須磨浦小学校の過去問は、どう対策すればよいでしょうか。
出題そのものは公表されていない
関連動画:小学校受験の試験内容と家庭学習について。この学校の個別情報を説明したものではありません。
合否に関わる問い合わせには一切答えられないと、募集要項に明記されています。出題内容についてたずねることもできません。
出所の確かでない情報を鵜呑みにせず、四つの領域ごとに土台を整えるほうが確実です。各テストには行動観察が含まれると明記されています。
入学テスト説明会は令和8年7月23日と7月25日に予定されています。出願手続きや入学テストについての説明と、個別相談が行われます。
体育テストへの備え
体育テストが最初に挙げられている点は、この学校らしいところです。小学校には珍しい体育専科を置き、体育に力を注いでいると学校は述べています。
特別な技能は求められないと考えられます。走る、跳ぶ、投げるといった基本の動きを、外遊びの中で経験させておきましょう。
合図の前に動き出さない、終わったら静かに待つといった約束を守れるかどうかも見られています。行動観察が含まれるためです。
言語と機能のテスト
言語のテストでは、話を聞いて理解する力が土台になります。読み聞かせを毎日続け、大人の指示を最後まで聞いてから動く習慣を育てましょう。
ものの名前を正しく知っていることも大切です。散歩や買い物の中で目にしたものの名前を口に出し、図鑑で確かめる時間を持ちましょう。
機能のテストでは、手先を使う課題が含まれると考えられます。はさみ、のり、クレヨンを日常的に使い、片付けまでを自分で行う習慣をつけてください。
生活診断テストと集団活動
生活診断テストは、問題集の形にはなりにくい部分です。自分のことを自分でする、道具を片付ける、あいさつをするといった日々の習慣が、そのまま表れます。
この学校は、基本的な生活習慣、思いやり、自主性、責任感、公共心、集中力、忍耐力、積極性を、徳育の中身として挙げています。
集団活動は、同年代の子どもと過ごす時間の中でしか育ちません。順番を待つ、譲る、困っている子に声をかけるといった場面を、意識して経験させてください。
学校を知ることが対策になる
学校説明会は令和8年3月14日と4月25日、オープンスクールは5月9日、学校公開ウィークは6月8日から19日までです。
オープンスクールは年長と年中の子どもが対象で、体験授業と施設見学が行われます。学校公開ウィークは各回2組限定で、学校説明と授業見学があります。
テストの内容は年度によって変わります。日程や内容は急遽変更されることがありますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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募集要項から読み取れる枠組み
傾向を考える前に、学校が公表している枠組みを押さえておきましょう。公式サイトの入学案内から見られる令和8(2026)年度の募集要項には、次のように示されています。
- 募集人員 36名
- 出願期間 令和7年4月26日から8月27日 9時から17時
- 親子面接 令和7年9月1日から9月5日 一組15分
- テスト日 令和7年9月6日 9時から
- テストの内容 ①体育テスト ②言語・機能テスト ③生活診断テスト(各テストに行動観察を含む)
- 検定料 2万円
- 合格発表 令和7年9月6日に合否結果通知書を発送
- 入学手続 令和7年9月12日までに納付金を振込
出題の細部や配点は公表されていません。過去問題の配布や公開についての案内も見当たりませんので、市販の問題集などで見かける内容は、学校が示したものとは限らないという前提でご覧ください。日程や金額は年度で変わりますので、最新の内容は募集要項でご確認ください。
入学後の学び方から逆算する
出題が分からないぶん、学校がふだん何を大切にしているかを手がかりにするのが現実的です。公式サイトの学校生活のページには、具体的な数字を伴った説明があります。
