「選抜試験」ではありません。
実際には
・6年間の学習成績
・生活態度
・出席状況
・提出物の状況
・学校と家庭の信頼関係
6年間を通しての積み重ねをもって、総合的な校内評価基準となります。
かなり稀ではありますが、
・学力が著しく基準に届かない
・生活面で重大な問題がある
といった場合には、個人面談を経て、協議となります。
外部進学の傾向
京都女子中学校も十分安定した進学実績がありますが、同志社女子や立命館、四天王寺など、さらなる難関を目指し、毎年約3~4割の女子が外部受験をされています。
ここで押さえておきたいのが、「外部受験に挑戦して不合格だった場合でも、原則として内部進学は可能」だという事です。「落ちたから出戻った」というニュアンスではなく「チャレンジしてもどる」というルートは珍しい事ではなく、毎年一定数います。
【京都女子大学附属小学校】男子の進学事情
京都女子大学附属小学校の進学事情で、特に保護者の方から相談が多いのが男子の進路です。
京都女子中学校は女子校のため、男子は小学校卒業後に外部中学校への進学が前提になります。
つまり、男子家庭にとって京都女子大学附属小学校では「小学校6年間をどう過ごし、その先をどうつなぐか」を早めに考えておく必要がある学校といえます。
ただし、これは「男子は不利」という意味ではありません。むしろ、京都女子大学附属小学校で育つ丁寧な学習姿勢・生活習慣・言葉の力は、中学受験の土台として大きな強みになります。
そのため、男子は小学校入学時点から「中学受験を見据える」前提で考えるご家庭が多いのが実情です。
実際、公式進路情報にも男子校・共学校の外部中学(洛星、東山、洛南高附属、同志社、立命館など)が複数並んでいます。
実際には、3〜4年生頃から通塾や家庭学習の方針を固め、学校生活と無理なく両立できる形で準備を進めるご家庭が多い印象です。
男子家庭にとって京都女子大学附属小学校は、「内部進学前提の学校」ではなく、“6年間で土台を育てて外部中学へつなぐ学校”として選ぶイメージを持っておくと整理しやすいですね。
【京都女子大学附属小学校】進学事情|まとめ
京都女子大学附属小学校の進学事情を一言でまとめると、「内部進学ルートがありつつ、外部進学にも開かれている附属小」といえるでしょう。
特に大事なポイントは次の3つです。
・女子の約6割は京都女子中学校へ特別推薦で進学(内部進学ルートあり)
・ただし内部進学は必須ではなく、女子の外部進学も一定数ある
・男子は内部進学ではなく外部受験が前提。だからこそ、6年間で土台をどう育てるかが重要
京都女子大学附属小学校を検討する際は、「内部に行くか・外に出るか」という二択ではなく、ご家庭の価値観(丁寧さ・落ち着き・言葉の力)と学校の教育方針が合うか、そして男子なら中学受験までの見通しをどう持つかまで含めて考えてみて下さいね。
私の行っている家庭学習サポートでは、京都女子大学附属小学校への合格実績を多数誇っています。是非まずはご相談からでも、お気軽にお問い合わせください。
【京都女子大学附属小学校】2025年度卒業生の進学先を公式の数字で見る
学校公式サイトの進路情報ページには、卒業生の進学先が学校名と人数まで公開されています。2025年度の卒業生は76名で、その内訳は次のとおりです。
- 京都女子中学校:32名
- 洛星中学校:6名
- 東大寺学園中学校:4名/四天王寺中学校:4名
- 東山中学校:3名/龍谷大学付属平安中学校:3名
- 高槻中学校:2名/同志社系列中学校:2名/京都橘中学校:2名
- 灘中学校:1名/六甲学院中学校:1名/立命館守山中学校:1名/立命館系列中学校:1名
- 洛北高等学校附属中学校:2名/西京高等学校附属中学校:1名
- その他:11名
この数字を読むときに大切なのは、76名が男女を合わせた卒業生全体だという点です。京都女子中学校への32名という数字は「卒業生全体の約4割」であって、「女子の約4割」ではありません。男子は全員が外部の中学校へ進みますから、女子だけで見れば内部進学の割合はもっと高くなります。数字を見比べるときは、この前提を取り違えないようにしてください。
もうひとつ目を引くのは、外部進学先の顔ぶれです。洛星、東大寺学園、四天王寺、灘、六甲学院といった関西の難関校の名前が並び、公立の中高一貫校である洛北高等学校附属中学校や西京高等学校附属中学校へ進んだお子さまもいます。附属校でありながら、外部受験の実績がきちんと積み上がっている学校だということが読み取れます。
【京都女子大学附属小学校】進学についてよくある質問
中学受験に向けた学習は学校のなかで用意されていますか
公式サイトには、中学受験に対応した専用のカリキュラムがあるという記載は見当たりません。公表されているのは、5・6年生で学年60人を3クラスに分け、1クラス20人体制にしてきめ細かく指導するという方針(2026年度は5年生から、2027年度以降は5・6年生の両学年で実施予定)と、「国語力³=研鑽×探究×表現」を合言葉にした学びの土台づくりです。受験勉強そのものは家庭と塾で組み立てる前提で考えておくのが現実的です。
放課後に学習をみてもらえる場はありますか
公式のアフタースクールのページでは、月曜から金曜の第1部(14時50分〜15時50分)と第2部(16時〜17時)に、明光義塾による個別学習(国語・算数)が用意されていると説明されています。公式のQ&Aでは、アフタースクールは授業終了後から午後6時までとされています。塾に通い始める前の学年では、この時間を学習習慣の土台づくりに使うご家庭もあります。
進路を見据えて、低学年のうちにできることはありますか
いちばん効くのは、毎日決まった時間に机に向かう習慣です。学校が掲げる「研鑽・探究・表現」も、家庭での学びの習慣がなければ育ちません。ご家庭での進め方に迷われたときは、家庭学習サポートや個別相談でご一緒に組み立てることもできます。
京都女子大学附属小学校の卒業後の進路(最新の説明より)
学校説明によると、卒業後の進路は男女で傾向がはっきり分かれます。男の子はみんな中学受験をし、勉強のスイッチが入るのは6年生の夏ごろから。女の子は大半が併設の京都女子中学へ内部進学し、それぞれ頑張っているとのことです。低学年からの国語力・探究の積み重ねが、中学以降の学びの土台になります。進学を見据えるなら、早い段階から家庭学習の習慣を整えておくと安心です。
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