金沢大学附属小学校の受験を考えています。
どんな学校なのか、入試の情報はどこで確かめればよいのか教えてください。
金沢大学附属小学校は、正式名を「金沢大学人間社会学域学校教育学類附属小学校」といい、1874年創立の歴史をもつ金沢市平和町の国立小学校です。2027年度(令和9年度)の1年生の募集要項は、2026年10月21日に公式サイトに掲載されました。
大切なのは、以下の3点です。
・日程や出願の条件は、公式サイトに掲載された令和9年度の募集要項で一つずつ確かめること
・教育目標「共に生きる力」と、多様性を生かす教育の考え方を理解しておくこと
・1年生の募集とは別に「複式3年生」の募集があるなど、この学校ならではの仕組みを知っておくこと
金沢大学附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
金沢大学附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【金沢大学附属小学校】どんな学校?正式名と歩み
金沢大学附属小学校の正式名は「金沢大学人間社会学域学校教育学類附属小学校」です。金沢大学の公募要項などでは「金沢大学附属小学校」と略して表記されており、この記事でも略称で紹介します。所在地は石川県金沢市平和町です。
公式サイトの沿革によると、始まりは1874年の石川県集成学校附属小学校です。翌1875年に石川県師範学校附属小学校が発足し、1951年に金沢大学教育学部附属小学校、2008年に現在の校名となりました。1964年には3・4年の複式学級が設けられ、1995年に平和町へ新築統合移転しています。150年を超える歴史をもつ学校です。
国立大学法人の学校として、公立学校と同じく教育基本法と学校教育法に基づいて初等普通教育を行うとともに、金沢大学の学生の教育実習校として実習の計画・運営や指導を担っています。国立小学校の役割全体については国立小学校とは?私立・公立との違いで解説しています。
【金沢大学附属小学校】教育目標と研究の特色
教育目標は「『共に生きる力』を育む」です。変化する未来社会を生き抜く力と、人間愛あふれる社会の形成者としての資質の基礎を育てることが示されています。努力目標としては、次の三つの子ども像が掲げられています。
- 進んで学ぶ子ども(主体的な学習態度と、落ち着きや集中力)
- やりとおす子ども(粘り強さ、責任感と強い意志)
- みんなのことを考える子ども(集団の一員としての節度ある行動)
また「多様性の活用力を育成する」ことを掲げ、多様性の尊重と協働する力を重視しています。学校教育学類や附属の幼稚園・中学校・高等学校・特別支援学校と協力し、教育の理論と実際についての研究に取り組んでいる点も特色です。研究主題は2023年から「未来を牽引する子」となっています。
多様性を大切にする姿勢は、学校の仕組みにも表れています。来日直後の外国人児童を対象にした日本語適応教室「さくら」があり、一人ひとりに特別の教育課程を作って日本語や日本の学校生活を学び、普通学級への編入を目指しています。帰国子女の編入についての案内もあります。
【金沢大学附属小学校】2027年度(令和9年度)入試の情報
2027年度(令和9年度)入学、つまり2026年秋に実施される入試について、公式サイトのトップページには次の掲載がありました。
- 2026年10月7日:令和9年度入学希望者 学校説明会のお知らせ
- 2026年10月21日:令和9年度 1年生・複式3年生 募集要項
なお、2026年10月23日に確かめたときは、金沢大学の附属学校園のホームページ全体が「メンテナンス中」となっていて、お知らせや募集要項のページを開けませんでした。ページが開けないときは、学校へ直接問い合わせて、出願の日程や書類を確かめておきましょう。
出願期間、選考日、募集人員、出願の条件、入学検定料などは、この募集要項に示されています。最新は募集要項でご確認ください。要項は掲載されたばかりですので、まずは日付をカレンダーに書き出し、必要な書類をいつ準備するか決めておくと、慌てずに出願を迎えられます。
国立小学校の出願では、住所や通学方法についての条件が設けられることが一般的です。出願の前に、ご家庭がその条件を満たしているかを要項で確かめておきましょう。
