聖ヨゼフ学園小学校が「開智横浜国際小学校」という名前に変わると聞きました。
2027年度の入試も大きく変わるようで、何から手をつければよいのか分からず不安です。
2026年7月23日付で設置法人の変更が正式に認可され、2027年4月1日付で設置法人が学校法人アトンメント会から学校法人開智学園へ変わることが決まりました。
これに伴い、2027年度(令和9年度)の児童募集要項は「開智横浜国際小学校」の名称で公開されています。
大切なのは、以下の3点です。
・校名と設置法人は変わりますが、公式は「教育理念や伝統を尊重し、教育環境は円滑に引き継がれる」と説明しています
・2027年度入試はA方式・B方式・総合型の3つになり、回によって第一志望のみの受験になります
・公式が「準備が整い次第ご案内」としている部分は、現時点では決まっていません
開智横浜国際小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
開智横浜国際小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【開智横浜国際小学校】校名はいつ、どう変わるのか
いま公式に発表されていることだけを整理します。
学校法人アトンメント会は、2026年7月31日付で「設置法人の変更認可に関するお知らせ」を理事長名で公表しました。そこには、学校法人アトンメント会と学校法人開智学園の間で進めてきた設置法人の変更が、2026年7月23日付で正式に認可されたことが書かれています。
これにより、2027年4月1日付をもって、聖ヨゼフ学園小学校・中学校・高等学校の設置法人が学校法人開智学園に変更されることが決まりました。小学校だけではなく、中高もあわせての変更です。
要項の名称はすでに「開智横浜国際小学校」
校名は、入試の場面で先に姿を見せています。2026年7月30日に公開された要項は「開智横浜国際小学校 2027年度(令和9年度)入学 児童募集要項」という名称で、要項の中には「聖ヨゼフ学園小学校(2027年度より開智横浜国際小学校)」という併記もあります。
2027年4月からは開智横浜国際小学校として新しい1年生を迎えます。2027年度入学のお子さまは、入学した時点で新しい校名の1期生です。
在校生や教育環境については「円滑に引き継がれる」
お知らせでは、設置法人は変更となるものの、これまで培ってきた教育理念や伝統を尊重し、児童・生徒の学校生活や教育環境は円滑に引き継がれる、と説明されています。さらに充実した教育の展開を目指すことも書かれています。
一方、お知らせの末尾には「詳細や今後の具体的な手続きにつきましては、準備が整い次第、改めてご案内させていただきます」とあります。確定していることと、これから案内されることは分けて受け取る必要があります。
なお、中学校・高等学校の校名については公式に記載を確認できていないため、この記事でも触れません。学校の全体像は総合ガイドと学校の特徴をまとめた記事もあわせてご覧ください。
【開智横浜国際小学校】2027年度入試はここが変わった
2027年度(令和9年度)入試は、方式が3つに分かれたことが最大の変更点です。
募集人員は新1年生の男女あわせて70名です。考査料は30,000円で、複数回受験する場合も初回出願時のみの納入とされています。出願資格には、2020年4月2日から2021年4月1日までに生まれたお子さまであること、学園の教育理念と特色ある教育課程に賛同できるご家庭であること、他者を思いやり「共に学ぶ」ことができるお子さまであることが挙げられています。
第1回(2026年10月20日)はA方式とB方式
第1回は2026年10月20日に行われ、A方式とB方式のどちらかを選びます。出願はWEBで9月1日から9月30日までです。
- A方式:個人テスト(口頭)、行動観察、面接(保護者と受験生の3者面接)などからなります
- B方式:ペーパーテスト、作業、行動観察、運動、受験生面接などからなります
A方式は文字の読み書きを必要としない出題で、個人テスト12分、行動観察20分、自由遊び20分程度と示されています。B方式はペーパーテスト15分、作業15分、行動観察15分、運動15分です。
合格発表はA方式が10月20日の午後7時30分、B方式が10月23日の午前10時です。第1回には第一志望者と併願志望者の区分があり、併願の場合は延納金を納めることで入学手続きの締切を延期できます。
第2回(2026年11月7日)と第3回(2026年12月12日)は第一志望のみ
第2回は2026年11月7日にB方式で行われます。出願は9月29日から11月3日まで、合格発表は11月10日の午前10時で、第一志望者のみの受験です。
第3回は2026年12月12日で、総合型として行われます。内容はグループでの探究活動が40分、受験生面接が10分(未受験の方のみ)です。出願は11月10日から12月9日まで、合格発表は12月15日の午前10時で、第3回も第一志望者のみです。
つまり、併願というかたちで受けられるのは第1回のみです。
面接は「事前面接日」に行われます
見落としやすいのが面接の時期です。考査当日ではなく、事前面接日に実施されます。事前面接日は10月3日(土)、10月10日(土)、10月17日(土)と示されており、平日の対応も可能とされています。
