愛知教育大学附属名古屋小学校の教育の特色を知りたいです。
教育の特色
1875年開校の国立大学附属校で、少人数による適応指導や探究的な学び、国際理解教育に取り組んでいます。こうした方針は、日々の授業や行事に表れます。学校説明会や公開行事で実際の様子を見ておくと、校風がより具体的に感じ取れます。
研究・実習校としての学び
国立の附属校として、探究的な学びや国際学級(5・6年)、教育実習・研究が行われています。国立の附属校では、大学と連携した研究授業や教育実習が行われることがあり、新しい教育の実践に触れられるのが特色です。
一方で、研究や実習に伴う独自の運営もあるため、説明会などで日々の学校生活の様子を確認しておくと安心です。
学校選びで見ておきたい点
国立の附属校は、通学区域や連絡進学など、私立とは異なる仕組みがあります。わが家の方針や通学環境に合うかを、早めに確認しておきましょう。
まとめと確認先
教育内容や研究の取り組みは年度によって変わることがあります。最新の内容は、学校が公表する情報で必ずご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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教育目標と学校の使命(2026年度)
愛知教育大学附属名古屋小学校が掲げている教育目標として、資料には次の四つが示されています。
- 健康で 心の豊かな子
- まことを求め 正しいことを守る子
- よく考え 実践する子
- 人を敬い 助け合う子
四つとも、学力そのものではなく子どもの姿を表した言葉で書かれているのが特徴です。「よく考え 実践する子」のように、考えることと行うことを一組にしている点も押さえておきたいところです。
あわせて、学校の使命として次の四つが挙げられています。
- 本校の教育目標の達成を図る
- 大学生の教育実地研究を指導する
- 教育の理論的・実践的研究を行う
- 公立学校との教育技術の交流を行う
四つのうち三つが、大学や他校との関わりに関するものです。つまりこの学校は、子どもを育てる場であると同時に、教員を育て、研究し、その成果を外へ広げる場でもあるということになります。年間行事にも、春の実践研究発表会、夏の隣接校種実習、秋の主免実習が挙げられています(2026年度)。
教科ごとに方針が示されています
この学校の資料でめずらしいのは、教科ごとの方針が示されている点です。要旨をまとめると次のようになります(2026年度)。
- 国語 協働的な学びを通じて言語能力を高め、他教科や実生活で使える力を育てる
- 社会 子どもが自ら学習問題をつくり、追究と解決を通して思考力や判断力を高める
- 算数 子どもが自律的に新しい概念を創造していく過程を重視する
- 理科 身のまわりの自然現象から学習問題を見出し、科学的に解決する力を育てる
- 生活 身近な人・社会・自然・自分自身への願いを生かした活動や体験に取り組む
- 音楽 歌・合奏・音楽づくりを通して表現し、聴き、仲間と共有する
- 図工 題材ごとに造形的な見方・考え方を定めて授業を行う
- 家庭 調理や裁縫などの体験的な活動を通して家庭生活の課題を追究する
- 体育 活動保障と内容保障の体育授業をめざす
- 外国語 子どもの「伝えたい」思いを起点に英語表現を学ぶ。1・2年生は本校独自のカリキュラム
- 道徳 教材をもとに学級全体で話し合い、道徳的価値を多面的に考える
多くの教科に共通しているのが、「子どもが自ら問いをつくる」という考え方です。社会科の「自ら学習問題をつくり」、理科の「学習問題を見出し」、算数の「自律的に新しい概念を創造していく」という記述は、いずれも同じ方向を向いています。教育目標の「よく考え 実践する子」が、教科の設計にまで通っていることが読み取れます。
外国語で1・2年生に独自のカリキュラムが用意されている点も特徴です。低学年から英語に触れる環境を重視しているご家庭にとっては、確認しておきたい部分でしょう。
国際学級と学校の規模
この学校には国際学級があります。募集の学年は5・6学年です(2026年度)。日本の学校生活に適応するための指導を目的として、少人数による教科指導、混入授業、日本語指導、はげみ学習に加え、給食指導や清掃指導、国際理解教育などが行われるとされています。
ねらいとして示されているのは、日本語の知識や表現・理解の能力を伸ばすこと、日本の生活習慣に適応すること、未学習の部分を補って学習能力を高めること、そして海外で身につけた知識や態度を保持し育てることです。海外で過ごした経験を失わせずに伸ばすという視点が含まれている点が特徴です。
学校の規模は、児童数545名、1クラス30名、教員37名(非常勤4名を含む)です(2026年度)。1クラス30名という人数は、国立の附属小学校のなかでは比較的落ち着いた規模といえます。
教育の特色についてよくある質問
大学の附属校であることの影響はありますか
学校の使命に、大学生の教育実地研究を指導することが挙げられています。年間行事にも夏の隣接校種実習、秋の主免実習が組まれています(2026年度)。担任以外の大人が教室に入る機会が定期的にあるということです。
研究発表の場はありますか
春の年間行事に実践研究発表会が挙げられています(2026年度)。内容や参加の可否については資料に記載がありませんので、学校の案内でご確認ください。
英語の授業は何年生から始まりますか
外国語について、1・2年生は本校独自のカリキュラムと記されています(2026年度)。具体的な時間数や内容は資料に記載がありませんので、学校へご確認ください。
安全面の取り組みはどうなっていますか
警備員が常時校門に立ち、定期的に校内を巡視していること、監視カメラが8カ所に設置されていることが挙げられています(2026年度)。
考査ではどのような力が見られますか
考査の区分として、ペーパー、行動観察、運動、口頭試問(面接)、保護者面接が示されています(2026年度)。具体的な出題は公表されていませんので、教育目標や教科の方針から読み取れる方向を手がかりに、日々の生活で土台を育ててください。最新は学校の募集要項でご確認ください。
年間行事から見える学びの形
教育の方針は、行事の組み方にもあらわれます。2026年度の資料に挙げられている主な年間行事は次のとおりです。
- 春 入学式、遠足、実践研究発表会
- 夏 隣接校種実習、山の生活(5年)、附小っ子まつり
- 秋 運動会、主免実習、古都の旅(修学旅行/6年)
- 冬 6年生を送る会、お別れ音楽会、卒業式
宿泊をともなう行事としては、5年生の「山の生活」と6年生の「古都の旅」があります。学年が上がるにつれて、より遠くへ、より長く過ごす形になっています。冬の「お別れ音楽会」は、音楽の方針にある「表現し、聴き、仲間と共有する」活動が形になったものと読むこともできるでしょう。
実習が夏と秋の二度組まれている点も、この学校ならではです。教員を目指す学生を受け入れる場であることが、一年のリズムに組み込まれています。
学校選びの判断材料としてどう使うか
教育の特色は、パンフレットの言葉だけでは伝わりません。教科の方針に「自ら問いをつくる」という考え方が共通していること、国際学級が5・6学年に置かれていること、実習や研究発表が年間行事に組み込まれていること。こうした具体を並べてみると、学校が何を大切にしているかが見えてきます。
そのうえで、ご家庭の考えと重なるかどうかを話し合ってみてください。募集人数は男女60名で、内部進学者を含み、本校を第一希望とする者という条件が示されています(2026年度)。第一希望として出願するかどうかを決める段階で、教育の方針への納得は欠かせません。教育活動の内容は年度によって更新されますので、最新は学校の案内でご確認ください。
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