立命館小学校の考査の全体像
立命館小学校の入試(プライマリー入試)は、ペーパー・行動観察・運動・制作(巧緻性)・親子面接による総合評価です。知識の量だけでなく、見て考える力や、お友だちとの関わり方、指示を理解して行動する力など、入学後の学びの土台となる力が幅広く見られます。関西の学校のため首都圏より早く、A日程は8月下旬〜9月上旬、B日程は10月上旬に実施されるのが近年の形です。準備のスケジュールも早めに組む必要があります。
ペーパーテストの出題分野
立命館のペーパーで最も特徴的なのは、「思考」分野が重視されている点です。過去の出題では、次のような分野が扱われています。
- 思考:点図形(点つなぎ)、位置・位置の移動、図形の構成。見本をよく見て、同じように写したり、条件どおりに動かしたりする力が問われます。
- 記憶:お話の記憶、絵や位置の記憶。1〜2分のお話を聞いて質問に答えます。
- 数量:数える・分ける・多少を比べる。
- 言語:しりとり、言葉の音、語彙。
- 推理・常識・観察:仲間分け、季節や生活の常識、絵の違い探しなど。
「聞く力」と、図形・位置を頭の中でイメージする思考力が、バランスよく求められます。
行動観察
小集団での課題遊びや自由遊びを通じて、協調性・コミュニケーション力・ルールを守る姿勢が見られます。初めて会うお友だちの中で、自分の考えを伝えつつ、相手の話を聞いて譲り合えるかがポイントです。
運動・制作(巧緻性)
指示を聞いて体を動かす運動課題や、はさみ・のり・ひもなどを使う制作・巧緻性の課題が出されます。運動や工作の上手さそのものより、指示を正確に聞き取り、最後まで丁寧にやり切る姿勢と手先の器用さが見られます。
親子面接
親子面接では、子ども本人の受け答えと、家庭の教育観・日頃の親子の関わりが見られます。立命館の教育方針(4つの柱)への共感を、家庭の言葉で語れることが大切です。詳しくは親子面接の記事へ。
家庭でできる対策
点図形や位置などの思考問題は、毎日の遊びの中で「よく見て・考えて・手を動かす」習慣を積み重ねることが近道です。お話の読み聞かせ→内容を質問する、積み木やパズルで立体・位置の感覚を養う、お手伝いで指示を聞いて動く——こうした日常の積み重ねがそのまま考査の力になります。お友だちと順番やルールを守って遊ぶ経験も、行動観察の備えになります。総合的な対策は受験対策の記事もご覧ください。
※試験内容・学費・日程などは年度で変わります。出願前に必ず立命館小学校公式サイトの最新の募集要項でご確認ください。
立命館小学校の試験内容に関するよくある質問
Q. 立命館の考査で最も差がつく分野は?
A. 思考分野(点図形・位置)です。見本をよく見て考え、頭の中でイメージを操作する力は一朝一夕では身につかないため、日々の積み重ねがそのまま差になって表れます。
Q. ペーパー以外で大切なことは?
A. 行動観察での協調性と、運動・制作で指示を最後までやり切る姿勢、そして親子面接で自分の言葉で話す力です。総合力が見られます。
Q. いつから対策を始めるべき?
A. 関西は夏に入試があるため、年中から年長にかけて、日常の遊びや会話の中で計画的に力を育てていくのが安心です。
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