聖ヨゼフ学園小学校って、どんな教育なんですか?
聖ヨゼフ学園小学校(神奈川県横浜市)の教育の特色が気になる方へ。カトリックの精神や、国際バカロレア(IB)の学びについて、お受験指導のプロが整理します。
カトリックの精神に基づく教育
聖ヨゼフ学園小学校は、カトリックの教えに基づき、愛の心を養う教育を行っています。校訓「信望愛」のもと、心の育ちを大切にしています。
知性・徳性を高め、心身を鍛え、社会に貢献する人を育てることを目指しています。神からいただいた一人ひとりの賜物に気づき、生かそうとする姿勢を育てます。
宗教的な情操教育を通じて、感謝や思いやり、人を大切にする心が育まれます。落ち着いた校風が特徴です。
国際バカロレア(IB)のPYP認定校
聖ヨゼフ学園小学校の大きな特色が、国際バカロレア(IB)のPYP(初等教育プログラム)の認定校であることです。探究を中心とした学びが行われています。
子どもが自分で問いを持ち、考え、調べ、表現する探究の学びを大切にしています。世界に通じる、これからの時代に必要な力を育てます。
IBの学びを通じて、自分で考え、判断し、行動する力が育まれます。主体的に学ぶ姿勢が身につきます。
変化する社会に貢献できる力を育てる
聖ヨゼフ学園小学校は、将来の予想が難しい、変化する社会のなかで、さまざまな課題や問題に直面しても、自分で解決していける力を育てます。
普遍的な価値観を持ち、行動できる人になることを大切にしています。長い歴史のなかで受け継がれてきた校訓「信望愛」を土台に、新しい時代に対応した教育が行われています。
カトリックの精神とIBの学びを組み合わせた、他にはない教育が魅力です。
中学・高校へつながる環境
聖ヨゼフ学園小学校は、系列の聖ヨゼフ学園中学・高等学校へとつながる環境が整っています。長い見通しのなかで、じっくり学べます。
小学校で培った探究の学びや、カトリックの心を、中学・高校でさらに深めていくことができます。一貫した理念のもとで成長できます。
学園全体で子どもの成長を支える体制のなかで、安心して学びを積み重ねられます。
家庭で意識しておきたいこと
子どもの「なぜ」や興味を大切に見守り、考える経験を家庭でも育てましょう。学校のカトリック精神やIBの学びに共感できるかが、家庭選びの軸になります。
探究の学びや国際的な教育に魅力を感じる家庭には、聖ヨゼフ学園小学校はぴったりです。
教育方針や学校の雰囲気は、説明会で実際に確かめておくと安心です。子どもに合った環境かどうかを、じっくり見極めましょう。
聖ヨゼフ学園小学校の受験情報をまとめて読みたい方は、【聖ヨゼフ学園小学校】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
2027年度から校名が変わります(公式サイトの告知)
教育の話に入る前に、受験を考えているご家庭にとって欠かせない情報をお伝えします。
学校法人アトンメント会は2026年7月31日付で「設置法人の変更認可に関するお知らせ」を公表しました。2026年7月23日付で正式に認可され、2027年4月1日付で聖ヨゼフ学園小学校・中学校・高等学校の設置法人が学校法人開智学園に変更されます。告知では、これまで培ってきた教育理念や伝統を尊重し、児童・生徒の学校生活や教育環境は円滑に引き継がれるとしています。
あわせて、2026年7月30日に公式サイトへ掲載された2027年度生の募集要項は「開智横浜国際小学校 2027年度(令和9年度)入学 児童募集要項」という名称です。要項には「聖ヨゼフ学園小学校(2027年度より開智横浜国際小学校)」という表記があり、2027年度から校名が開智横浜国際小学校に変わることが示されています。
日本の小学校で最初の国際バカロレアPYP認定校です(公式サイト)
公式サイトによると、この学校は2018年1月9日に国際バカロレアのPYP(初等教育プログラム)認定を受けました。日本の小学校としては最初の認定校とされています。
PYPは、教科の枠を越えて探究を進める教育課程です。公式サイトには、育てたい姿として10の学習者像が挙げられていると記載されています。キリスト教にもとづく教育理念と、国際的な視野を持つ人を育てるという方向を、この教育課程で結びつけているという説明です。
