「成城学園初等学校の試験って、実際どんな内容が出るの?」
「過去問を見ても、何をどう対策すればいいのか分からない…」
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成城学園初等学校の試験は「2日間」|全体の流れ
成城学園初等学校の考査は、近年2日間で行われています。2027年度入試(2026年秋実施)の日程は次の通りです。
- 1日目:面接・考査①(男子11月7日/女子11月8日)
- 2日目:考査②(男子11月9日/女子11月10日)
- 合格発表: 11月12日 午前8時・Webにて
試験は大きく分けて、ペーパーテスト・個別テスト・集団テスト(行動観察)・運動テスト・親子面接の5本柱で構成されています。年度によって日程数や順番は変わりますが、「ペーパーの点数だけで決まらない」のが成城学園の大きな特徴です。
「うちの子はペーパーが得意だから安心」と思っていると、足元をすくわれます。生活習慣・運動・お友達との関わり方まで、まんべんなく見られていますよ。
① ペーパーテスト|「話の記憶」と「推理・思考」がカギ
成城学園のペーパーは、難問奇問よりも基礎をていねいに問う傾向があります。なお、ペーパーテストという区分は2024年度に新設されたもので、それ以前は次に挙げる分野の多くが個別テストで口頭や指さしによって出題されていました。過去に繰り返し出ている分野は次の通りです。
よく出る分野
- 話の記憶:お話を聞いて、内容に合う絵を選ぶ
- 数量:数を数える・分ける・比べる(おつりなどお金の問題も)
- 推理・思考:水の量(量の比較)、断面図、鏡映図、四方からの見え方、系列、対称図形(折り紙を折って切る)
- 構成:積み木・立体をどう組むか
- 言語:しりとり、音
- 常識:季節・行事、交通安全、標識、仲間分け
- 点図形・巧緻性:お手本通りに点を結ぶ、線をはみ出さずに引く・切る
特に「話の記憶」と「推理・思考」は毎年のように出題されます。長めのお話を最後まで集中して聞ける力、そして「なぜそうなるのか」を考える力が問われます。
家庭でできる対策
毎日の読み聞かせのあとに「だれが出てきた?」「次にどうなった?」と質問するだけでも、記憶力と聞く姿勢が育ちます。推理・思考は、実際にコップで水を移し替えたり、折り紙を折って切って開いたりと、手を動かして体感するのが一番の近道です。
② 個別テスト|先生と1対1のやりとり
個別テストでは、テスターと1対1で課題に取り組みます。過去には、しりとり、数の復唱(先生が言った数字を反対から言う)、季節の仲間分け、水の量の比較、断面図、積み木の構成などが出ています。
ここで見られているのは、正解そのものよりも「指示をきちんと聞けるか」「自分の言葉で答えられるか」という姿勢です。
個別テストは、答えが間違っていても大丈夫です。それよりも「先生の目を見て」「はい、と返事をして」「最後までやりきる」ことのほうが、ずっと大切に見られています。
③ 集団テスト(行動観察)|お友達との関わりを見る
集団テストでは、自由遊びやグループでの協力課題が定番です。ソフト積み木・ぬいぐるみ・魚釣りセットなどで自由に遊ぶ中で、お友達への声かけ、譲り合い、片付けの様子などが観察されます。
成城学園は「みんなで仲良く」「自分の力を発揮しながら協調できる」子を大切にします。家庭では、お友達と遊ぶ機会を意識的につくり、勝ち負けにこだわりすぎない関わり方を育てておきましょう。
④ 運動テスト|模倣体操・かけっこ・ボール
運動テストはほぼ毎年、模倣体操・平均台・かけっこ(2人1組)・ボール投げなどが行われます。年度によって縄跳び・立ち幅跳び・ケンパー・片足バランスなども。
特別な運動神経よりも、先生のお手本を見てその通りに動けるか、指示を守れるかが見られています。裸足で体育館を使うことが多いので、当日あわてないよう練習しておくと安心です。
⑤ 親子面接|「家庭の教育観」が問われる
