奈良育英グローバル小学校の教育の特色や英語教育を知りたいです。
奈良育英グローバル小学校(奈良市法蓮町)は「世界に出ても負けない子どもに育てる」という教育方針を掲げています。ユネスコスクールとして体験学習を重視し、英語をはじめとする言語教育とSTEAM教育に力を入れています。ここでは公表されている特色を整理します。内容は年度によって変わるため、最新の情報は必ず公式の情報でご確認ください。
大切なのは、以下の3点です。
・奈良育英グローバル小学校の教育方針
・玉井式算数という取り組み
・ユネスコスクールとしての学び
奈良育英グローバル小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
奈良育英グローバル小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
奈良育英グローバル小学校の教育方針
教育方針は「世界に出ても負けない子どもに育てる」です。劇的に変わりゆくこれからの時代を力強く生き抜くために、子どもたちの人間としての本性を正しく伸ばすとされています。
自主創造の能力と友愛協同の精神を礎にした、しなやかで強いメンタリティを養成し、世界で活躍できる人材の素地を形成する。学校はそう述べています。
2022年に、奈良育英小学校から奈良育英グローバル小学校へと校名が変わりました。この方針が、校名にそのまま表れています。
玉井式算数という取り組み
特色ある教育のひとつが「玉井式算数」です。タブレットや電子黒板などのICT機器を活用しながら、創造力の育成をめざしています。
低学年では「国語的算数教室」、高学年では「図形の極」に取り組みます。ストーリー性のあるアニメーションを使った動画から、状況を掴んで算数に結びつく情報を的確に選ぶ力をつけていきます。
自分の考えや答えを式で表すだけではなく、自分の言葉で表現していく。イメージング力と読解力が必要な算数だと、学校は説明しています。
教育目標には、道義を重んじ、真理を愛し、職分を貴び、勤労を楽しむ精神を涵養し、完全な人格を育成するという言葉が掲げられています。学園に伝わる「育英誓願」に根ざした表現です。
1916年の創立から100年を超える歴史の中で受け継がれてきた言葉が、いまの教育の土台になっています。
ユネスコスクールとしての学び
奈良育英グローバル小学校は、体験学習を重視した学びを大きな特徴としています。「本物に触れ、本物のすばらしさを体感する」取り組みです。
この取り組みが、ユネスコが提唱する「地球規模の問題に積極的に関わる学び」として評価され、ユネスコスクールに認定されました。
現在のテーマは「奈良から世界へ 〜はぐくむ、まもる、つなぐ〜」です。人とのつながり、自然とのつながり、いのちのつながりを考え、低学年、中学年、高学年の成長段階に合わせた活動が取り入れられています。
英語とトランスリンガル教育
英語は全学年で行われます。外国人講師と日本人講師による授業に加えて、海外の同世代の子どもたちと交流する国際交流学習が実施されています。
「トランスリンガル教育」も掲げられています。母国語である日本語の習得を最重要視しながらも、英語をはじめとする外国語の日常的な学びを通して学ぶという考え方です。
その時々の相手や状況に応じて、適切な「ことば」や「ふるまい」を選び、コミュニケーションを図ることができる力を養成するとされています。
STEAM教育と校外学習
土台となる知識取得学習はもちろん、ICTをフル活用した最先端の学習環境を整え、分野横断的な学びや探求の時間を通して、想像力や問題解決力、発信力を育てるとされています。
校外学習も充実しています。2・3年生の雪あそび、3・4年生の山の学校、5・6年生の臨海合宿、6年生のサマーキャンプなどが用意されています。
教育の内容や実施の方法は年度によって変わることがあります。くわしくは、学校が公表する最新の情報でご確認ください。授業体験会の機会もあります。
ご家庭だけで判断に迷うときは、個別相談を承っております。日々の学習は個別家庭学習サポートもあわせてご活用ください。
校名が変わった年と、学園が歩んできた道のり
教育の中身を理解するうえで、この学校の名前が変わった経緯は知っておきたいところです。手もとの受験ガイド資料の沿革によると、2022年に「奈良育英小学校」から現在の「奈良育英グローバル小学校」へ校名が変更されています。現在の正式名称は奈良育英グローバル小学校です。名称に「グローバル」が加わったことは、世界に通じる学びを前面に出すという学校の姿勢が形になったものといえます。
