【小学校受験】欠所補完の出題意図は?
「欠所補完」は、観察力があるか、論理的思考力があるか、推理力があるかなどが評価されています。
観察力があるか
「欠所補完」では、欠けた所を見つけて、それを補わなければいけません。そのため、まずは「どこが欠けているか」を見つけることが大切です。間違い探しを解くように、順序よく欠けた所を見つけていきましょう。
論理的思考力があるか
欠けた所を選ぶ問題では、どの絵が欠けているかを論理的に推測する必要があります。まずは、どの絵を当てはめたら全体の整合性が保てるかを考えます。次に、どの選択肢が正しいか迷う場合は、絵の中の特徴的な部分に着目してどの絵がぴったり合うかを考えるようにしましょう。
推理力があるか
「欠所補完」では、「系列」の問題のように連続する形の一部が抜けていて、抜けた部分にどの形が入るかを答える出題もあります。このような問題では、規則性を見つける推理力が必要になります。
【小学校受験】欠所補完の出題方法は?
「欠所補完」は、主にペーパーテストで出題されます。
ペーパーテスト
お手本の形が示されていて欠けた部分を描き足したり、欠けている部分に合う絵を選んだりします。「絵の記憶」と同じように、覚えた絵や形の欠けた部分を答える問題もあります。どのような出題方法にしても、どの部分が欠けているかを正しく判断することが大切になります。
【小学校受験】欠所補完の出題内容は?
「欠所補完」の問題には、欠けた所を描き足す「欠所描写」と、欠けている部分を選ぶ「欠所選択」の大きく2つのパターンがあります。
欠所描写
お手本の形の欠けた部分を描き足すタイプの問題です。例えば、正方形の一部が欠けていてその部分を描き足したり、系列の一部が欠けていてその部分に合う記号を描いたりします。「欠所描写」では、欠けた所を見落とさないように、順序よく探していく作業が大切になります。
欠所選択
欠けた所に合う絵を選ぶタイプの問題です。このパターンの問題では、ジグソーパズルのピースを当てはめるように、絵の一部が欠けている問題が多くなっています。全体として整合性を保ちつつ、隣り合う部分がぴったり合う選択肢を選ぶようにしましょう。
【小学校受験】欠所補完の解き方は?
「欠所補完」を解く時は、欠けた所を正確に把握すること、特徴的な結合部分に着目することがポイントになります。
複雑な図形になってくると、欠けた所を正確に把握できないお子さまがいらっしゃいます。
欠けた所を正確に把握できないお子さまの解き方を見ていると、「①全体ばかりを見ている」「②図形をランダムに見ている」という2つが主な原因となっています。効率的に欠けた所を見つけるためには、順序よく形を見比べていく方法が理想的です。なぜなら、①の見方では細部の欠所に気付けないことが多く、②の見方では同じ所を何度も見て時間のロスになってしまうからです。
こちらの教材では、効率よく欠けた所を探す見方や、どのような結合部分に着目すればよいのかを解説しています。また、欠所描写と欠所選択の問題をバランスよく扱い、それぞれの見方をしっかりと養えるようにしています。観察力や論理的思考力を養い、「欠所補完」の問題を確実に解けるようにトレーニングしましょう。
【図形】欠所補完(教材サンプル)
【図形】2 欠所補完サンプル
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【小学校受験】欠所補完|まとめ
「欠所補完」は、問題自体は難解ではないものの、観察力や論理的思考力、推理力が試される問題です。効率的な見方を身につけることで、正確に欠けた所を把握し、素早く解答できるようになりますので、ぜひ本記事でご紹介した教材をご活用いただき、効率的な学習をしていただけたらと思います。