建学の精神と「国語力の3乗は人間力」
京都女子大学附属小学校は、京都女子学園の仏教(親鸞聖人の精神)を土台にした学校です。教育の核となるのが言葉の力で、従来の「国語力は人間力」を2024年に「国語力の3乗は人間力」へと進化させました。敬語や丁寧語を大切にし、言葉づかいを通して相手への敬意や、自分の感情を客観視する心の余裕(人間力)を育てます。
校長先生が語る「思考力」と低学年からの探究
学校説明では、校長先生が一貫して「思考力」を重視されています。小さいうちから考えることが習慣になり、それが一生ものの力になる、という考え方です。低学年から国語力や探究学習に取り組むからこそ身につくのであって、高学年から始めても同じようにはいかない、と明言されています。実際に2年生のペア学習では、子どもたち同士の意見交換がとても活発で、積み重ねの成果が見てとれます。
英語・ICT(iPad)の取り組み
英語のカリキュラムは週1回から週2回に増え、担当の教員も1名増員されました。授業ではiPad(タブレット)も活用され、見学では取り扱いの指導についても自然に触れられていました。タブレットは時代に必要不可欠である一方、使い方次第という難しさにも向き合っています。ただし軸はあくまで「京女は国語力の学校」。先端の道具を取り入れつつ、言葉と思考を育てる芯はぶれていません。学校説明会レポートもあわせてご覧ください。
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公式サイトで確認できる、京都女子大学附属小学校の教育の中身
「国語力の3乗は人間力」という言葉だけでは、日々の授業がどうなっているのかまでは見えません。公式サイトには、教育課程の具体的な形が学年や時数まで含めて公開されています。ここでは、受験を考えるうえで押さえておきたい部分を整理します。
40分授業・午前5時間制と「モジュールタイム」
公式の「1日のスケジュール」では、登校が7:30〜8:25、朝の会が8:25〜8:35、1時間目が8:35に始まります。1コマは40分で、午前中に5時間を進める時程です。給食は12:30〜13:05、昼休みのあと13:35〜13:55にモジュールタイムが置かれ、6時間目は13:55〜14:35。終わりの会を経て、最終下校は15:00と案内されています。
学校はこの時程を「午前中にテンポよく学び、午後は20分のモジュールタイムでしっかり復習する」と説明しています。集中力が高い午前に新しいことを学び、午後に短く定着させる——授業時間の設計そのものに考え方が表れているわけです。40分でテンポよく進むぶん、指示を一度で聞き取る力や、切り替えの早さが日常的に求められます。
5・6年生は1クラス20人へ(2026年度から段階的に)
公式サイトの「1クラス20人(5・6年生)」のページでは、学年60人を3クラスに分け、1クラス20人とする体制が案内されています。導入は段階的で、2026年度は5年生、2027年度以降は5・6年生の両学年が1クラス20人になると示されています。学校は「より細やかな指導をしてまいります」としています。
高学年は学習内容が一気に難しくなり、進路の話も出てくる時期です。そこで少人数に切り替えるという設計は、この学校が高学年をどう位置づけているかを表しています。
英語は2026年度から全学年で週2時間
公式の「英語学習」のページには、2026年度よりすべての学年で週2時間の英語学習を実施すると明記されています。掲げているのは「英語で広がる未来! 伝えたい気持ちを育み、世界中の人と繋がる」という考え方です。年間行事には7月のシンガポール、3月の台湾への海外研修、6月には4年生のイングリッシュキャンプも記載されています。学ぶ時間を増やすだけでなく、使う場面まで用意されている点が特徴です。
東山七条という立地を生かす「本物と触れ合う授業」
公式サイトには「本物と触れ合う授業」というページがあり、総合的な学習の時間を使って外部機関と連携する取り組みが紹介されています。挙げられているのは、ハイアット リージェンシー京都と協力した東山たんけんマップづくり、裏千家や清水六兵衛窯との茶道・陶芸、一般社団法人 志村の染との草木染め、特定非営利活動法人 和の学校とのレッジョ・エミリア・アプローチなどです。
学年ごとの例としては、4年生が校内の第2グラウンドで育てた植物を使って草木染めを行い袱紗を作ること、5年生が伝統工業の学習と関連づけて陶芸で茶碗を作ることが挙げられています。教科書の中だけで完結させず、本物の作り手に触れる。京都の東山七条に学校があるからこそ実現している学びです。
放課後にも学びの場があります
公式の「アフタースクール」のページでは、第1部が14:50〜15:50、第2部が16:00〜17:00として、曜日ごとのプログラムが案内されています。月曜から金曜の放課後学習教室(明光義塾)による国語・算数の個別学習に加えて、月曜は華道教室(池坊)、火曜はチアダンス教室、水曜はプログラミング教室、木曜は茶道教室(裏千家)、金曜はバスケットボール教室が挙げられています。
なお公式のQ&Aには、放課後の預かりについて授業終了後18時までという案内もあり、土曜・日曜・祝日と長期休業中は実施していないと説明されています。対象学年や料金は公表されている範囲では確認できませんでしたので、最新は学校の説明会や募集要項でご確認ください。
京都女子大学附属小学校の教育についてよくあるご質問
「国語力の3乗」とは、具体的に何を指すのですか
公式サイトでは、教職員が到達した結論として「国語力の3乗」を研鑽×探究×表現と定義しています。研鑽は知識技能の習得や思考力・判断力・表現力を高めること、探究は課題を設定して情報を集め整理・分析すること、表現は他者に伝えるために自分なりの方法で発信することと説明されています。学校が長く大切にしてきた「いのち・こころ・ことば」の学習が、この考え方の土台にあるとされています。
タブレットはいつから使いますか
公式の「ICT」のページでは、1年生から6年生まで1人1台使えるようタブレット端末が整備されていると案内されています。グラフやプレゼンテーションの作成、新聞づくり、学習発表会でのスライドショー制作などに使われ、国語では読み取ったことをクラスで共有し、算数では問題の出題や解き方の共有に活用しているとされています。ロイロノートなどのアプリを搭載し、アウトプットを通じてICTリテラシーを高めるという方針です。2024年2学期からは1〜6年生の全教室にホワイトボードとプロジェクターが設置されたとも記載されています。
土曜日に授業はありますか
公式のQ&Aでは、土曜日は基本的に授業がないと案内されています。年間の予定によって行事が入ることはありますので、詳細は学校の年間行事や説明会でご確認ください。
教育の特色は入試とつながっていますか
40分授業でテンポよく進む時程、話し合いや発表を重ねる国語中心の学び、着替えの多い学校生活——こうした日常に無理なく入っていけるかどうかが、運動・行動観察や面接で見られている部分と重なります。教育の中身を知ることは、そのまま「わが子に合うか」を判断する材料になります。
教育の特色は、どこで最新の情報を確認できますか
公式サイトの「特色ある教育」には、国語力の3乗、本物と触れ合う授業、ICT、英語学習、1クラス20人の5つのページが並んでいます。「学校生活」には1日のスケジュールや宿泊学習、年間行事のページがあります。年度の途中で内容が更新されることもありますので、説明会に参加する前にこれらのページに目を通しておくと、当日の話がぐっと理解しやすくなります。制度や時数は年度で変わりますので、最新は学校の募集要項と公式サイトでご確認ください。
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