2027年度の募集要項で、第3回が「総合型」として探究活動(グループ)を課していることも、この教育課程と重なる形です。入試の段階から、探究という言葉が使われているということになります。
公式サイトで確認できるカリキュラムの数字
公式サイトのカリキュラムのページには、時間の配分が具体的に示されています。
- 探究の時間:週6〜8時間(学年により異なります)
- 英語:年間68〜70時間(3年生から6年生は70時間)
- 宗教:年間34〜35時間
- 授業開始:8時35分/昼食:12時25分〜12時45分
- 下校時刻:4時間授業の日は13時40分、5時間授業の日は14時55分、6時間授業の日は15時50分
探究の時間が週6〜8時間というのは、かなりの分量です。国語や算数、理科、社会といった教科と結びつけながら進める形とされています。週あたり6時間から8時間を探究にあてるということは、1日1時間以上がその時間にあたる計算になります。
英語は1年生から用意されており、3年生以上は年70時間です。宗教の時間が年34〜35時間あることも、カトリック校としての性格を示しています。
教育方針の3つの柱と、校訓「信望愛」
資料によると、この学校は教育方針として3つの柱を掲げています。
- カトリックの教えに基づき、愛の心を涵養する
- 知性、徳性を高め、心身を鍛え、社会に貢献する人を育てる
- 神にいただいた個々の賜物に気づき、生かそうとする姿勢を育てる
そして校訓は「信望愛」です。カトリックの精神、とくに信望愛を基盤とした全人教育を目的としていると資料に記載されています。
3つ目の「神にいただいた個々の賜物に気づき、生かそうとする姿勢」という言葉は、国際バカロレアの探究学習ともつながって読めます。与えられたものを自分で見つけ、伸ばしていく。そのための時間として、週6〜8時間の探究があると考えると、理念と実践がつながって見えてきます。
年間行事に表れる、学校の1年
公式サイトには、月ごとの年間行事が掲載されています。教育の性格は、行事の並びにもよく表れます。
- 4月:始業式、入学式、授業参観、健康診断
- 5月:1学期みことばの祭儀、児童総会(前期)
- 6月:運動会、3年生体験学習、6年生体験学習
- 7月:2年生体験学習、終業式
- 9月:2学期みことばの祭儀、ヨゼフ祭、1年生体験学習
- 10月:5年生体験学習、4年生体験学習
- 11月:音楽会、授業参観、小・中・高合同下校訓練、校内レクリエーション大会
- 12月:待降節、クリスマスの集い、終業式
- 1月:創立記念行事、授業参観
- 2月:私立小学校児童造形展、児童総会(後期)、カトリック小学校連合音楽会(4年生)、エキシビション発表会
- 3月:卒業感謝みことばの祭儀、児童会選挙、卒業式、修了式
1年生から6年生まで、すべての学年に体験学習が用意されている点が特徴です。また、2月のエキシビション発表会は、国際バカロレアPYPの学びの集大成として行われるものです。みことばの祭儀や待降節、クリスマスの集いといったカトリック校ならではの行事も並んでいます。
教育についてよくある質問
国際バカロレアの認定はいつ受けたのですか
公式サイトによると、2018年1月9日にPYPの認定を受けており、日本の小学校で最初の認定校とされています。
英語の授業はどのくらいありますか
公式サイトのカリキュラムのページには、年間68〜70時間(3年生から6年生は70時間)と記載されています。
カトリックの信者でないと入学できませんか
入学の条件として信仰を求める記載は、公式サイトにも資料にもありません。
設置法人が変わると教育の内容も変わりますか
2026年7月31日付の告知では、これまでの教育理念や伝統を尊重し、教育環境は円滑に引き継がれるとされています。具体的な手続きや詳細は、準備が整い次第あらためて案内するとされています。
探究の時間とは何ですか
公式サイトによると週6〜8時間(学年により異なる)行われ、国語や算数、理科、社会といった教科と結びつけて進める形とされています。
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