ママ
ママ
横浜インターナショナルスクールの幼児部が気になっています。日本の小学校の受験と迷っているのですが、どう考えればよいでしょうか。
うみ塾長
うみ塾長
まず知っていただきたいのは、出願できるご家庭に条件があることです。そのうえで、その先の進路をどう考えるかを、入園の前にご夫婦で決めておくことが大切です。公式サイトで確認できたことから順にお話しします。

横浜インターナショナルスクール(Yokohama International School、以下YIS)は、横浜市中区小港町にあるインターナショナルスクールです。幼児部はEarly Learning Center(ELC)と呼ばれ、3歳から5歳の子どもが通います。日本の幼稚園やプリスクールとは成り立ちが違う学校ですので、その違いも含めてお伝えします。

この記事では、まず公式サイトで確認できたことをお伝えし、そのあとで、元面接官としての私の考えをお話しします。事実と私の考えは、分けて書いています。内容は2026年10月に確認したものです。最新は公式サイトでご確認ください。

園選びや受験準備に不安がある方へ

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、ご家庭の状況をうかがいながら、園選びと準備の進め方を一緒に整理します。

▶ 個別相談の詳細を見る

YISのELCとは

公式サイトでは、ELCは国際バカロレアの初等教育プログラム(PYP)の枠組みをもとにし、レッジョ・エミリアなどの考え方にも着想を得ていると紹介されています。子どもの考えや問い、子どもなりの仮説を大切にする、という方針が書かれています。

学びの特徴

中心にあるのは遊びです。子どもたちは開かれた空間を自由に行き来し、その日の計画を自分で立てたり、探究に合わせて場所のつくりを変えたりする、と説明されています。年齢の違う子が一緒に学ぶ時間があることも書かれています。音楽や体を動かす活動、外での探究も、毎日の中に組み込まれているそうです。

場所と環境

ELCは南校舎の1階にあり、天井まであるガラス戸と屋根付きの外遊びの場所があると紹介されています。小さな子どもたちも、校内のほかの学年の子と関わりながら過ごせることが、公式サイトで強調されています。保護者が学校と関わる機会も、行事や共同の取り組みを通じて設けているとのことです。

出願できる家庭の条件

ここは、日本のプリスクールと大きく違う点です。公式のよくある質問では、英語での国際的な教育を続ける意思のある家庭の子を、国籍を問わず受け入れるとしたうえで、日本国籍の子については、海外の日本語でない学校や、日本国内のほかの認定インターナショナルスクールで主に教育を受けてきた場合に対象となりうる、と書かれています。また、国籍にかかわらず、保護者の1人が通訳なしで学校と話せることが求められています。

ELCと小学部は、ほかに学習面での特別な支援が必要でなければ、英語力を問わずに受け入れるとも書かれています。学年は、入学する年の9月1日時点の年齢で決まります。

入園までの流れ

よくある質問によると、出願は入学者ポータルの事前申込から始まり、対象と確認されたあとに、在籍園の記録や推薦書の提出などへ進みます。ELCで求められる書類には、パスポートの写し、推薦書2通、在籍している園の記録(通っている場合)、医師の健康診断書が挙げられています。

ELCとキンダーガーテンでは、形式ばらない遊びの時間と、保護者面接が選考に含まれるとされています。日本に住む家庭の締切は学年で違い、FAQには例として2025年の日付が載っていました。今年度の日程は、公式サイトの出願時期の案内で必ずご確認ください。

小学校受験・幼稚園受験を考えるご家庭が先に決めておくこと

ここからは私の考えです。この園がこうだ、というお話ではありません。英語で過ごす園を考えるご家庭に、私が一般にお伝えしていることです。

志望する学校の方向を決める

プリスクールで過ごした経験は、英語に力を入れている小学校には、志望理由としてつながりやすいと私は考えています。一方、英語を特色にしていない学校を志望する場合は、「なぜプリスクールに通っていたのに本校なのですか」と聞かれても答えられるようにしておく必要があります。YISは高校まで続く学校ですので、ELCに入ることは、その先も英語の国際的な教育を続ける方向を選ぶことに近いと私は考えています。途中で日本の小学校を受験する可能性があるなら、入園の前にご夫婦で方針をそろえてください。英語の園から小学校受験を考えるときの進め方は、プリスクールから小学校受験を考えるときの準備にまとめています。

集団で動く経験がどのくらいあるかを確かめる

並ぶ、座る、待つ、指示を最後まで聞いてから動く。受験の行動観察では、こうした姿が見られます。遊びを中心にした学校では、全員が同じ動きをする場面は日本の園より少ないこともあります。見学では、子どもたちが集まって話を聞く場面があるかを見てください。足りないと感じたら、食事の間は座っている、順番を待つといったことを、ご家庭で補ってください。

平日の夕方と週末の時間を書き出す

預ける時間が長いほど、家庭で準備に使える時間は短くなります。スクールバスは東京方面からの路線が案内されていました。通学にかかる時間も含めて、降園から寝るまでに何分あるか、週末にどのくらい使えるかを書き出してください。時間のつくり方はプリスクールに通いながら受験はできる?を参考にしてください。

見学・説明会で聞く質問

  • わが家は出願の条件に当てはまりますか(事前申込の前に確認したいこと)。
  • ELCの1日の流れと、登園・降園の時間を教えてください。
  • 保護者面接では、どのようなことを話しますか。
  • 年齢の違う子が一緒に過ごす時間は、1日のうちどのくらいですか。

ご家庭でできること3つ

  1. 出願の条件を、最初に確かめる。国籍や在籍園の経歴によって対象が変わります。
  2. その先の進路の方向を、ご夫婦でそろえる。インターで続けるのか、日本の小学校も考えるのかを決めます。
  3. 家で集団の動きを補う。座って待つ、話を最後まで聞くといった習慣を、食事や遊びの中で練習します。

あわせて読みたい:神奈川のインターナショナルプリスクールまとめ

プリスクールから受験を考えるご家庭へ

「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。

▶ 幼稚園受験の個別相談 ▶ 小学校受験の個別相談

まとめ

YISのELCは、PYPの枠組みをもとに、遊びと探究を中心にした3歳から5歳の幼児部です。日本国籍の子には出願の条件があり、保護者にも学校と英語で話せることが求められます。選考には遊びの時間と保護者面接が含まれます。日本の小学校受験と迷っているご家庭は、まず条件を確かめ、その先の進路の方向を決めてから考えてください。

「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。