考査の前に面接があるということは、準備が前倒しになります。面接で聞かれる内容の記事で傾向を確認し、9月中には受け答えの形を作っておきたいところです。考査の対策は試験内容の解説記事が参考になります。
倍率は、方式が新しくなったため、これまでの数字がそのまま当てはまるとは限りません。過去の状況は倍率の記事にまとめていますが、最新の数値は必ず募集要項と学校の発表でご確認ください。
【開智横浜国際小学校】学費と初年度にかかる費用
2027年度入学の初年度納入額は、合計1,264,000円と示されています。内訳は次のとおりです。
- 入学金:200,000円
- 施設設備資金:140,000円
- 授業料:384,000円
- 教育振興費:180,000円
- IB教育費:240,000円
- 施設設備維持費:120,000円
このほかに、1年次の教材費が約50,000円、宿泊体験学習費が約40,000円、教育後援会費が年間30,000円かかります。卒業時の同窓会費30,000円も要項に記載されています。
入学手続きの入学金は200,000円で、第1回A方式の第一志望は10月21日23時59分まで、B方式の第一志望は10月24日までが期限です。
金額は2027年度入学の要項に記載されたものです。改定されることがありますので、出願前に必ず最新の募集要項でご確認ください。学費の考え方は学費の記事でも整理しています。
【開智横浜国際小学校】教育の中身は変わるのか
いちばん気になるところだと思います。「公式に書かれていること」と「まだ書かれていないこと」を分けてお伝えします。
公式に確認できること
この学校は、2018年1月9日付で日本の小学校として初めて「国際バカロレアPYP校」に認定されています。探究の時間は週6〜8時間行われ、時数は学年により異なります。英語は年間70時間(1年生は68時間)の配当です。
2027年度入試に総合型(探究活動)が加わったことも、探究を軸にした学びの手がかりと言えます。教育の中身は教育内容の記事で取り上げています。
まだ公式に書かれていないこと
公式が述べているのは、これまでの教育理念や伝統を尊重し、学校生活や教育環境は円滑に引き継がれる、という点までです。校名変更後のカリキュラムや教員体制、学費の見通しについての具体的な発表は確認できていません。同じ学校法人が設置する他校との関係についても、公式に説明はありません。
ここは推測で語らず、「準備が整い次第ご案内」とされている続報を待つのが確実です。中学校以降の進路は進学実績の記事もご覧ください。現時点で確定しているのは「設置法人が変わること」「校名が変わること」「2027年度入試の要項の中身」の3つです。ここを土台に準備を進めれば、あとから情報が出ても崩れません。
【開智横浜国際小学校】受験を考えるご家庭が今からできること
1.説明会で「学校の言葉」を直接聞く
2026年度に予定されている説明会・公開行事は、8月22日(土)の夏休み説明会、9月5日(土)の第2回学校説明会、9月23日(水・祝)のプレテスト、10月28日(水)の説明会などです。節目の年ですから、学校が保護者にどう説明するかを直接聞ける機会は貴重です。日程は変更されることがありますので、公式サイトでご確認ください。過ごし方は説明会の記事にまとめています。
2.受ける方式を早めに決める
A方式・B方式・総合型は、求められる力もペーパー対策の量も違います。第2回・第3回が第一志望のみである以上、併願を考えるご家庭は第1回の選択が実質的な勝負です。迷われる場合は個別相談でお子さまの様子を伺いながら一緒に決めていきましょう。
3.面接と願書を9月中に仕上げる
事前面接が10月上旬から始まりますので、逆算すると9月中には形にしておきたいところです。出願資格に「学園の教育理念に賛同できる保護者」が挙げられている以上、志望理由は学校の言葉と噛み合っている必要があります。願書作成サポートと面接対策もご活用ください。
4.生活面の情報も集める
通学のしやすさ、給食、制服といった部分は6年間の負担に直結します。アクセス、給食、制服の記事で入学後のイメージを持っておくと、志望理由にも厚みが出ます。日々の学習の進め方に迷われたら家庭学習サポートをご利用ください。
【開智横浜国際小学校】よくある質問
Q.校名はいつから変わりますか
2027年4月1日付で設置法人が学校法人開智学園に変更されます。2027年度(令和9年度)入学の児童募集要項は、すでに「開智横浜国際小学校」の名称で公開されています。
Q.在校生の学校生活はどうなりますか
公式のお知らせでは、教育理念や伝統を尊重し、学校生活や教育環境は円滑に引き継がれると説明されています。具体的な手続きは「準備が整い次第、改めてご案内」とされています。
Q.併願はできますか
第1回には第一志望者と併願志望者の区分があり、併願の場合は延納金で入学手続きの締切を延期できます。第2回と第3回は第一志望者のみです。
Q.中学校・高等学校の校名はどうなりますか
設置法人が2027年4月1日付で学校法人開智学園に変わることは公表されていますが、中学校・高等学校の校名についての記載は確認できていません。公式の発表をお待ちください。
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