第一志望の小学校から、不合格の知らせが届きました。
この先、どうすればよいのか分からず、気持ちの整理もつきません。
【小学校受験】不合格の知らせを受けたら、まず親がすること
結果を知った直後は、ご両親のほうがショックを受けていることも少なくありません。まずは深呼吸をして、ご夫婦で気持ちを分かち合う時間をとりましょう。
お子さまに結果を伝えるときは、次の点を意識してください。
- 結果をお子さまのせいにしない(「あなたが〜だったから」という言い方は避ける)
- 毎日の練習や、当日がんばったことを具体的にほめる
- ご両親が前を向いている姿を見せる
伝えるタイミングは、落ち着いて話せる時間を選びましょう。お子さまが泣いたり黙ってしまったりしても、その気持ちをそのまま受け止めてあげてください。
幼いお子さまは、結果そのものよりも、ご両親の表情や声の調子から多くを感じ取ります。「がんばったことは、ちゃんと力になっているよ」と伝えることで、お子さまの自信を守ることができます。
ご両親自身の気持ちの整え方
長い時間をかけて準備してきたぶん、悔しさや、周りのご家庭と比べてしまう気持ちが出てくるのは自然なことです。つらい気持ちは、ご夫婦の間で素直に言葉にしてかまいません。そのうえで、「この経験を通じて、子どもにどんな力がついたか」を二人で書き出してみてください。あいさつができるようになった、長い時間座って話を聞けるようになったなど、受験がなければ気づかなかった成長がきっと見つかります。
不合格の理由は、多くの学校で公表されていません。気になるお気持ちは自然なことですが、理由探しに時間を使いすぎず、次の行動に目を向けていきましょう。考えられる一般的な理由は、不合格になる理由と対策の記事でも解説しています。
【小学校受験】まだ受けられる学校を確認する
小学校受験は、秋の私立の考査で終わりとは限りません。学校によっては、次のような機会があります。
- 二次募集・後期募集:一次の考査のあとに、追加で募集を行う私立小学校がある
- 欠員補充:入学の辞退などで欠員が出たときに、追加で募集を行う学校がある
- 国立小学校:考査や抽選の時期が私立より遅い学校があり、日程によっては出願できる
これらは実施の有無や時期が年度ごとに変わり、募集人数も少ないことがほとんどです。気になる学校があれば、公式サイトの「入試情報」や「お知らせ」をこまめに確認し、必要なら学校へ直接問い合わせましょう。
ただし、焦って受験校を増やすことが、必ずしもお子さまのためになるとは限りません。お子さまの疲れ具合や、その学校に本当に通わせたいかを、ご家族で話し合ったうえで決めてください。国立の抽選については、国立小学校の抽選・くじ引きの記事もご覧ください。
情報の集め方
二次募集や欠員補充の情報は、学校の公式サイトに短期間だけ掲載されることがあります。気になる学校はブックマークしておき、数日おきに確認しましょう。通っていた幼児教室があれば、先生に相談すると情報を得られることもあります。
【小学校受験】公立小学校へ進む場合の準備
公立小学校への進学は、決して「残念な選択」ではありません。地域のお友だちと一緒に通い、多様な家庭のお子さまと関わる経験は、公立ならではの良さです。地域の中で育つ安心感や、放課後に近所のお友だちと遊べることも、毎日の生活を豊かにしてくれます。小学校受験を経験したお子さまは、入学前から集団の中でのふるまい方や、話を聞く姿勢が身についていることが多く、それは公立小学校でも大きな強みになります。
公立小学校に進む場合は、お住まいの自治体から届く就学の案内(就学時健康診断や入学通知など)に沿って準備を進めます。時期や手続きは自治体によって異なるため、届いた書類をよく確認しましょう。
受験のために続けてきた家庭学習は、ぜひ形を変えて続けてください。毎日少しずつ机に向かう習慣、話を最後まで聞く姿勢、身の回りのことを自分でする力は、公立小学校でもそのまま生きてきます。
公立小学校に進んでからの過ごし方
入学後の最初の数か月は、新しい環境に慣れることが何より大切です。学校での出来事をお子さまが話してくれたら、最後までしっかり聞いてあげてください。宿題や音読の習慣を家庭で支えることに加え、読書や図鑑、博物館や自然体験などで興味を広げておくと、学ぶ意欲が育ちます。公立小学校には、学童保育や放課後の地域活動など、ご家庭の状況に合わせて使える仕組みもあります。
【小学校受験】編入試験という道もある
私立小学校の中には、在校生の転居などで欠員が出たときに、2年生以上を対象とした編入試験を行う学校があります。実施は不定期で、募集人数もごくわずかなことが多いため、希望する学校の公式サイトを定期的に確認することが大切です。
編入試験では、学年相当の学力を見る筆記試験や面接が行われることが一般的です。公立小学校での学習をしっかり積み重ねておくことが、そのまま編入の準備にもなります。編入を考える場合は、志望校の教育方針をあらためて調べ、説明会や公開行事に足を運んでおくと、いざ募集が出たときに落ち着いて準備できます。流れや難しさについては、次の記事でくわしく解説しています。
【小学校受験】中学受験に向けて力を伸ばす
小学校受験の準備で身につけた力は、中学受験でも大きな土台になります。とくに、次のような力は小学校6年間を通じて伸ばしていけます。
- 話を集中して聞き、指示どおりに取り組む力
- 図形や数量を目で見て考える力
- 毎日決まった時間に学習する習慣
中学受験の本格的な準備は小学校の中学年ごろから始めるご家庭が多いため、低学年のうちは読書や体験、外遊びなど、学びの幅を広げる時間を大切にするとよいでしょう。小学校受験の経験は、どの道に進んでもお子さまの力になっています。
中学受験では、私立中学校のほか、国立大学の附属中学校や、公立の中高一貫校という選択肢もあります。それぞれ求められる力や試験の形が異なるため、お子さまの興味や得意なことを見ながら、高学年になるまでにゆっくり情報を集めていけば十分です。
【小学校受験】不合格のあとのよくある疑問
来年、もう一度1年生として受験できますか?
小学校は、決められた年齢で1年生に入学するのが原則です。翌年に同じ学校を目指す場合は、1年生の入学試験ではなく、2年生以上の編入試験の機会を探すことになります。
きょうだいが受験するときに不利になりますか?
学校の考え方によりますが、上のお子さまが不合格だったことを理由に、きょうだいが不利になるという話は一般的ではありません。ご家庭の方針と学校の方針が合うかどうかを、あらためて見つめ直してみてください。
通っていた幼児教室はやめたほうがよいですか?
進む道によって判断が変わります。二次募集や国立を受ける場合は、続けたほうが安心です。公立小学校に進む場合は、いったん区切りをつけ、入学準備やのびのびした遊びの時間に切り替えるご家庭が多いようです。
受験のために用意した教材は、どうすればよいですか?
図形やお話の記憶などの教材は、入学後の学習の土台づくりにも役立ちます。お子さまが楽しんで取り組めるものを選び、遊びの延長として続けてみてください。
気持ちが切り替えられません。どうすればよいですか?
無理に切り替えようとしなくて大丈夫です。時間をかけて、ご家族でこれまでの歩みを振り返ってみてください。迷ったときは、個別相談でお話を伺うこともできます。
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