過去問は「型」をつかむために使う
過去問は、問題の丸暗記ではなく選考段階ごとの傾向をつかむために使います。桃山小は2022年度から1次にペーパーが加わった点に注意しましょう。
1次(ペーパー・運動)の傾向
ペーパーは基礎的な分野が中心で、指示を聞き取る力が問われます。運動は指示行動が中心で、難しい運動能力よりも「聞いてその通りに動く」力が見られます。
2次(面接・行動観察)の傾向
2次では面接と行動観察があり、受け答えの自然さ・協調性・ルール順守が見られます。集団での関わり方を日常から育てておきましょう。
家庭学習の手順
夏までに基礎ペーパーと運動・行動観察の対策を進め、聞く力を重点的に育てます。直前期は本番形式に慣れ、面接の練習も並行しましょう。
まとめ
京都教育大学附属桃山小学校の傾向は「1次=ペーパー・運動/2次=面接・行動観察」。聞く力を軸に、各段階をバランスよく対策しましょう。過去問の問題そのものは著作物のため、当ブログでは傾向のみをご紹介しています。
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Q. ペーパーはいつから出ますか?
A. 2022年度から1次にペーパーテストが加わりました。
Q. 運動では何を見られますか?
A. 指示行動が中心で、話を聞いてその通りに動けるかが見られます。
Q. 2次では何をしますか?
A. 面接と行動観察があり、受け答えや協調性が見られます。
京都教育大学附属桃山小学校の考査の傾向
京都教育大学附属桃山小学校は国立大学の附属校で、選考は「検査(考査)」と、志願者が募集人数を大きく上回った場合の「抽選」で行われます。検査では、ペーパーテスト、行動観察、運動、口頭試問・巧緻性などを通じて、就学前に育てたい基礎力と社会性が総合的に見られます。特別な難問というより、話をよく聞き、よく見て考え、友だちと関わる力が問われます。
ペーパーで問われる分野
過去の傾向として、話の記憶(お話を聞いて質問に答える)、数量(多い少ない・分ける)、図形(同図形・重ね図形)、言語(しりとり・頭音)、常識(季節・仲間分け・生き物)などが見られます。音声で指示を聞いて解く形式が中心で、「一度で正確に聞き取る力」が土台です。家庭では、読み聞かせ後の質問や、身のまわりの物の観察・分類遊びが効果的です。
行動観察・運動・口頭試問
行動観察では、初めての子と協力できるか、順番やルールを守れるかが見られます。運動では、指示を聞いて機敏に動く基本的な力が確認されます。口頭試問では、名前や好きなことを自分の言葉で答える力が問われます。日頃の集団遊びや会話が、そのまま準備になります。
対策の方向性
国立校は基礎力と生活習慣を重視します。読み聞かせ・数遊び・外遊び・お手伝いといった日常の積み重ねが、最良の対策です。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
分野別の家庭学習メニュー
話の記憶:読み聞かせのあとに「だれが・何を・どんな順番で」を質問。数量:おやつや積み木で多い少ない・分ける経験。図形:パズル・折り紙で形の感覚を育てる。言語:しりとり・頭音集めを遊びに。常識:季節の行事や生き物を実体験で。毎日10〜15分の短時間を、無理なく続けることが力になります。
口頭試問・行動観察の練習
口頭試問では、名前や好きなことを自分の言葉で答える力が見られます。日常会話で「どうして好きなの?」と理由を言う習慣をつけましょう。行動観察に向けては、公園や習い事で初対面の子と関わり、順番を守る・譲る経験を積むことが効果的です。
過去問より先に「検定の構成と時間配分」を押さえる
京都教育大学附属桃山小学校の対策を考えるとき、問題そのものを追いかける前に確認すべきことがあります。学校は過去問題を公表していませんし、検定が3段階に分かれているため、それぞれの段階で問われる力が違うからです。まずは構成を正確に理解しましょう。
2026年度の検定の構成
2026年度入試について、受験資料には次のように記載されています。
- 第一次検定:筆記30分、制作技能30分。2グループ(各30名ほど)に分かれて実施
- 第二次検定:面接(受検者本人)と行動観察(集団)
- 第三次検定:抽選
ここから読み取れる区分は、ペーパー(筆記)、制作技能、面接(受検者本人)、行動観察(集団)、そして抽選の5つです。私立でよく見られる保護者面接や親子面接ではなく、面接を受けるのは受検者本人である点が、この学校の大きな特徴になります。
