一燈園小学校に入学したら、中学・高校はどうなるのでしょうか。
内部進学の仕組みや、その後の進路が気になっています。
【一燈園小学校】併設中学校へ優先的に入学できる
一燈園小学校の大きな安心材料が、併設の一燈園中学校へ優先的に入学できることです。
これは学校が公式に掲げている特徴のひとつで、小学校を選ぶ段階から中学校進学までの道筋が見えている状態になります。
公式サイトのよくある質問でも、小学校の卒業生の大半は一燈園中学校へ進学するとされています。
つまり、多くのお子さまが小学校からそのまま中学校へと進んでいるということです。
中学受験のための塾通いや、受験勉強に追われる高学年を過ごさなくてよいというのは、ご家庭にとって大きな意味を持ちます。
小学校時代を、目先のテスト対策ではなく、自分の興味を掘り下げることや、生活習慣・情操を育てることに使えるからです。
一燈園小学校が大切にしている「祈り」「汗」「学習」という柱を、途切れさせずに積み重ねられるという点でも、一貫教育は理にかなっています。
学校の全体像は一燈園小学校の受験ガイド総まとめもあわせてご覧ください。
【一燈園小学校】1学年20名以内の小中高一貫教育
一燈園学園は、幼稚園から高等学校までがひとつのキャンパスにある一貫校です。
一燈園小学校の場合、児童数は55名、1クラス3〜12名という規模です。
公式サイトでは、1学年10名前後の小中高一貫教育を行う「日本一小さな私立学校」と紹介されています。
教育方針としても「少人数(1学年20名以内)による一貫教育」が掲げられており、少人数であることが偶然ではなく、意図された方針であることが分かります。
一貫教育のなかで少人数が保たれると、次のような環境が生まれます。
- 先生が一人ひとりの学力と資質を長期的に把握できる
- 12年間を通して、同じ教育方針のもとで学び続けられる
- 学年を越えた交流が自然に生まれる
- 小学校で身につけた作法や習慣が、中学・高校でも続く
とくに、一燈園小学校で正課として学ぶ能・謡曲、リトミック・洋舞、日本舞踊、剣道、珠算といった学びは、短期間では身につきにくいものです。
一貫教育だからこそ、こうした積み重ねが生きてきます。
少人数教育の中身は一燈園小学校の少人数教育の記事で詳しく解説しています。
【一燈園小学校】中高生との日常的な交流が進学の助けになる
小中高一貫といっても、実際にどれだけ交わるかは学校によって差があります。
一燈園小学校の場合、中学生・高校生との交流は日常の中に組み込まれています。
公式サイトによると、次のような場面が小中高合同で行われるとされています。
- 毎朝の朝課(礼堂に全児童・生徒が集まる15分間の瞑想)
- 食堂での昼食(全児童・生徒がそろっていただく)
- 運動会や学習発表会などの学校行事
- 小学1年生から高校3年生までがつながる学園リレー
運動会の企画運営は高校2年生に一任されているとされ、下級生から見れば、数年後の自分の姿がすぐそこにあることになります。
こうした「縦の人間関係」のなかで育つと、中学校進学は環境が一変する出来事ではなく、地続きの一歩になります。
進学時の不安が小さいことは、内部進学の大きなメリットです。
一般的に、中学入学は環境が大きく変わるタイミングです。
校舎も先生も友人関係も一度に変わることで、学習面でも生活面でもつまずくお子さまは少なくありません。
その点、一燈園小学校から一燈園中学校へ進む場合は、校舎も先生方も、毎朝の朝課や食堂での昼食といった生活の流れも、すでに知っているものです。
新しい環境に慣れるためのエネルギーを使わずに済む分を、学習や自分の関心を深めることに向けられます。
また、上級生の姿を日常的に見ていることは、お子さま自身の目標づくりにもつながります。
「あの先輩のようになりたい」という具体的な像を持てることは、少人数の一貫校ならではの財産といえるでしょう。
行事の様子は一燈園小学校の行事の記事もあわせてご覧ください。
【一燈園小学校】高校卒業後の進路はどうなっている?