成城学園では考査と合わせて親子面接が行われます。お子さまには名前・誕生日・好きな遊び・お友達のこと・お手伝いなどが、保護者には志望理由・家庭の教育方針・しつけ・通学経路などが質問されます。
面接の詳しい質問例と対策は、別記事【成城学園初等学校|面接で質問される内容と対策】で徹底解説していますので、あわせてご覧ください。
実際にどんな問題が出ているか|近年の出題例
分野の名前だけではイメージしにくいので、受験されたご家庭の話から見えている近年の出され方をご紹介します。学校が出題を公表しているわけではありませんが、10年ほど分をたどると、出る形はかなりはっきりしています。
ペーパーテストは2024年度に新設された区分
2020年度までは3日間(1日目に親子面接、2日目に個別+集団、3日目に個別+運動)だった考査が2021年度から2日間になり、さらに2024年度からペーパーテストが加わりました。それまで個別テストで口頭や指さしで答えていた「話の記憶」「記憶」「常識」「模写」を、赤いペンで印をつける形に置き換えたものです。訂正は斜めの2本線、出題は録音音声と口頭の併用で、最初に練習問題が1問あります。近年は1日目が親子面接→運動→集団、2日目がペーパー→個別→集団の順で、1日目は面接の順番が遅いほど長くなり1時間半〜3時間、2日目は1時間半前後が目安です。
ペーパーテストで出ている形(2024・2025年度)
- 森の音楽会や雨の日の幼稚園といった短いお話を聞き、登場した動物や動物が使っていた物、表情を選ぶ話の記憶
- 画面に文房具が順に映り、指定した物の2つ前に出た物を選ぶ記憶(2024年度)。お手本の印の配置を20秒ほど見て隠し、同じ位置に印を描く記憶(2025年度)
- 童謡のメロディーだけを聞いて同じ季節の絵を選ぶ、木の四季と行事の絵を線で結ぶ、台所で使わない物や横断歩道を渡らないほうがよい場面を選ぶ常識
- 絵の名前の真ん中の音をつないでできる言葉を選ぶ言語(2025年度)、見本のお弁当をあと2つ作るのに必要な具材の数だけ印をつける数量(2024年度)
- 格子や点の上のお手本と同じ形を隣に描く模写・点図形
個別テストで出ている形
個別テストは1つの教室に2〜4つのブースがあり、3〜4部屋を順に回ります。廊下の椅子で待ち、呼ばれたら立ったまま課題に取り組みます。
- 生活習慣は10年連続。大豆や綿のポンポン、細長いグミを子ども用の箸で仕切りのある箱に1つずつ移す課題は、時間を計られながらほぼ毎年出ています。縄跳びをお手本どおりに結ぶ、開いた傘をたたんで留める、カーディガンのボタンを留めてハンガーにかける、ハンドタオルをピンチハンガーに干す、大きな紙をたたんで袋に入れる、といった課題が年度ごとに入れ替わります
- 数量は、模擬硬貨のトレーから言われた金額分を取り出す(2023・2024年度)、キャンディーを2人で同じ数に分ける、丸いものを8人分に切る線を描き足す、バスの乗り降りのあと座っている数を答える(2025年度)、L字に並んだ2色のおはじきを触らずに多少を答える、など
- 指示行動は、ハンバーガーの材料を言われた順に重ねる(2025年度)、絵本から言われたページを1回の指示で開く(2024年度)
- 言語は、1つの生き物について「〜い」で終わる言葉をたくさん言う、しりとりを1人でできるだけ長く続ける、数字や短い文をそのまま繰り返す・逆から言う
- 推理は、机の上の積み木を別の位置から見た形を選ぶ四方図、長さの違う線をひもやクリップで比べる(2023年度)、形の違う容器の色水で2番目に多いものを選ぶ、両側に穴の開いた箱に手を入れて中身を触り、あとで同じ形を選ぶ(2016〜2020年度)
- 記憶・常識は、画面に順に映った動物や文房具の順番を答える課題がほぼ毎年。点字ブロックや手話、優先席のマークが誰のためかを説明し同じ役割のマークを選ぶ、野菜の切り口のスタンプからどの野菜かを実物から選ぶ(2025年度)
集団テストと運動テストで出ている形
