愛知教育大学附属岡崎小学校の過去問には、どんな傾向がありますか?
よく見られる出題の分野
過去には教育テストや行動観察などの課題などが取り上げられてきました。分野が幅広いぶん、一つの苦手が全体の印象を下げてしまわないよう、まずは基礎を一つずつていねいに固めておくことが大切です。
それぞれの分野は、机の上の学習だけでなく、日常の遊びや会話の中でも育てられます。数や図形は身のまわりのものを数えたり並べたりする中で、言語やお話の記憶は絵本の読み聞かせや親子の対話の中で、自然と力がついていきます。
分野別の取り組み方
ペーパー系の課題は、スピードより「正確に理解できているか」を優先しましょう。最初はゆっくりでも、指示を正しく読み取って答えられることを積み重ねると、後から速さは自然についてきます。
制作や運動、行動観察が含まれる場合は、上手さよりも取り組む姿勢が見られます。準備・片付けまで含めて一つの活動と考え、ていねいに最後までやり切る習慣を大切にしてください。
実際にどんな問題が出ているか
学校が出題を公表しているわけではありませんが、受験されたご家庭の話から、傾向として押さえておける中身は見えています。1日目に教育テストと行動観察、2日目に面接という2日構成で、ここ数年は傾向に大きな変化がありません。
教育テストの傾向
教育テストはペーパー形式が中心で、お話の記憶と常識が柱です。加えて、図形のピースを組み合わせて絵を作る課題も出ています。常識の分野では、スーパーマーケットの店内を描いた絵の中から、してはいけないことをしている子を選ぶ問題が出ており、知識としてのマナーではなく、場面を読み取って判断できるかが問われています。
- お話の記憶を柱にしたペーパー
- 生活場面の絵からルールやマナーに反する行動を見つける常識の問題
- 図形のピースで絵を構成する課題
- 運動の要素を含む行動観察
面接・口頭試問の傾向
2日目の面接は、お子さまが先に入室する形です。お友だちとの関わりについての質問や、お話作りの課題が行われています。口頭試問では、箱の中に入れた道具を見ずに手で触って何かを当て、そこから使った経験、使った場面、それで作ったものへと話を広げていく形が出ています。
保護者には、志望動機のほか、学校と保護者とお子さまの三者の連携についての質問、この学校が進学校ではないことを理解しているかの確認、交通ルールを家庭でどう指導しているかといった話題が出ています。
傾向から読み取れる準備の軸
出題の全体を貫いているのは、指示を聞き取って理解する力、よく考えて行動する姿勢、自分の意見を相手に伝える力の三つです。ふだんの生活の中でいろいろなものに触れ、お子さまが興味や疑問を持ったときに自分で調べ、考えて答えを見つける経験を重ねておくことが、この学校の考査にいちばん近い準備になります。
家庭での過去問の使い方
過去問はあくまで傾向をつかむための材料です。答えの丸暗記ではなく、間違えた問題こそ「どこでつまずいたのか」を一緒に振り返ることで、次につながります。
同じ問題を何度も解かせるより、似た考え方の課題を色々な角度から経験させる方が、初見の問題にも動じない力が育ちます。
公式サイトに過去問や出題傾向の公表はありません
公表されているのは選考の枠組みと日程だけです
愛知教育大学附属岡崎小学校の公式サイトで確認できるのは、令和8年度入学者募集要項に記載された選考の枠組みと日程です。第1次選考として教育テスト・行動観察が令和8年1月7日(水)8時30分から、面接が1月8日(木)8時30分から。第2次選考として、必要な場合に抽選が1月10日(土)10時40分から実施されると案内されています。
一方で、教育テストの科目、出題形式、問題数、時間配分といった情報は掲載されていません。過去問そのものや、出題傾向をまとめた資料も公開されていません。市販の問題集や塾の資料に載っている傾向は、あくまで受験した家庭からの伝聞にもとづく再構成です。公式の裏づけがある情報ではないという前提で扱ってください。
得点開示制度が用意されています
募集要項には、得点開示期間として1月26日から30日まで(平日9時から15時)と記載されています。選考結果を数値で確認できる制度があるということです。
出題内容が公表されない一方で、自分の得点は開示される。この組み合わせは、選考が一定の基準にもとづいて採点されていることを示しています。運任せの選抜ではない、という点は準備の意味を考えるうえで重要です。
募集人員と検定料
