賢明学院小学校では、どんな教育が行われているのでしょうか。
祈りにはじまる「心を育む賢明教育」
同校は、200年以上前にフランスで聖母奉献修道会を創設した聖マリー・リヴィエの精神を受け継ぐ、カトリックの学校です。一日は祈りにはじまり、祈りに終わります。
「あなたのできるよいことはなんでもしなさい」という創立者の言葉を受け継ぎ、自分と他者を認め、思いやる心を育てる全人教育に取り組んでいます。
祈りの時間は、心を落ち着け、自分を見つめなおす大切なひとときです。感謝の心と、多様性を受け入れる姿勢を育てることを大切にしています。
4技能を育てる英語教育
英語は、読む・書く・聴く・話すの4技能すべての観点から指導されます。将来に役立つコミュニケーション力と、中学校での学習の土台づくりを目指しています。
英語力は、国際基準であるCEFRに合わせて測られます。TOEFL Primary・Juniorテストで熟達度を、英検で定着度を測り、卒業までにCEFRのA1レベル以上を目指します。
TOEFL Primary・Juniorは、3年生以上の児童が全員受験します。入学試験でも、英検やTOEFLのスコアによる加点制度が設けられています。
一人1台のタブレットで学ぶICT教育
同校では、1・2年生は学校のiPad、3年生以上は一人1台のタブレットPCを使います。LTEモデルのため、校内だけでなく校外でも幅広い学習ができます。
文部科学省の基準に準拠した生成AIも授業に取り入れられており、時代に合った学びの環境が整えられています。
ICTのスキルにとどまらず、多様性を受け入れ、人間らしく生きる調和のある人格を育てることを目指しています。
探究と振り返りを大切にする一日
学校の一日には、国語・算数の基礎を高める「Skill Up Time」や、問いを立てて調べ、発表する探究の時間「Kenmei Time」が組み込まれています。
一日の終わりには「Reflection Time」があり、何ができて何ができなかったかを振り返ります。自分を客観的に見る力を育てる時間です。
5・6年生は、放課後の学習で中学受験を見据えた学びにも取り組みます。内部進学だけでなく、外部進学にも対応できる力を育てています。
【賢明学院小学校】英語の到達目標と二つの検定
公式サイトの英語教育のページには、「学ぶ楽しさや喜びを実感させ、将来に役立つ英語運用能力(コミュニケーション力)と、中学校での学習のベースを4技能(読む・書く・聴く・話す)全ての観点から指導します」という方針が掲げられています。
目を引くのは、力の伸びをはかるために二つの検定を使い分けている点です。TOEFL Primary、TOEFL Juniorでは世界基準であるCEFRに合わせた実践力を、実用英語技能検定では文部科学省の指標に合わせた定着度をはかるとされ、卒業までにA1レベル以上をめざすと明記されています。実績として、2022年度の6年生ではTOEFLの結果で多くの児童がA2レベル以上に到達したこと、英検は5級から3級まで受験することができることが紹介されています。
この目標は、入学試験ともつながっています。2027年度の募集要項では、英検5級以上またはTOEFL Primary 204点以上を持っている場合に5点が加点されると案内されています。入学前から英語に取り組んできたお子さまにとっては、その積み重ねが評価される仕組みがある、ということです。
【賢明学院小学校】海外とつながる機会が用意されています
教室の中だけで終わらないのも、この学校の英語教育の特徴です。公式サイトによると、オーストラリアのクイーンズランド州への夏期語学研修が、4年生から6年生の希望者を対象に実施されています。
また、海外の小学生を受け入れて小学生どうしの交流を行っていることも紹介されており、これまでの受け入れ実績のある国としてオーストラリアや中華人民共和国が挙げられています。行くだけでなく、迎える側の経験もできるということです。
語学研修の費用や参加の条件、受け入れ交流の頻度については公式サイトに記載が見当たりませんので、詳しくは学校にご確認ください。とはいえ、こうした機会があるかどうかは、6年間で英語をどこまで自分のものにできるかに関わってきます。学校説明会や個別学校見学会の場で、実際の様子を尋ねてみるとよいでしょう。
【賢明学院小学校】教育についてよくある質問
英語がまったく初めてでも入学できますか
Q&Aでは、英語が未経験のお子さまでも入学できること、習熟度別の少人数指導が行われることが説明されています。入学の時点でどれくらいできるかよりも、入学後にどう伸ばすかを学校が引き受けてくれる、という考え方です。
英語の宿題は家庭でみる必要がありますか
Q&Aによると、英語の宿題は毎日出されますが、保護者の方の役割はお子さまの音読を聴いて確認することだと案内されています。保護者の方が英語を教えられなくても差し支えない、という前提が示されています。
算数や国語はどのように学びますか
算数は「自分の考えを持って学び続ける子の育成」を目標に、児童が自ら考え課題に取り組む授業が行われています。4年生までは学級担任が、5年生からは算数専科の教員が担当し、教科書と学校独自のオリジナルテキストを併用して、中学の数学へつながる文字と式、図形、関数の内容も扱うと説明されています。国語は「自分の思いを言葉で表現する子の育成」を目標に、2年生からの国語辞典の活用、日記や作文、スピーチや話し合い活動まで幅広く指導されています。
タブレットはどのように使われていますか
公式サイトでは、3年生以上に一人1台のタブレットPCが用意されていること、文部科学省の基準に準拠した生成AIを採択していることが紹介されています。使い方のきまりや持ち帰りの可否については記載が見当たりませんので、学校にご確認ください。
宗教の授業ではどんなことを学ぶのですか
宗教教育のページでは、聖書の言葉や創立者聖マリー・リヴィエの教え、イエスに倣って生きた人々の生涯から、自分の生き方を考えると説明されています。祈りで始まり祈りで終わる学校生活や、聖歌を歌う習慣を通して、自分を大切にする心と人を大切にする心をもつことがめざされています。信仰の有無にかかわらず、自分と他者を大切にする姿勢を学ぶ時間だと受け止めてよいでしょう。
探究の時間はどのように取られていますか
スクールライフのページに示された一日の流れによると、8時30分から基礎を固めるスキルアップタイム、13時5分から探究の学習であるケンメイタイム、15時20分から一日を振り返るリフレクションタイムが置かれています。教科の授業とは別に、自分で調べて考える時間と、その日をふり返る時間が毎日組み込まれているということです。放課後には希望に応じてスタディアップタイムやアフタースクールプラスが続きます。
読書の環境は整っていますか
公式サイトによると、図書館は関西屈指の規模を誇り、3万冊以上の蔵書と学習スペース、読書コーナーが設けられています。司書教員と図書専科の教員が読書指導にあたることも紹介されています。国語の学習と図書館が結びついている学校ですので、本を読む習慣のあるお子さまにはうれしい環境です。
クラブ活動はどのようなものがありますか
運動部としてバスケットボール部が3年生から6年生の希望者を対象に活動し、年間3回の大会や練習試合があると紹介されています。文化部は、2年生から6年生の希望者が朝と放課後に活動する合唱部と、放課後に活動する金管バンド部です。また、校訓を率先して行う児童の育成を目的に1982年に発足したリヴィエ・ジュニアがあり、月に一度の勉強会や練成会、老人ホームでの交流を通して実践を積んでいると説明されています。
家庭で意識しておきたいこと
まずは、思いやりや感謝の心といった、学校が大切にする姿勢を、家庭でも育てていきましょう。日々の暮らしのなかでの関わりが土台になります。
あわせて、英語やタブレットなどに前向きに触れられる環境を整えておくと、入学後の学びにもスムーズになじめます。
ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて個別家庭学習サポートもご活用ください。
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