立命館小学校からの進学
立命館小学校は、立命館の小中高大一貫教育の入口に位置する学校です。最大の魅力は、推薦基準を満たすことで系列の中学校へ内部進学でき、その先も大学までつながる道が用意されている点です。中学受験や高校受験のたびに大きなプレッシャーを抱えることなく、長い時間をかけて学びや好きなことにじっくり打ち込める環境は、一貫教育ならではの強みといえます。
進学できる系列中学校
内部進学先となる系列中学校には、立命館中学校・立命館宇治中学校・立命館守山中学校があります。それぞれ立地や校風、国際教育や探究のプログラムに違いがあり、お子さまの個性や家庭の方針に合わせて進路を選べるのが特徴です。どの中学に進むにも、小学校での基礎学力と学習習慣が土台となるため、6年間の学びが進路の幅を広げてくれます。
大学までの一貫教育
系列の中高からは、立命館大学・立命館アジア太平洋大学(APU)への内部進学の道が開かれています。受験対策に追われる時間が少ないぶん、英語・国際教育、探究活動、課外活動などに腰を据えて取り組めます。グローバルな環境で学びたい、好きな分野を深く追究したいというお子さまにとって、伸びやかに成長できる環境です。もちろん、外部の大学を目指す選択も可能で、進路の幅は広く確保されています。
進学を見据えた小学校生活
一貫教育の良さを最大限に生かすには、小学校のうちに「自ら学ぶ姿勢」を育てておくことが大切です。立命館小学校は4つの柱に基づき、確かな学力に加えて、英語力やICT活用力、自分で考え表現する力を養います。受験のための詰め込みではなく、学ぶ楽しさを土台に積み上げていけるのが魅力です。
家庭で大切にしたいこと
内部進学があるとはいえ、進学には学習・生活の両面で一定の基準があります。家庭では、毎日の学習習慣を支え、子どもが「なぜ学ぶのか」「どう学びたいか」を考えられるよう、日頃から対話を重ねておくとよいでしょう。早い段階から将来の選択肢を一緒に話題にしておくことが、一貫教育を歩むうえでの安心につながります。
※内容は年度により変更される場合があります。最新情報は立命館小学校公式サイトでご確認ください。
立命館小学校の進学に関するよくある質問
Q. どの中学に進学できますか?
A. 推薦基準を満たせば、立命館中学校・立命館宇治中学校・立命館守山中学校へ内部進学できます。
Q. 大学まで進学できますか?
A. 系列中高から立命館大学・APUへの内部進学の道があります。受験に追われず学びに打ち込めます。
Q. 外部の中学・大学も受験できますか?
A. 可能です。家庭の方針やお子さまの志望に応じて、進路の選択肢は広く確保されています。
立命館小学校が掲げる4-4-4制という枠組み
立命館小学校は、小中高の12年間を受験で分断しないという考え方を掲げています。その具体的な形が「4-4-4制」です。
第1ステージは小学1年から4年で、「基礎基本を固める」時期と位置づけられています。第2ステージは小学5年から中学2年で、「夢を実現する力をつける」時期です。第3ステージは中学3年から高校3年で、「世界へはばたく」時期とされています。
注目したいのは、区切りが小学校の卒業に置かれていないことです。小学5年生の段階で次のステージが始まり、そのまま中学2年までを一つのまとまりとして見ている設計です。中学受験のために小学5年・6年を費やすのではなく、その時期を学びの積み上げにあてられるのが、この学校の考え方だといえます。
公式のQ&Aでは、条件を満たせば立命館中学校へ推薦で進学でき、ほぼ全員が立命館中学校へ進学すると示されています。ただし「条件を満たせば」と書かれている点は見落とせません。無条件で全員が上がれるわけではありませんので、具体的な条件については学校にご確認ください。
推薦進学を支える立命館小学校6年間の学び
進学の話は、6年間で何を積み上げるかと切り離せません。学校が示している中身を確かめておきましょう。