時間配分から見えること
第一次検定は筆記30分、制作技能30分という配分です。筆記と制作技能に同じ時間が割かれているということは、この2つが対等に扱われているということです。ペーパーの演習ばかりに時間をかけて制作を後回しにする進め方では、第一次の段階でつまずくおそれがあります。制作技能に30分という時間が与えられている以上、手順を聞いて理解し、時間内に仕上げ、片づけまで済ませる一連の流れを、日常の中で経験しておくことが対策になります。
実施時刻は男女で分かれていました
2026年度の第一次検定は2025年8月22日に行われ、女子が午前9時30分から11時30分、男子が午後1時30分から3時30分という区分でした。第二次検定は2025年10月3日で、女子が午前9時30分から12時、男子が午後1時30分から4時という時間帯です。午前と午後で条件が変わりますので、当日の生活リズムをどう整えるかも準備のうちになります。とくに午後の回にあたる場合、昼食後の時間帯に集中力を保てるかどうかが問われます。
2027年度の日程は変わります
公式サイトが公表している2027年度(令和9年度)の出願期間は2026年7月15日・16日で、2026年度の実績(2025年7月17日・18日)とは日付が異なります。検定の日程も年度ごとに設定されますので、最新の日程は必ず募集要項でご確認ください。
本人面接があることの意味
第二次検定では、受検者本人の面接と集団での行動観察が行われます。保護者が同席しない場で、自分の言葉で答える場面があるということです。家庭では、初めて会う大人に対して自分の名前や好きなことを落ち着いて話せるか、質問の意味を理解して答えられるかを、日常の会話の中で確認しておきましょう。集団での行動観察もありますので、同年代と関わる時間を意識して確保しておくことも大切です。
【京都教育大学附属桃山小学校】段階ごとに、どんな形の課題が出ているのか
桃山小は三段階の検定です。段階ごとに問われるものがはっきり分かれていますので、それぞれどういう形の課題になるのかを整理しておきます。学校は出題そのものを公表していませんが、受験されたご家庭の話から、各段階の課題はかなり具体的に分かっています。
第一次の筆記は、聞いて答える問題が軸になります
第一次の筆記は2026年度で30分と示されていました。この時間の中で、いくつかの分野をまたいで出題される形になります。
- お話を聞いて答える問題では、読み上げられた短いお話のあとに、出てきたのはだれか、何をしていたか、どういう順番だったかをたずねられる形になります
- 数をあつかう問題では、絵の中のものを数えて多い少ないを比べる形や、同じ数ずつ分けたときにどうなるかを考える形が出されます
- 形をあつかう問題では、同じ形を見つける形や、重ねたときにどう見えるかを考える形が出されます
- 言葉をあつかう問題では、しりとりでつながる絵を選ぶ形や、はじめの音が同じものを集める形が出されます
- 身のまわりの知識をあつかう問題では、季節と行事を結びつける形や、仲間はずれを選ぶ形、身近な生きものについて答える形が出されます
30分という時間は、幼児にとって短くありません。分野が切り替わるたびに気持ちを切り替えられるか、途中で集中が切れないかが、そのまま結果に影響します。家庭でも、一分野ずつ細切れに進めるだけでなく、ときどきは続けて取り組む形を混ぜておきましょう。
制作技能は、手順どおりに進めて時間内に仕上げる形です
第一次では、筆記と同じく30分の制作技能が行われています。学校が課題を公表しているわけではありませんが、受験されたご家庭の話から中身は分かっています。この区分で問われるのは、作品の見ばえではありません。示された手順を覚えて順に進められるか、道具を安全に使えるか、決められた時間の中で終わらせられるか、そして使ったものを片づけられるかという点です。
ですから、特定の作品を繰り返し練習するより、家庭での工作を「手順を口で伝えてから始める」「時計を見ながら進める」「片づけまでを本人にまかせる」という形に変えておくほうが、そのまま準備になります。
第二次は、保護者が同席しない場でのやりとりです
第二次では、受検者本人の面接と、集団での行動観察が行われます。保護者が同席しない場で、初めて会う大人と向き合うことになりますので、答えの内容よりも先に、話しかけられたときに顔を上げて応じられるかどうかが土台になります。
