新渡戸文化子ども園の選考は、親子面接と行動観察です。学科的な「お受験」の考査とは性格が違うので、そこを理解して準備することが大切です。

新渡戸文化子ども園は、東京都中野区にある私立の幼稚園です。1946年の創立で、新渡戸稲造の理念を受け継ぐ学園の一員です。同じ敷地に新渡戸文化小学校があり、幼小連携にも力を入れています。この園を受験するうえで大切なのは、ほかの園の考査と同じ感覚で準備しないことです。まず、選考がどのような位置づけなのかを整理しておきましょう。

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選考の内容

選考日 11月1日
内容 親子面接、行動観察
選考料 8,000円

選考日は、願書の受付や合格発表と同じ11月1日に設定されていた例があります。つまり、当日は受付から面接、行動観察、発表まで一日で進みます。親子ともに体力と集中力が必要になりますので、前日までに生活リズムを整え、当日はゆとりを持って動けるようにしておきたいところです。日程や選考料は年度によって変わるため、最新は募集要項でご確認ください。

ママ
ママ
行動観察って、何をするのでしょう?
うみ塾長
うみ塾長
本に記載があるのは「行動観察」という内容までで、具体的な出題例は公表されていません。ですから、ここで「こういう課題が出ます」と断定はしません。名前のとおり、遊びや活動の中での子どもの様子を見るものだと考えられます。

「対策で差をつける」園ではない

新渡戸文化子ども園は「全ての主語は子どもたち」を掲げ、子どもが自分で決めて取り組むプロジェクト保育を大切にしています。この方針からすると、訓練で仕上げた姿より、子どもが自分から活動に向かえるか、まわりと自然に関われるかといった、ふだんの姿が見られていると考えられます。

ママ
ママ
家庭では何をしておけばいいですか?
うみ塾長
うみ塾長
特別な訓練より、日々の暮らしです。自分のことを自分でやる、やりたいことにじっくり取り組む、初めての場所でも大きく崩れない。こうした土台は、公園や児童館、園の公開行事などの中で自然に育ちます。

園の方針と、選考で見られること

新渡戸文化子ども園は「全ての主語は子どもたち」を掲げ、年少から日常の生活の中で自己決定を重ねる「プロジェクト保育」を行っています。子どもが自分で決めて取り組む経験を、園が何より大切にしているということです。そのため、行動観察でも、与えられた課題を上手にこなす姿より、自分から活動に向かう姿勢や、まわりの子との自然な関わりが見られると考えられます。

共働き家庭にも通いやすい環境

既存の記事で紹介しているとおり、この園は預かり保育が7時30分から19時まであり、給食も月曜日から金曜日まであります。バレエや英会話、サッカー、プログラミングなど、多彩なアフタープログラムも用意されています。ご家庭の暮らしと園の環境がどう重なるのかを、あらためて整理しておくと、面接でも自分の言葉で話しやすくなります。

家庭に求められる姿勢

面接では、具体的な質問例が公表されているわけではありません。ですから、園が掲げる考え方に、ご家庭がどれだけ共感しているかが、問われる中心だと考えられます。「子どもが主語」という考えを、ご夫婦それぞれの言葉で説明できるでしょうか。同じ敷地の小学校への内部進学まで見据えて、この園を選ぶ理由は何か。こうした問いに、時間をかけて向き合っておきましょう。

園を知る機会を活用する

新渡戸文化子ども園では、入園説明会のほか、公開保育、園庭開放、プレ保育、運動会、新渡戸祭など、園を知る機会が豊富に紹介されています。実際にお子さんが過ごす姿やプロジェクト保育の様子を見ておくと、「子どもが主語」という言葉の意味が具体的につかめます。説明会は要予約の場合がありますので、最新の案内でご確認ください。

費用面では、入園料のほかに毎月の保育料、給食費、施設費などがかかります。給食や預かり、アフタープログラムまで含めた暮らし全体のイメージで考えると、判断しやすくなります。詳しくは学費の記事も参考にしてください。

準備の考え方

  • 自分から遊びや活動を選び、取り組めるか
  • 初めての場所・初めての大人の前でも、自分らしくいられるか
  • 保護者と一緒に、落ち着いて課題に向かえるか
  • まわりの子と自然に関われるか

面接については面接の記事で扱います。

日常でできる具体的な準備

「何をすればいいのか分からない」という方のために、日常の中でできることを挙げておきます。どれも、特別な教材や時間を必要としません。

  • 身支度や片づけなど、自分でできることを少しずつ子どもに任せる
  • 「今日は何をして遊ぶ?」と問いかけ、子ども自身に選ばせる機会をつくる
  • 公園や児童館で、初めて会う子とも遊ぶ経験を重ねる
  • 公開保育や園庭開放など、園を知る機会に足を運ぶ(実施の有無や時期は園の案内でご確認ください)

とくに、子どもが選んだことを大人が急かさず見守る経験は、行動観察の場面でそのまま生きてくると考えられます。うまくできたかどうかより、取り組んでいる最中の表情や、困ったときの周囲への頼り方こそが、日常の姿として表れるからです。

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まとめ

新渡戸文化子ども園の考査は、いわゆる学科的な試験ではなく、親子面接と行動観察です。対策で差をつけるというより、ふだんの暮らしの中で、子どもが自分で決めて動けているか、ご家庭が園の方針に共感しているかが問われる選考だと考えられます。焦って訓練を重ねるのではなく、毎日の暮らしを丁寧に整えることを準備の中心にしてください。お子さんが安心して自分らしくいられることが、いちばんの土台になります。

ご夫婦で園の考え方を話し合い、なぜこの園なのかを言葉にしておくことも、大切な準備のひとつです。選考日の流れや面接の考え方は、関連する記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。ご家庭のペースで、無理なく進めていきましょう。お子さんの笑顔を大切にしてください。園での毎日を楽しみにできるよう、前向きに進めましょう。

「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。

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