まず授業時間です。全学年で6時間授業を実施し、公立校と比べて年941時間多く確保していると公表されています。1学年1クラスの少人数教育を堅持しており、教具も一人にひとつ割り当てられると説明されています。
英語は、学級を二つに分けた少人数クラスで、ネイティブ・スピーカーと日本人教師によるTT授業(ティーム・ティーチング)が行われます。6年生には、中学受験対策として馬渕教室の講師によるコラボ授業があることも公表されています。
放課後には補習授業が週4回あり、夏休みと冬休みにも実施されます。学ぶ時間の総量を厚くとる学校だということが、数字からはっきり読み取れます。
こうした学校ですから、入試でも、短時間で正解を当てる力より、指示を最後まで聞いて丁寧に取り組む姿勢のほうが土台になります。ご家庭では、量をこなすことより、一つの課題を最後まで仕上げる経験を重ねておかれるとよいでしょう。
一年の行事に表れる、経験の幅
公式サイトの年間カレンダーには、月ごとの行事が並んでいます。ここからも学校の姿勢が読み取れます。
4月に歓迎遠足と1・2年の宿泊訓練、5月に運動会、6月に兵庫県私立小学校陸上記録会と園遊会、7月に4・5年の竹野サマースクール(2泊3日)、8月に西私小連水泳記録会、10月に創立記念日と秋季大遠足、11月に学園音楽会と3年の環境体験学習、1月に3年の美方高原ウィンタースクール、2月に修学旅行とスケート教室、3月に卒業式とさよなら遠足という流れです。
文化面では、11月に茶道教室とJET検定、1月に漢字検定試験と書き初め展、2月に学園作品展が置かれています。国際交流のプログラムとしては、6月にホームステイの受け入れ、2月にアメリカ訪問(ポートランド訪問プログラム)があります。
体を動かす行事、季節を感じる行事、外の世界とつながる行事が、一年のあいだにバランスよく置かれています。入試の準備も、机の上だけに寄せず、季節の行事や自然に触れる時間を持っておくことが、そのまま下地になります。
過去問と傾向についてよくある質問
学校が過去問題を配布していますか
配布や公開についての案内は、公式サイトに見当たりません。
体育テストは何をするのですか
種目は公表されていません。ただ、公式サイトのQ&Aには服装についての質問があり、「決まった服装はありませんが、動きやすい服装が良いと思われます。ご来校後着替えることもできます。」と回答されています。
倍率や志願者数は分かりますか
公式サイトには掲載が見当たりません。募集人員が36名であることのみ示されています。
出願期間が長いようですが、早く出したほうがよいのでしょうか
令和8年度の要項では4月26日から8月27日までと示されていますが、提出の早さが選考に影響するという記載はありません。
どのように準備を進めればよいですか
学校の生活のリズムに近い一日を家で再現し、指示を聞いて動く経験を積み重ねるのが基本です。ご家庭ごとの進め方は、家庭学習サポートでもご一緒に整えています。
学校の成り立ちを知っておくと、迷いが減ります
情報が少ないときほど、学校そのものを理解しておくことが支えになります。
須磨浦小学校は明治35年(1902年)の創立で、公式サイトでは兵庫県で最も歴史と伝統のある私立小学校と紹介されています。創設したのは神戸の教育・政財界のリーダー7名で、廣瀬宰平、河上謹一、川崎芳太郎、田中太七郎、鳴瀧幸恭、芝川又右衛門、廣瀬満正の各氏の名前が挙げられています。
教育方針は「体・徳・知」です。創設当時、知識の習得を優先する時代にあって体づくりを最重視した点が画期的だったと説明されています。校訓は大正10年に第3代の鈴木光愛校長が制定したもので、今も教育の基本精神として受け継がれていると記されています。
建学の精神として掲げられているのは、たくましい体と心を持った子ども、思いやりと社会的自覚、豊かな感性とみずから学ぶ意欲、国際性豊かで能力を引き出した子ども、忍耐力と誇り高き精神の五つです。
テストの区分が「体育」から始まっているのも、この順序と重なります。学校の言葉を知っておくと、何を準備すればよいかの優先順位が自然に決まってきます。
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