立川国際附属小学校に入学したら、そのまま立川国際中等教育学校へ進学できるのでしょうか?
12年一貫教育の中身と、高校を卒業したあとの進路も気になります。
立川国際附属小学校は、小学校から中等教育学校(中学・高校段階)までの12年間を一つの学びとして設計した、全国初の公立校です。中学受験に追われることなく学びを積み上げられる環境が、最大の魅力です。
ただし、中等教育学校段階への進学条件の細部は、必ず公式資料でご確認ください。
大切なのは、以下の3点です。
・小中高12年を見通した一貫教育を行う、全国初の公立校であること
・単元テストや補習など、学びを定着させる仕組みが公式に示されていること
・進学条件の細部や最新情報は、募集要項や学校説明会で確認すること
立川国際附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
立川国際附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【立川国際附属小学校】12年一貫教育の全体像
立川国際附属小学校(東京都立立川国際中等教育学校附属小学校)は、既存の都立立川国際中等教育学校に附属小学校を設けるかたちで誕生した、公立として全国初の小中高12年一貫教育校です。
学校の設置には、次の2つの意義が掲げられています。
- 12年間の一貫教育を通して、世界で活躍し貢献できる人間を育てること
- 先導的・実践的な研究で得た知見を、都内の区市町村に発信すること
小学校の6年間を終えると、学びの場は中等教育学校の段階(中学・高校に相当する6年間)へと移っていきます。首都圏では小学4年生ごろから中学受験の準備を始めるご家庭が多いなか、12年間を見通した環境で受験勉強に区切られない学びを続けられることは、この学校の何よりの特色です。
ただし、附属小学校から中等教育学校段階へ進むための条件や手続きの細部は、年度ごとの公式資料で示されるものです。「入学すれば自動的にすべてが決まる」と思い込まず、募集要項や学校説明会で最新の情報を必ず確認してください。
ちなみに中等教育学校とは、中学校にあたる前期課程と高校にあたる後期課程を、6年間ひとつの学校として運営する学校種のことです。一般の中学・高校の組み合わせと違い、高校入試で学びが途切れないことが制度上の特徴で、立川国際はここにさらに小学校を接続して12年間としています。
【立川国際附属小学校】学びを定着させる仕組み(単元テスト・補習・教科担任)
12年一貫といっても、ただ長くつながっているだけでは意味がありません。立川国際附属小学校では、小学校段階から学びを確実に定着させるための仕組みが、公式のよくある質問で説明されています。
- 単元ごとのテストで、その都度の理解度を確かめる
- 学期ごとの期末考査で、まとまった範囲の定着度を把握する
- 理解が不十分なところには補習で対応する
- 教科によっては教科担任制を取り入れ、専門性の高い指導を行う
- 1人1台の端末を貸与し、学習に活用する
公立小学校で学期ごとの期末考査まで行う学校は多くありません。小さなつまずきをためこまずに中学校段階へ進めるよう、確認と手当てを繰り返す設計になっているのが特徴です。
ご家庭でも、テストの結果に一喜一憂するのではなく、間違えたところを一緒に振り返る習慣をつくることで、この仕組みを最大限に生かすことができます。こうした学びの姿勢は、入学前の適性検査対策から始まっています。詳しくは合格対策の記事をご覧ください。
【立川国際附属小学校】国際教育は小学校から中学校段階へどうつながる?
