まず「なぜ嫌がるか」を探る
対処の前に、原因を見極めることが何より大切です。嫌がる理由はだいたい、①問題が難しすぎる、②量や時間が長すぎる、③親の関わり方が怖い・厳しい、④単純に疲れている・眠い、⑤内容がつまらないのどれかです。原因が違えば対処も変わります。「なぜうちの子は嫌がるんだろう」と、まずはお子さんの様子をよく観察してみてください。ただ、嫌がる理由はお子さんによって本当にさまざまで、ご家庭だけでは見極めが難しいこともあります。個別相談では、どうして嫌がるのかをお話を伺いながら一緒に分析し、今の困りごとに対して何をすべきかを、うみ塾長がオンラインで直接お伝えしています。
難しすぎる場合
子どもは「できない」が続くと、一気にやる気を失います。今の問題が難しそうなら、思いきってレベルを下げ、確実にできる問題から始めましょう。「できた!」という成功体験が自信になり、少しずつ難しい問題にも向かえるようになります。背伸びより、足元を固めるほうが結局は近道です。解き方まで解説した教材を使えば、つまずきの少ないステップで「できた」を積み重ねやすくなります。
量・時間が負担になっている場合
「まだ終わらないの?」という長さは、子どもにとって大きな負担です。枚数を減らし、時間を短く区切りましょう。「あと1枚で終わり」とゴールが見えると、頑張れることもあります。だらだら続けるより、短く集中して気持ちよく終えるほうが、ずっと身につきます。
親の関わりが原因の場合
意外と多いのが、これです。親が隣で「違うでしょ」「何回言ったら分かるの」と言ってしまうと、ペーパー=叱られる時間、になってしまいます。叱らない・笑顔で・よその子と比べない。できたところを具体的に褒めるだけで、子どもの表情は変わります。親のイライラは必ず伝わるもの。まずは親が深呼吸を。
楽しくする工夫
嫌がる子には、「勉強」の顔を少し隠す工夫が効きます。クイズやゲームのように出題する、できたらシールを貼る、好きな単元から始める、親も一緒に解いて競争する——こうした遊びの要素で、机に向かうハードルがぐっと下がります。「楽しい」が積み重なれば、やがて自分から取り組むようになります。
それでも嫌がるときは
あれこれ試しても嫌がるときは、一度離れる勇気も大切です。時間帯を朝に変える、場所を変える、数日お休みする——それだけで気持ちがリセットされることもあります。体調や眠気、環境が原因のこともあります。焦って毎日やらせることより、「またやりたい」と思える状態を保つことを優先してください。
やってはいけない対応
避けたいのは、泣いている子に無理やりやらせる・長時間続ける・厳しく叱る・他の子と比べることです。これらは一時的にやらせられても、勉強そのものへの拒否感を強めてしまいます。短期的な「今日やらせた」より、長期的な「学ぶことを嫌いにさせない」を大切にしましょう。
ペーパーは「教え方」で大きく差がつく
ペーパー対策で意外と見落とされがちなのが、「教え方」です。小学校受験のペーパーを解くのは、あくまで幼児。しかも本番には制限時間があり、正確さだけでなく「速さ」も求められます。だからこそ、幼児に適した「間違えにくく、早く解ける解き方」が必要になります。
ところが、こうした解き方は市販の教材には載っていません。また、親御さんが考えたオリジナルの方法や、小学生向けの教え方は、幼児の小学校受験には向かないことが多いのです。これまで、受験に適した解き方は「塾に通わなければ学べないもの」でした。
でも私は、家庭学習こそが合否を分けると考えています。そこで、家庭教師として派遣していた際に作成した「教え方まですべて解説した問題集」を、一般のご家庭でも取り組めるようにオンラインショップで販売しています。塾に通わなくても、ご家庭で「受験向けの解き方」を学べるようにするためです。
■ 教え方まで解説した問題集(オンラインショップ)
幼児に適した「間違えにくく・速く解ける」解き方を、解説付きでご家庭で学べます。 ▶ 教材一覧を見る
■ 志望校別マンツーマン家庭学習サポート
上記の問題集をすべてご提供したうえで、志望校とご家庭に合わせた学習スケジュールを塾長が作成。二人三脚で取り組むため、合格実績にも自信があります。 ▶ サポートの詳細はこちら
■ 個別受験相談
対策の進め方は、志望校・ご家庭・お子さんによって本当にさまざまです(300人いれば300通り)。「今はどんどん解かせる時期か、丁寧に進める時期か」など、お子さんの状態に合わせた進め方を個別にお話ししています。 ▶ 個別相談はこちら
まとめ
ペーパーを嫌がるのには必ず理由があります。難しすぎないか、長すぎないか、親が厳しすぎないかを見直し、楽しくする工夫を。それでもだめなら一度離れる勇気を。無理強いは逆効果——「またやりたい」と思える状態を守ることが、結局いちばんの近道です。
Q. 嫌がっても無理にやらせるべきですか?
A. 無理強いは逆効果です。まず原因を探り、レベルや量を調整し、楽しくする工夫を。それでも難しければ一度離れて、気持ちがリセットされるのを待ちましょう。
Q. 泣き出したらどうすればいいですか?
A. その日は早めに切り上げて構いません。泣いている状態で続けても身につかず、苦手意識が強まるだけです。できる問題を一つやって、笑顔で終えましょう。
Q. 全くやらない時期があってもいいですか?
A. はい。数日休んで気持ちを立て直すのは、むしろ有効です。大切なのは毎日やることより、学ぶことを嫌いにさせないことです。
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