鹿児島大学教育学部附属小学校の受験を考えています。
出願できる条件や選考の日程、抽選があるのかどうかを知りたいです。
鹿児島大学教育学部附属小学校の2027年度(令和9年度)第1学年の募集は、11月15日(日)の保護者説明会から始まり、11月下旬から12月上旬の願書受付と面談、1月の諸検査と抽選へと進みます。募集要項と願書は説明会に参加した方にだけ配られるので、まず説明会への申込みが出発点になります。
大切なのは、以下の3点です。
・指定された校区に住み、お子さまが一人で1時間以内に通えるか確かめること
・保護者説明会に申し込み、募集要項と願書を受け取ること
・諸検査・面談・抽選までの日程を家族で共有しておくこと
鹿児島大学教育学部附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
鹿児島大学教育学部附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【鹿児島大学教育学部附属小学校】どんな学校?基本情報と教育の特色
鹿児島大学教育学部附属小学校は、鹿児島市郡元にある国立の小学校です。鹿児島大学と連携して教育の研究を進め、教育実習生を受け入れている学校で、学校公開には県内外から600名を超える先生方が参加すると学校案内で紹介されています。国立小学校ならではの役割については、国立小学校とは?私立・公立との違いもあわせてご覧ください。
- 所在地:鹿児島市郡元一丁目20番15号
- アクセス:鹿児島中央駅から市電で約11分、「中郡」電停から徒歩3分(学校案内より)
- 学校教育目標:「夢や目標をもち、共にみがき高め合う子どもの育成」
学校案内パンフレット(2026年)から、主な特色をまとめます。
- 複式学級:2つの学年が1つの教室で学ぶ学級が3つあり、1学級は上の学年8名・下の学年8名の16名
- 教科担任制:各教科の専門性を生かした授業を取り入れている
- 午前中5時間授業:集中しやすい午前中に授業を多く置いている
- 40分授業:1回の授業を5分短くし、その時間を「自己決定の時間」として、自分で学びを調整する力を育てる
- 2学期制:前期は4月〜10月上旬、後期は10月中旬〜3月で、秋休みがある
- 英語:1〜6年生のすべての授業を、先生とALTの2名で行う
- ICT:1人1台の端末を使い、家庭に持ち帰って電子ドリルにも取り組む
- マイプロジェクト:3〜6年生が総合的な学習の時間に、自分で決めたテーマを探究する
行事では、3年生から登山などの体験を大切にしており、5年生の自然教室、6年生の修学旅行(長崎県・熊本県、2泊3日)があります。運動会や市内のホールで行う音楽発表会、写生会、親子ふれあい活動なども紹介されています。吹奏楽部や合唱部、時期ごとに活動する陸上部・水泳部があるのも特徴です。
【鹿児島大学教育学部附属小学校】2027年度(令和9年度)第1学年の募集人員と日程
学校のホームページには、2026年9月1日に「令和9年度 第1学年児童募集について」が掲載されました。そこに示されている募集人員と日程は次のとおりです。最新は募集要項でご確認ください。
- 募集人員:単式学級90名(3学級)、複式学級8名(1学級)、合わせて98名
- 対象:令和2年4月2日から令和3年4月1日までに生まれたお子さま
- オープンスクール:2026年11月2日(月)〜6日(金)の各日に時間帯を設定
- 保護者説明会:11月15日(日)10:30〜(受付10:00〜)、附属小学校の体育館
- 願書受付および面談:11月27日(金)〜12月7日(月)
- 入学選考(諸検査):2027年1月7日(木)
- 抽選・入学説明会(入学が決まった方の保護者):1月19日(火)
ここで大事なのは、募集要項と願書が保護者説明会に参加した方にだけ配られる点です。説明会の参加申込みは、案内文書の二次元コードから行います。説明会の案内文書はホームページに掲載され、事務室でも配られています。
募集人員にある「複式学級」は、2つの学年が同じ教室で学ぶ学級で、学校案内では異なる学年で学び合う学級として紹介されています。単式学級と複式学級のどちらを希望するかの扱いは公式サイトでは確かめられなかったため、説明会で配られる募集要項でご確認ください。
【鹿児島大学教育学部附属小学校】出願できる条件と通学のルール
公式の募集のお知らせには、出願の条件として次のことが示されています。いずれも原則であり、総合的に判断するとされています。