校名に「国際」を掲げる学校らしく、言語教育の接続も特徴的です。
小学校段階では、韓国語・中国語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・アラビア語の6つの言語に、特別活動などを通して触れていきます。この段階では教科としての学習ではなく、多様な言語や文化に親しむことが目的です。そして中学校段階に進むと、第二外国語として1つの言語を選択する予定とされています。
小学生のうちに6言語の響きや文化を体験し、その中から自分の学びたい言語を選ぶ。こうした流れは、12年一貫だからこそ設計できるものです。
また、海外帰国・在京外国人児童枠で入学した、多様な背景をもつ児童とともに学ぶ環境そのものが、日常の中の国際教育になっています。日本語の指導が必要な児童への個別プログラムも用意されており、互いの違いを前提にした学校づくりが進められています。帰国枠の詳細は海外帰国・在京外国人児童枠の記事で解説しています。
なお、国際バカロレア(IB)の認定校になる予定はないことが公式に示されています。IBカリキュラムを期待して志望するのは避けましょう。学校全体の特色は特色の記事にまとめています。
【立川国際附属小学校】目指す生徒像と高校卒業後の進路
立川国際中等教育学校附属小学校が12年間で育てたいのは、「高い言語能力を活用して、世界の様々な人々と協働するとともに、論理的な思考力を用いて、諸課題を解決し、様々な分野で活躍する人材」です。
言葉の力を軸に、論理的に考え、多様な人と協働できる人を育てる。この生徒像は、小学校の適性検査で話の記憶や口頭試問といった言葉にかかわる課題が重視されていることとも、一本の線でつながっています。
高校卒業後の進路については、海外の大学も視野に入れた進路サポートを行うと説明されています。国内大学への進学だけをゴールにするのではなく、世界を舞台にした選択肢を持たせようとする方針です。
ただし、附属小学校の1期生はまだ12年間の途上にあり、附属小学校から積み上がった卒業実績はこれから生まれていく段階です。大学合格実績の数字で学校を評価したいご家庭にとっては、判断材料が少ないことも事実です。この点は、学校の評判を整理した評判の記事もあわせてご覧ください。
ご家庭でこの生徒像との相性を確かめるなら、ふだんの会話がよい試金石になります。お子さまの「なぜ?」に一緒に向き合い、考えを言葉にする時間を楽しめるご家庭であれば、この学校の12年間とかみ合いやすいはずです。
【立川国際附属小学校】中学受験がない6年間をどう生かすか
内部進学を前提に考えたとき、この学校を選ぶ最大の意味は「小学4年生からの受験勉強に追われない6年間」を手に入れられることです。この時間をどう使うかで、12年一貫の価値は大きく変わります。
- 読書や対話を通して、言語能力をじっくり育てる
- 6言語との出会いを入り口に、興味のある言語や文化を深掘りする
- 習い事や探究活動など、受験勉強と両立しにくい経験に時間を使う
- 単元テストや期末考査を活用し、学び続ける習慣を身につける
一方で、受験がないぶん「外からの締め切り」がないのも事実です。定期的な考査があるとはいえ、学びの主導権はご家庭とお子さま自身に委ねられます。低学年のうちに家庭学習の習慣をつくっておくことが、12年間を生かす土台になります。
入学前から入学後を見通した家庭学習の組み立ては、家庭学習サポートでお子さまの状況に合わせてご提案しています。
【立川国際附属小学校】内部進学のよくある質問
全員がそのまま中等教育学校段階へ進学できますか?
12年間の一貫教育を前提とした学校ですが、進学の条件や手続きの細部は年度ごとの公式資料で示されます。断片的な情報で判断せず、募集要項・学校説明会・公式のよくある質問で最新の内容をご確認ください。
中等教育学校の途中から外部の高校を受験することはできますか?
外部受験の扱いについて、受験生向けに公表された詳細な情報は確認できていません。中等教育学校は6年間を一体とした学校種ですので、外部受験を前提に入学を考えるのであれば、学校説明会などで直接確認しておくべきテーマです。
国際バカロレア(IB)は導入されますか?
国際バカロレア認定校になる予定はないと、公式のよくある質問で説明されています。
内部進学があるのに、小学校入学時の検査対策は必要ですか?
必要です。まず入口である小学校の入学者決定で、抽選と2日間の適性検査を通過しなければなりません。検査ではペーパー・個別・運動・行動観察が課され、言葉の力と考える力が幅広く見られます。出題の傾向は試験内容の記事と過去問の傾向の記事で詳しく解説しています。入試全体の流れは入試日程の記事をご覧ください。
12年一貫の学びに魅力を感じたら、まずは目の前の入学者決定に向けて、ご家庭に合った準備を始めましょう。志望校選びから検査対策まで、オンライン個別相談でお手伝いしています。
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