【小学校受験】私立小学校の編入試験とは?
編入試験とはどのような試験なのでしょうか。まずは、編入試験の概要について確認しておきましょう。
編入試験の目的
編⼊試験は、ご家庭の都合などにより退学者(転出者)が出た際の⽋員補充を目的に行われるのが一般的です。特に、海外駐在員や転勤族のご家庭が多く在籍する学校では、毎年⼀定数の転出者が出るため、児童数を維持するために編入試験が行われています。
実施時期
基本的に⽋員が⽣じた際に実施されます。そのため、ごく少数の募集になることが⼀般的です。また、編入試験が行われない年度もあります。
実施時期は、年度の変わり目に合わせるために1〜2月に行われることが多いですが、学期の変わり目に募集がかかることもあります。
試験内容
試験内容は学校によって異なります。一部の学校の筆記試験では、学年相応のレベルを超えた難易度の高い問題が出されることもあります。特に、⼩学校受験で「ペーパーテストの難易度が⾼い」と⾔われる学校や、いわゆる「中受校」(在校⽣のほぼ全員が中学受験する私⽴⼩学校)では、その傾向が顕著です。
また、筆記試験に加えて⾯接や適性検査が⾏われることもあります。ご家庭の様子やお⼦さまの性格などが総合的に評価されるため、入念な準備が必要になります。
【小学校受験】私立小学校編入試験の内容
編入試験で合格を勝ち取るためには、入念な準備が欠かせません。編入試験の5つの内容を押さえた対策をしましょう。
試験① 学⼒テスト
編⼊試験では、学⼒テストが実施されます。出題範囲は基本的に学年相応ですが、学校によっては思考⼒を試す応⽤問題が出ることもあります。特に、学習進度が速い学校や、中学校受験を⾒据えた教育を⾏う学校(中受校)では、地頭のよさや柔軟な思考⼒が問われる問題を出されることが多いです。
また、思考⼒や観察⼒、推理⼒などの総合的な能⼒が必要な適性検査を組み合わせたケースも⾒られます。例えば、図形や論理的思考、読解などの能力が試される問題が出され、学習の素地があるかを評価されます。
試験② 実技テスト
⼀部の学校では、体育や図⼯の実技試験が⾏われます。体育では、指⽰⾏動や模倣体操、徒競⾛などの簡単な課題が出されます。図⼯ではテーマに沿った絵や⼯作に取り組むのが定番です。
これらの試験では、お⼦さまの能⼒だけでなく、試験官の指⽰を理解して実⾏できるかが重視されます。運動が得意でなくても、ルールを守り真剣に取り組む姿勢が評価されることもあります。
試験③〜⑤
その他の試験の内容については「謎のヴェールに包まれし、編⼊試験の秘密を解き明かす! 私⽴⼩学校編⼊試験 突破マニュアル」にて解説しています。編入試験の内容やポイントが気になる方は、ぜひこちらのマニュアルをチェックしてみてください。
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【小学校受験】編入試験の対策ができる塾
編入試験を受けるために、塾なしで合格するのは非常に厳しいでしょう。そのため、塾で編入試験の対策をするのが現実的な手段です。では、どのように対策するべきなのでしょうか。ここでは、それぞれのメリットを中心に紹介します。
編⼊試験に強い専⾨教室
編⼊試験に特化した塾で、試験に必要な学習内容を徹底的にサポートしてくれます。基礎学⼒向上のカリキュラムを進めながら、編入試験の対策をすることができます。
【メリット】
- 編⼊に特化した専⾨知識が豊富で、各校ごとに対応可能。
- 過去問や合格者のデータが充実している。
- 保護者も対象とした総合的なサポートが受けられる。
個⼈塾
個⼈塾では、少⼈数または個別で丁寧な指導を受けることができます。特定の学校に特化していることが多く、その学校の生徒や先生との太いパイプを持っている場合もあります。
【メリット】
- 個別対応が可能で、お⼦さまやご家庭の状況に合わせた指導が受けられる。
- 特定の学校に特化している場合が多く、得意校に抜群の結果を残す。
- ⽐較的、通塾費⽤が安価に抑えられる。
⼀般的な進学塾
⼀般的な進学塾に⼊塾し、志望校の編⼊募集を待ちながら中学校受験を視野に⼊れるご家庭も多くいらっしゃいます。私⽴⼩学校の編⼊試験で出題されるペーパーテスト対策のためにも、進学塾で基礎学力を向上させることは効果的です。
【メリット】
- 編⼊試験に必須の基礎学⼒を⾼めることができる。
- 編⼊募集がかからなかった場合、中学校受験に舵を切りやすい。
- 学習習慣が⾝に付き、知的好奇⼼を育める。
家庭教師
家庭教師はお⼦さまのペースや弱点に合わせたマンツーマン指導ができます。特定の学校の編⼊試験に詳しい家庭教師を選べば、より効果的な対策が期待できます。
【メリット】
- 完全オーダーメイドの指導が可能。
- お⼦様の進度に合わせた柔軟な学習計画が⽴てられる。
- 通塾の必要がなく、時間の⾃由がききやすい。
ご家庭での家庭学習(親御様が指導する対策のみ)
親御様がお⼦さまを指導し、家庭学習のみで私⽴⼩学校の編⼊試験に挑むという選択肢もあります。ただし、教育に詳しい親御様でないと、専門的な対策が難しいと思います。
【メリット】
- 親⼦で学習に取り組むことで、お⼦さまの成⻑を間近で⾒守り、信頼関係を深められる。
- 学習スケジュールや教材選びなどを⾃由に調整できるため、柔軟な対応が可能。
- 塾や家庭教師を利⽤しない分、費⽤を⼤幅に抑えられる。
【小学校受験】私立小学校の編入試験|まとめ
私立小学校の編入試験は、一般入試に比べて情報が少なく、どのように対策したらよいかわからない方も多いと思います。しかし、情報戦で負けているようでは、高倍率の編入試験を突破することは難しいでしょう。ぜひ本記事でご紹介した「謎のヴェールに包まれし、編⼊試験の秘密を解き明かす! 私⽴⼩学校編⼊試験 突破マニュアル」をご活用いただき、ライバルに差をつけてください。