保護者の方が最も気になるのが、高校卒業後の進路ではないでしょうか。
公式サイトのよくある質問では、高校からは4年制大学を中心とした進学が行われているとされています。
また、卒業生のなかには京都大学や東京大学を含む国公立大学、難関私立大学への合格者もいるとされています。
ただし、ここで注意していただきたいことがあります。
公式サイト自体が「進学校ではない」と明記しているという点です。
一燈園学園は、大学合格実績を第一の目的に掲げている学校ではありません。
創設以来、受験偏重の教育とは一線を画し、全人教育を実践してきた学校です。
年度ごとの詳しい進学実績(合格者数の一覧など)は公表されていませんので、この記事で具体的な数字をお伝えすることはできません。
進路について詳しく知りたい場合は、学校説明会や個別相談の場で直接おたずねください。
- 直近数年の卒業生の進路の傾向
- 大学受験に向けた高校での学習支援の体制
- 外部の高校や大学を受験する場合のサポート
- 一貫校のなかでの進路指導の考え方
こうした点は、資料だけでは分からない部分です。説明会の活用方法は一燈園小学校の説明会の記事にまとめています。
【一燈園小学校】一貫校を選ぶときに家庭で話し合っておきたいこと
小中高一貫校は、メリットばかりではありません。
12年間という長い時間を、少人数の同じ集団で過ごすことになるからです。
出願前に、ご家庭で次のような点を話し合っておくことをおすすめします。
- 少人数の環境が、お子さまの性格に合っていそうか
- 大学受験を見据えた進学指導を、どの程度求めるか
- 途中で外部の中学・高校を受験する可能性を考えているか
- 学校の教育方針に、ご夫婦そろって共感できているか
とくに大切なのは、最後の点です。
一燈園学園の教育は、朝の瞑想や奉仕活動、伝統文化の正課など、一般的な私立小学校とは異なる要素が多くあります。
12年間をここで過ごすということは、この教育観のなかでお子さまが育つということです。
「大学進学のための環境」ではなく「人としての土台を育てる環境」を選ぶ、という理解があるかどうかが、一貫校選びの分かれ目になります。
この点は面接や出願理由書でも問われる部分ですので、願書の書き方や面接対策の記事もあわせてご覧ください。
わが家の方針と学校の方針が合っているか整理したい方は、オンライン個別相談でご相談いただけます。
【一燈園小学校】内部進学に関するよくある質問
最後に、進学についてよくいただく質問にお答えします。
Q1.小学校から中学校へ上がるときに試験はありますか?
公式サイトでは、併設中学校へ優先的に入学できるとされています。手続きの具体的な流れや条件については公式サイトで確認できませんでしたので、説明会や学校へのお問い合わせでご確認ください。
Q2.外部の中学校を受験することはできますか?
外部受験の可否や、その場合の学校の対応について公式な記載は確認できませんでした。将来の選択肢として考えている場合は、入学前に必ず学校に確認しておきましょう。
Q3.一貫校ですが、学力面は心配ないでしょうか?
公式サイトでは、教育の柱のひとつに「学習=基礎学力の徹底と定着」が掲げられており、少人数によるきめ細かい指導と基礎学力の充実が特徴として挙げられています。一方で進学校ではないと明記されていますので、大学受験に向けてどこまでの指導を求めるかは、ご家庭で整理しておきたい点です。学校の教育観については一燈園小学校の特色の記事をご覧ください。
Q4.途中から入学することはできますか?
転・編入制度があり、原則として4月入学・1〜5年生が対象とされています。また、仕事の都合等で転居する場合の復学制度、帰国子女の受け入れもあるとされています。詳しくは一燈園小学校の入試日程の記事や学校へのお問い合わせでご確認ください。
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