【金沢大学附属小学校】入学選考の内容と抽選について
選考の具体的な内容や、抽選を行うかどうかについては、今回確かめた公式サイトの範囲では確認できませんでした。募集要項に書かれている内容を優先してください。国立小学校の抽選の考え方は学校によって異なりますので、一般的な仕組みを国立小学校の抽選の仕組みで整理しておくと、要項を読むときに役立ちます。
選考の形式がどのようなものでも、努力目標に掲げられた「落ち着きや集中力」「粘り強さ」「集団の一員としての節度ある行動」は、そのまま入学前に育てたい姿と重なります。話を最後まで聞く、任されたことをやり切る、友だちと順番を守るといった力を、毎日の生活の中で少しずつ積み重ねていきましょう。
ご家庭で取り入れやすい例を、三つの子ども像に合わせて挙げてみます。
- 進んで学ぶ子ども:図鑑や絵本で見つけた「なぜ?」を一緒に調べ、分かったことをお子さまの言葉で説明してもらう
- やりとおす子ども:玄関の靴をそろえる、植物に水をやるなど、毎日続けるお手伝いを一つ任せる
- みんなのことを考える子ども:公園や買い物の場面で、順番を待つ、周りの人に声をかけるといった経験を重ねる
どれも短い時間でできることばかりです。できたときには具体的にほめ、お子さまが「自分でできた」と感じられるようにしてあげてください。
【金沢大学附属小学校】学費・費用と学校生活
国立小学校は義務教育の学校ですので、授業料はかかりません。入学検定料の金額や、入学後の給食費・教材費・保護者会の費用などは、今回確かめた公式サイトの範囲では確認できませんでした。最新は募集要項と学校からの案内でご確認ください。通学に使う持ち物や学用品なども、合格後の説明で一つずつ確かめておくと、入学準備をスムーズに進められます。
公式サイトには、学校だよりや「かしわっ子ニュース」、研究発表会の案内なども掲載されています。校章は「かしわ」の葉をかたどっており、学校の様子を知る手がかりとして、説明会の前にニュースを読んでおくのもおすすめです。
【金沢大学附属小学校】合格に向けた準備とよくある質問
Q. 「複式3年生」の募集とは何ですか?
金沢大学附属小学校では、1964年に3・4年の複式学級が設けられており、令和9年度も1年生の募集とあわせて「複式3年生」の募集要項が掲載されています。年長のお子さまが対象になるのは1年生の募集です。要項を開くときは、どちらの募集かを確かめてから読み進めてください。
Q. 日本語適応教室「さくら」は1年生の受験と関係がありますか?
「さくら」は来日直後の外国人児童を対象にした教室で、公式サイトの入学案内でも1年生の募集とは別に案内されています。日本語の力を伸ばしながら、半年から1年ほどで同じ年齢の普通学級へ移ることを目的としています。対象になるかどうか迷う場合は、学校に直接問い合わせるのが確実です。
Q. 塾や模試は必要ですか?
国立小学校の受験は、家庭での準備を中心に進めるご家庭もあります。判断の目安は国立小学校の受験に塾は必要かと国立小学校の受験に模試は必要かにまとめています。
Q. 願書で何を伝えればよいですか?
願書に志望理由などを書く欄がある場合は、教育目標「共に生きる力」や、多様性を生かす教育への共感を、お子さまの日ごろの様子と結びつけて書くと伝わりやすくなります。たとえば「年下の子に自然に手を貸す」「違う考えの友だちの話も聞ける」といった具体的な場面です。書き方に迷う場合は願書作成サポートもご活用ください。
Q. 学校説明会には参加した方がよいですか?
公式サイトでは、令和9年度入学希望者向けの学校説明会のお知らせが2026年10月7日に掲載されています。学校の考え方を直接聞ける機会ですので、日程や参加方法を確かめて、都合がつけばぜひ参加しましょう。
Q. 当日に向けて、家庭で気をつけることはありますか?
選考の日が近づいたら、起きる時間や朝ごはんの時間をそろえ、当日と同じリズムで過ごしておきましょう。初めての場所でも「トイレに行きたいです」「もう一度言ってください」と自分から言えるかどうかは、意外と大切なポイントです。
国立小学校を第一志望として準備する考え方は国立小学校 専願受験マニュアルで解説しています。
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