集団での行動観察は、数人のグループで一つの活動を進める形です。ルールのある遊びや、みんなで一つのものをつくる場面が想定されます。ここでも、うまくできたかどうかより、順番を守れるか、思いどおりにならないときに切り替えられるか、終わったあと片づけに加われるかが見られています。第一次の筆記対策に時間を取られて、同年代と過ごす時間が減っていないか、途中で一度点検しておきましょう。
【2026年度】実際に出た問題の中身
2026年度(2025年実施)については、受験されたご家庭の話から出題の中身が分かっています。段階ごとに整理します。
第一次検定の筆記で出た問題
筆記は30分で、次のような問題が出ました。
- 男の子がおつかいで野菜を買いに行くお話などを聞き、持って行った物・寄ったお店・道で会った人・買った物・咲いていた花・お話の季節をあとから選ぶ、お話の記憶(2題)
- たくさん並んだ絵の中から、季節の違うものを選ぶ問題
- 2つの動物のうち、肉を食べるのはどちらかといった知識を問う問題
- 食事の場面の絵から、してはいけないことをしている子を選ぶ、道徳的な判断の問題
- 系列や点図形、パーツを順に並べていく問題
- 犬が骨を全部拾える道を通ってゴールまで進む、迷路のような問題
- 観覧車に似た回転の問題や、しりとりを少しひねった問題
- サイコロが転がるにつれて目の数が減っていくものを選ぶ問題
制作技能は「聞く・作る・片付ける」までひとつながり
制作技能も30分です。2026年度は「北風と太陽」のお話を聞いたあと、旅人が暖かく感じる色で太陽を塗り、寒く感じる色で風を描くという、お話の理解と色の使い分けを組み合わせた課題が出ました。カードの丸い部分に色を塗り、はさみで切り取って太陽の絵にのりで貼るという、塗る・切る・貼るを続けて行う課題もあります。ほかに、配られたお手本を自分で開いて観察しながら同じ形に折る折り紙の課題(帽子)、白い箱にはさみとのりをお手本どおりに片付ける課題、ボールをかごに投げ入れる課題がありました。作業時間は、ねずみがリンゴとチーズを食べ終わるまで、といった子どもに分かりやすい区切りで示されます。
第二次検定の行動観察と本人面接
第二次の行動観察は集団で行われました。2チームに分かれ、川や家の描かれた大きな地図のまわりに用意された病院・駅・消防署などのカードをどこに置けば便利な街になるかを相談し、相手チームの良いところを見つけて発表する課題が軸です。ほかに、フープをコーンのところまで協力して運ぶ遊び、先生とのじゃんけんで勝ち残っていくゲーム、絵本の読み聞かせがありました。
面接はお子さま本人だけで受けます。全員が同じ部屋で音楽の流れる中静かに待ち、1人ずつ呼ばれて面接官3名の部屋へ移動して椅子に座って受ける形です。聞かれたのは、名前のほか、外遊びと家の中の遊びのどちらが好きか、好きな絵本とその好きなところ、今日はどうやって会場まで来たか、といった身近な話題でした。
対策についてよくある質問
Q. 学校は過去問題を公表していますか
公表されているという情報は確認できませんでした。市販の受験資料に掲載されている内容も各社が独自に集めたものです。学校の公式発表ではないという前提で活用してください。
Q. 筆記は何分ですか
2026年度は30分と記載されています。あわせて制作技能が30分です。年度によって変わる可能性がありますので、最新の情報は募集要項でご確認ください。
Q. 制作技能ではどんな課題が出ますか
2026年度は、お話を聞いて色を塗り分ける課題、塗る・切る・貼るをひとつながりで行う課題、折り紙、道具の片付けなどが出ています。特定の作品を練習するのではなく、指示を聞いて手順どおりに進める、時間内に仕上げる、片づけまで自分で行うという3点を日常の工作の中で意識しておくのが実践的です。
Q. 面接は保護者も一緒ですか
2026年度の資料には、第二次検定の面接は受検者本人に対して行われると記載されています。保護者面接についての記載はありませんでした。
Q. 対策をすれば必ず合格できますか
第三次検定として抽選が行われています。2026年度は第二次合格が男子20名・女子16名、抽選合格が男子17名・女子13名でした。考査を通過しても最終的に決まらない可能性がありますので、私立の併願を含めた計画を検討しておくことをおすすめします。
▶ 京都教育大学附属桃山小学校の受験情報をまとめて確認したい方は 【京都教育大学附属桃山小学校】受験情報まとめ をご覧ください。
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