まず授業時間です。公式のQ&Aでは、学習指導要領を上回る授業時間を確保していると示されています。1年生から英語の授業とロボティクス科があり、読書の時間も設けられています。教科書は光村図書、東京書籍、帝国書院、啓林館など複数の出版社のものを使い分けていると記載されています。
朝は8時25分から8時35分の「モジュールタイム」で音読・暗唱・計算に取り組み、1年生から辞書引きを行います。放課後には「寺子屋の時間」があり、全クラスに担任と副担任の2名が配置されています。日々の学習を学校の中で回していける体制が整っているということです。
英語は1年生で週2時間、3年生で週3時間、5年生で週4時間と増えていき、ネイティブ教員と日本人教員の2名体制で進めます。4年生と5年生では15人に対して2名という配置も示されています。6年生では「京都deガイド」に取り組みます。
ICTの面では、1年生から4年生がロボティクス科でロボットづくりを中心に算数・サイエンス・テクノロジーを横断して学び、5年生と6年生は1人1台のタブレットを使います。ScratchやJavaScriptにも触れると記載されています。ロボット部は8年連続で世界大会に出場し、英語でのプレゼンテーションも行っているとのことです。
立命館小学校の進学についての補足Q&A
全員がそのまま立命館中学校へ進めるのですか
公式のQ&Aでは、条件を満たせば推薦で進学でき、ほぼ全員が立命館中学校へ進学すると示されています。「条件」の中身までは公表されていませんので、説明会や学校への問い合わせでご確認ください。日々の学習と生活の積み重ねが土台になることは間違いありません。
外部の中学校を受験することはできますか
外部受験の扱いについては、公式サイトに記載が見当たりませんでした。学校ごとに方針が異なる部分ですので、進路の選択肢を広く考えたいご家庭は、早い段階で学校にご確認ください。
進学を見据えて低学年のうちに何を大切にすればよいですか
第1ステージにあたる小学1年から4年は「基礎基本を固める」時期と位置づけられています。この時期に効いてくるのは、朝のモジュールタイムのように短い時間を毎日積み重ねる習慣です。またメディアセンターには約3万冊の蔵書があり、児童1人あたり年間平均130冊以上が貸し出されているとされています。読む力は学年が上がるほど差になって表れますので、入学前から読書の時間を確保しておきましょう。
学力以外に育てたい力はありますか
学校は教育の柱の一つに「高い倫理観と自立心」を挙げ、独自科目の「立命科」、異年齢で活動する「ハウス活動」、宿泊体験学習、4年生を対象とした「立志式」を紹介しています。4年生の立志式は、第1ステージの締めくくりにあたる節目です。自分の目標を言葉にする経験が、その後の学びを支えていくとお考えください。
海外に目を向ける機会はありますか
年間行事には、7月のオーストラリアへの海外語学研修、11月のルーラン小学校への海外語学研修、2月の米国ポリテクニックスクールへの海外語学研修が挙げられています。海外派遣は語学研修型、学校交流型、寮生活を行うアドバンス型に分かれており、アドバンス型は2025年にオーストラリアで再開されたと示されています。校内では約15か国からの留学生を迎える「ワールドウィーク」も行われます。
進学の先にある立命館小学校の学びの広がり
小学校からの一貫教育を考えるときは、その先に何があるかも見ておきたいところです。公式サイトには、中国語と韓国語に取り組む「Campus Asia Program」や「立命館グローバルゲートウェイキャンプ」が紹介されています。2023年には5年生が4か国130名とオンラインで交流したという記載もあります。
また、公式サイトには2014年度から2021年度にかけての受賞歴として、算数オリンピックでの第1位、全国児童生徒地図優秀作品展の国土交通大臣賞、WRO Japanでの優勝や準優勝・世界大会出場、NHK全国学校音楽コンクールの銀賞・銅賞などが挙げられています。進学だけを目的にした学校ではなく、その途中に挑戦の場が用意されている環境だとお考えください。
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