- 10〜14人での自由遊びのあと、5〜7人でペットボトルのふたをできるだけ高く積む競争(2023年度)、積み木・カプラ・段ボール箱で人形が喜ぶ場所を作る(2024年度)、男子はクリスマスツリーの飾りつけ、女子は紙コップや折り紙で年下の子が喜ぶお祭りの屋台の品を作って発表(2025年度)
- 1日目の集団では、新聞紙・風呂敷・手桶・穴の開いたバケツから道具を選んでカラーボールを10mほど先のプールへ運ぶ(2024年度)、布にカラーボールを載せてコーンを回って運ぶ、鳥や動物のまねをして合図で隠れる身体表現(2025年度)
- 運動は体育館で裸足。2人1組でコーンを回るかけっこはほぼ毎年、ボールを持って平均台を渡り端のカゴに入れる、フープに合わせたケンパー、壁の線より上を狙うボール投げ、ボールつき、合図まで続ける縄跳びが組み合わされ、2023年度以降は膝の屈伸などの模倣体操から始まります。2025年度は縄跳びのあと、縄をお手本どおりに結んで床に置くところまでが課題でした
保護者アンケート(2025年度)
2日目のお子さまの考査中に、保護者はスマートフォンかタブレットでQRコードを読み取り、無記名のアンケートに答えます。ほとんどが選択式で、受験を決めた時期やきっかけ、魅力に感じた点、併願校の数、通っている幼児教室、情報源、受験で大変だったことなどが項目になっていました。
どの課題も、正解できたかどうかより、指示を最後まで聞けたか、あきらめずに取り組めたかが見られています。年度ごとの詳しい傾向は過去問対策の記事にまとめています。
過去問はどう使う?|「傾向をつかむ」ためのもの
成城学園の試験は、年度ごとに問題が入れ替わり、同じ問題がそのまま出ることはありません。だからこそ、過去の出題は「丸暗記」するものではなく、どんな力が求められているかを知るための地図として活用するのが大切です。
おすすめは、まず過去の出題傾向から「どんな分野が・どんな聞かれ方で出るか」を大づかみにすること。そのうえで、お子さまの得意・苦手を見極め、苦手分野を日常の遊びや生活の中で少しずつ補っていく——これが、成城学園に合った無理のない準備です。ウカル子では、成城学園の出題傾向をふまえた家庭での取り組み方を、お子さまの様子に合わせて個別にアドバイスしています。
過去問を解いて一喜一憂するよりも、「この力を育てるにはおうちで何ができるかな?」と考えるほうが合格に近づきます。お子さまのペースを大切にしてくださいね。
まとめ|成城学園の試験は「総合力」が問われる
成城学園初等学校の試験は、ペーパー・個別・集団・運動・親子面接という多面的な構成で、子どもの総合的な力と、家庭の教育観を見ています。
- ペーパーは「話の記憶」「推理・思考」が中心。基礎をていねいに
- 個別・集団は、正解より「姿勢」と「お友達との関わり」
- 運動は、指示を聞いてお手本通りに動けるか
- 親子面接は、家庭の教育方針が問われる
過去問は傾向をつかむ地図として活用し、日々の生活と遊びの中で力を育てていきましょう。ウカル子では、成城学園を目指すご家庭を全力でサポートしています。
成城学園対策は、おうちで。うみ塾長の教材・個別サポート

成城学園の考査で問われる力がわかったら、次は「おうちで何をするか」です。3年間の積み上げを1枚の地図にまとめました。
「成城学園初等学校 3年間おうち準備ロードマップ」は、過去10年の出題傾向(2025年実施分まで)から逆算した家庭学習ガイドです。年少〜年長の各学年で「何を大切にし、おうちで何をすればよいか」を領域別にまとめました。成城で出題の多い図形・構成(点図形・四方観察・線対称・積み木)と、生活習慣・巧緻性を、優先順位をつけて対策できます。年長の具体的なやり方は、別冊『おうちで具体物対策ガイド』で道具リスト・声かけ例つきで解説しています。
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出題の傾向をより具体的に押さえたい方は、過去問対策もあわせてご覧ください。
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