- 学校が指定する小学校の校区内に住居があり(令和9年4月1日現在)、保護者と同居していること
- 徒歩・路線バス・市電・JRのいずれかを使い、1時間以内に、お子さまが一人で登下校できること
- 午前7時20分から8時までの間に登校できること
通学の方法にも決まりがあります。自宅から学校までが1.5km以上の場合は、原則として公共交通機関を使って通うことができ、1.5km未満の場合は全員が徒歩で通います。1.5km以上でも徒歩で通うことは可能です。
指定された校区の一覧は、公式サイトの掲載ページでは確かめられませんでした。お住まいの地域が対象になるかどうかは、説明会の資料で確認しておきましょう。
条件を読むと、「一人で」「1時間以内に」「朝8時までに」通えることが前提になっていると分かります。受験を決める前に、実際の通学路をお子さまと一緒に歩いたり、市電やバスに乗ったりして、無理なく通えるか確かめておくと安心です。
【鹿児島大学教育学部附属小学校】諸検査・面談・抽選に向けた準備
2027年度の選考は、願書受付の期間中に行う面談、1月7日(木)の入学選考(諸検査)、1月19日(火)の抽選という流れで案内されています。諸検査や面談の具体的な内容、抽選の方法は、公式サイトでは確かめられませんでした。説明会で配られる募集要項で詳しく確認してください。
国立小学校の抽選の仕組みについては、国立小学校の抽選の仕組みで詳しく解説しています。抽選があるからといって準備が不要になるわけではなく、その前の検査や面談でお子さまらしさを出せるよう、生活の中で力を育てておくことが大切です。
学校の特色から考えると、ご家庭で意識しておきたいのは次のような力です。
- 先生の話を最後まで聞いて、指示どおりに動く力
- お友だちと順番を守り、協力して取り組む力
- 自分で決めたことを最後までやり通す力
- あいさつや返事、身の回りの片づけなど、生活の基本
「自己決定の時間」や「マイプロジェクト」のように、この学校では自分で考えて決めることを大切にしています。おうちでも、お手伝いの内容や遊びの計画をお子さまに決めてもらうなど、小さな選択の機会を増やしてみてください。
面談に向けては、お父様・お母様が学校の教育目標をどう受け止め、ご家庭でどのような子育てをしているかを言葉にしておくと落ち着いて臨めます。準備の進め方に迷うときは、国立小学校の受験に塾は必要?や国立小学校の受験に模試は必要?も参考にしてください。面談で伝えたいことの整理は、面接対策でもお手伝いしています。
【鹿児島大学教育学部附属小学校】学費・費用と学校生活
検定料や、入学後に必要な費用(給食費、教材費など)の具体的な金額は、公式サイトでは確かめられませんでした。費用については、説明会で配られる募集要項や入学説明会の案内でご確認ください。
学校生活の様子は、学校案内の週時程から読み取れます。朝の会は8時15分から始まり、午前中に5時間の授業を行ったあと、給食・昼休み・掃除をはさんで午後の授業があります。下校は曜日によって14時30分ごろから15時45分ごろです。総合的な学習の時間を90分で行う日もあります。
ホームページには、給食の献立表や学校だより、保健だよりも掲載されています。入学後の生活を具体的に思い描くために、目を通しておくのもよい方法です。
【鹿児島大学教育学部附属小学校】よくある質問
Q. 説明会に参加しないと出願できませんか?
公式のお知らせでは、募集要項と願書は保護者説明会に参加した方のみに配られるとされています。11月15日(日)の説明会への申込みを早めに済ませておきましょう。
Q. 問い合わせはメールでもできますか?
入学案内のページには、児童募集に関するメールでの問い合わせは受け付けていないと書かれています。分からないことは、説明会の資料を確認したうえで、学校の代表電話へ問い合わせてください。
Q. オープンスクールはいつですか?
2026年11月2日(月)〜6日(金)の各日に参観できる時間帯が設けられています。授業の様子を見ておくと、学校の雰囲気や複式学級の学び方がつかみやすくなります。時間帯は学校のお知らせでご確認ください。
▶ 国立小学校の特殊性と対策の進め方をまとめた『国立小学校 専願受験専用マニュアル』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
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