令和8年度の募集人員は90名、検定料は3,300円です。提出書類は所定様式の入学願書と「入学検定料受付証明書貼付票(3,300円分)」の2点と案内されています。応募資格は、令和8年度に小学校第1学年に入学する者で、「入学時および在学中において、岡崎市内に保護者とともに居住する者」です。
学校の授業スタイルから逆算して考える
「ひとり調べ」と「かかわり合い」が授業の中心です
公式サイトの授業の進め方のページでは、この学校の授業構想が3つの段階で説明されています。まず教師が子どもの生活経験や思考の背景を多角的に理解し、その子のもっているよさを伸ばし可能性を拡げる願いを立てること。次に「子どもがあって教材がある」という考え方のもと、子どもの興味や生活とのかかわりを重視して教材を選定すること。そして「ひとり調べ」と「かかわり合い」を中心に子どもの追究の道筋を予測し、単元構想図を作成することです。
「ひとり調べ」は、その子なりに対象を引き寄せ、その子なりの方法で追究を深める活動と説明されています。教師は「朱記」や「対話」を通じて支援するとされ、総合的な学習は「くすのき学習」と呼ばれています。
教育目標の3本柱
公式サイトの教育目標のページには、次の3つが掲げられています。生活のなかから問題を見つけ、自ら生活を切り拓いていこうとする児童の育成。経験や体験を重視し、事実をもとに問題の解決を図ろうとする児童の育成。友だちを思いやりながら、互いに磨き合おうとする児童の育成です。
3つとも、子どもが自分から動くことと、事実にもとづいて考えることを軸にしています。決められた手順を速く正確にこなす力ではなく、目の前の出来事に対して自分なりの問いを立てられるかどうか。学校がそういう子どもの姿を求めていることは、公式の文言からはっきり読み取れます。
研究校としての性格
同校は明治40年に第1回特別授業研究会を実施して以来、毎年研究会を続けてきたと沿革に記載されています。教育関係者向けの学校参観や研究会員募集の案内が公式サイトに設けられているのも、この性格によるものです。
授業が研究の対象になっているということは、そこで学ぶ子どもにも、自分の考えを言葉にして人に伝える場面が日常的にあるということです。過去問の型を覚えることより、こうした学校の姿勢に子どもが合うかどうかを考えるほうが、6年間を見通すうえでは意味があります。
過去問と対策についてよくある質問
過去問はどこで手に入りますか
学校が過去問を公開している事実は確認できません。公式サイトの入学希望の方のページに掲載されているのは、令和8年度入学者募集要項、国立大学法人愛知教育大学附属学校規則、ランドセルの色の統一についてのPDFなどです。過去問集として市販されているものは、受験者からの聞き取りをもとに構成されたものと考えてください。
教育テストは何を測るテストですか
名称以外の説明は公式サイトにありません。時間、科目、形式のいずれも公表されていない状態です。連絡先は電話0564-21-2237、メールはaoi@m.auecc.aichi-edu.ac.jpと案内されていますので、確認したいことがあれば直接たずねてください。
行動観察ではどんなことをしますか
募集要項には「教育テスト・行動観察」として1月7日(水)8時30分からと記載されているのみで、内容の説明はありません。受験されたご家庭の話では、運動の要素を含む集団の課題が行われています。学校の教育目標が「友だちを思いやりながら、互いに磨き合おうとする児童の育成」を掲げていることは、集団での関わり方が見られる場面があると推測する手がかりにはなりますが、確定的な情報ではありません。
どのくらい前から準備を始めるべきですか
出願受付が令和7年10月31日から11月14日正午まで、選考が令和8年1月7日と8日という日程ですから、年長の秋から冬にかけてが山場になります。受付初日の午前9時30分に抽選で受付順を決定するという運用もありますので、10月に入る前には要項を入手して段取りを確認しておくとよいでしょう。
学校の様子を見る機会はありますか
公式サイトでは、運動会が5月23日、学校公開日が6月13日と案内され、それぞれチラシがPDFで掲載されています。実際の子どもたちの姿を見ることは、対策の方向を考えるうえで過去問より確かな手がかりになります。
対策のまとめと注意点
傾向は年度によって変わるため、過去問だけに頼りきらず、幅広い経験と基礎の積み上げを軸にしてください。ご家庭だけで進め方に迷うときは、専門家の視点も取り入れると、優先順位が整理しやすくなります。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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