学園の歴史はさらに古くまでさかのぼります。1916年に藤井高蔵・ショウ夫妻が奈良市花芝町に私立育英女学校を創立したのが始まりです。1923年に現在の校地である奈良市法蓮町に校舎を新築移転し、奈良育英高等女学校が設立されました。1944年に藤井家の寄附により設立者が財団法人奈良育英高等女学校となり、1951年に学校法人奈良育英学園となっています。1953年に幼稚園が設置され、1956年に小学校が設置されました。小学校の創立者は藤井長治です。2016年には学園創立100周年と小学校創立60周年を迎えています。
100年を超える歩みのうえに、2022年の校名変更があるということです。歴史のある学園が、これからの時代に向けて方向を示し直した、と読み取ることができます。
学びを支える規模と、1年の行事
教育の中身は、それを支える体制とセットで見ておくと理解しやすくなります。資料によると、児童数は110名で1クラスの定員は30名、教員数は非常勤4名を含めて15名です。給食は月曜日から金曜日まで実施され、アレルギー対応もあると記されています。土曜授業はなく、学校行事のあるときに登校することがあるとされています。
教育目標としては、信じる心と人を愛する心を育て、道義や真理を重んじ、自分の役割を大切にして働くことを楽しむ精神を養い、完全な人格を育てることが掲げられています。教育方針は「世界に出ても負けない子どもに育てる」ことで、自主創造の能力と友愛協同の精神を礎にしたホスピタリティを養い、世界で活躍できる人材の素地を形成するとされています。
1年の行事にも、体験を重んじる姿勢が表れています。資料に挙げられているのは、4月の入学式と6年生の修学旅行、4年生からのなかよしグループとクラブの開始、5月の1年生歓迎運動会と3・4年生の山の学校、交通安全教室、春の遠足、6月の日曜参観、7月の七夕集会と5・6年生のサマーキャンプ、9月の読書感想文発表会と運動会、10月の写生会と秋の遠足、11月のバザーとなかよしドッチボール大会、12月の学習発表会とかけ足納会、1月の4・5年生のスケート教室、2月の2・3年生の雪遊びとなかよし発表会、6年生を送る会、卒業遠足、3月の6年生の卒業パーティーと卒業式です。行事の時期は年度によって変わりますので、最新は学校にご確認ください。
教育と英語についてよくある質問
学校名はいつ変わったのですか
資料の沿革によると、2022年に奈良育英小学校から奈良育英グローバル小学校へ変更されました。以前の資料や記事では旧名で書かれていることがありますので、学校を調べるときは両方の名前で探してみると情報が見つかりやすくなります。なお系列には「育英西中学校」「育英西高等学校」もありますが、これらは別の学校ですので取り違えないようご注意ください。
英語は何年生から始まりますか
資料には、英語は全学年で実施されていると記されています。外国人講師と日本人講師による授業が行われ、海外の同世代の子どもたちと交流する国際交流学習も実施されているとのことです。週あたりの時間数については資料に記載がありませんので、詳しい時間割は学校説明会でご確認ください。
トランスリンガル教育とはどのようなものですか
資料の説明によると、母語である日本語の習得を最も重視しながら、英語をはじめとする言語を日常的に学ぶことを通して、相手や状況に応じて適切な言葉やふるまいを選び、コミュニケーションを図る力を養うという考え方です。英語だけを取り出して伸ばすのではなく、日本語も含めた「ことば」の力全体を育てる方針といえます。
入学前に英語を習っておく必要はありますか
資料には、入学前の英語経験を求める記述はありません。全学年で英語が実施されていますので、学校の中で積み上げていく設計になっていると考えられます。それよりも、日本語で自分の考えを伝えられることのほうが土台になります。考査に口頭試問が含まれていることからも、自分の言葉で答える力が大切にされていると読み取れます。
ユネスコスクールであることは、学校生活にどう表れますか
資料によると、体験学習を重視した「本物に触れ、本物のすばらしさを体感する」取り組みが、地球規模の問題に積極的に関わる学びとして認められたものです。持続可能な開発のための教育として、テーマを設定して取り組んでいるとされています。校外学習が学年ごとに用意されていることも、この方針と重なります。
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