上越教育大学附属小学校の受験を考えています。
どんな学校で、入試ではどんな検査があるのか教えてください。
上越教育大学附属小学校は、「生みだす子どもが育つ学校」を掲げ、総合を中核とした教育課程の研究に長く取り組んできた国立小学校です。1学年70人、全12学級の規模で、上越市とその周辺に住むご家庭が対象になります。
大切なのは、以下の3点です。
・2027年度(令和9年度)の日程は、公式サイトの最新の募集要項で確かめること
・過去の要項では、知能検査・運動機能検査・面接・行動観察を児童のみで受ける形だったこと
・入学適格者が募集人員を超えたときは公開抽選になる仕組みを理解しておくこと
上越教育大学附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
上越教育大学附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【上越教育大学附属小学校】どんな学校?教育目標と特色
上越教育大学附属小学校は、新潟県上越市西城町にある国立の小学校です。上越教育大学の公式サイトでは、教育目標を「生き生きとした子ども」とし、全国に先駆けて総合を中核とした教育課程の開発研究に取り組んできたことが紹介されています。1学年70人で1〜6年生の計420人、12学級という規模です。
学校のパンフレットでは「生みだす子どもが育つ学校」というスローガンのもと、次の四つの活動が柱として紹介されています。
- 創造活動:人・もの・ことにはたらきかけ、感じ考えたことをもとに世界を広げていく活動
- 実践道徳:他者と価値観を追求し、葛藤と向き合いながら自分の生き方を探る活動
- 実践教科活動:教科ならではのかかわりを通して、知識や技能をつくり変える活動
- 集団活動:多様な集団の中で他者とかかわり、社会の中で生きる自分をつくる活動
環境面では、広い原っぱ、オープンスペースのある教室、ゆったり過ごせる図書館、通級指導教室(ポプラルーム)、警備員による安全確保、整備されたICT環境などが挙げられています。行事としては、ふれあい集会や夏・秋の音楽集会が紹介されています。
自分から人やものにかかわり、考えたことを形にしていく学び方が大切にされている学校だといえます。国立小学校の役割全体については国立小学校とは?私立・公立との違いで詳しく説明しています。
【上越教育大学附属小学校】2027年度(令和9年度)入試の日程
2026年10月23日時点で、2027年度の募集要項は公式サイトでまだ確かめられません。上越教育大学の公式サイトでは、10月ごろにオープンスクールと学校説明会を開き、翌年度の新入児童の募集を始めると案内されています。最新の日程は、附属小学校の公式サイト「児童募集」のページでご確認ください。
参考として、学校パンフレットに掲載された2025年度(令和7年度)新1年生の募集の流れを紹介します。
- 学校説明会:2024年10月13日(日)、事前申込制
- 募集要項配付:2024年10月13日(日)〜11月1日(金)
- 入学願書受付:2024年10月21日(月)〜11月1日(金)、土・日・祝日を除く9:00〜16:00
- 選考検査:2024年11月30日(土)
- 選考結果発表:2024年12月9日(月)、ホームページに掲載
- 募集人数:70名
これは過去年度の内容です。2027年度の日程や募集人員は変わる可能性がありますので、最新は募集要項でご確認ください。
【上越教育大学附属小学校】出願資格と通学区域
2023年度(令和5年度)の募集要項では、出願資格として、通学可能な地域(原則として上越市とその周辺地域)に保護者とともに居住し、入学後も同じ地域で生活できることが求められていました。保護者の転勤などで、4月以降に同じ条件を満たすと認められる場合の扱いも示されていました。
また、同じ要項では、募集人員70名に附属幼稚園からの連絡入学者が含まれると記されていました。幼稚園から受験されるご家庭は、一般の募集枠がどのように示されているかも、最新の要項で確かめておきましょう。
同じ要項には、提出書類に事実と異なる記載があった場合、入学許可の後でも取り消されることがあるとも記されていました。住所や家族の状況は、正確に記入することが前提です。
通学のしやすさは、6年間の生活に直結します。冬の積雪の時期も含めて、毎日どのように通うのかを、出願前に親子で具体的に考えておくことをおすすめします。
【上越教育大学附属小学校】選考検査の内容と抽選
2025年度(令和7年度)のパンフレットでは、選考内容は「知能検査、運動機能検査、面接、行動観察(いずれも児童のみ)」と案内されていました。2023年度(令和5年度)の募集要項では、これに健康診断を加えた5項目が示されていました。保護者が同席しない形で、お子さま一人で臨む場面が多いことが分かります。
抽選については、2023年度の要項に、入学適格者が募集人員を超えた場合は公開抽選で合格者を決めると書かれていました。抽選は合格発表日に校内で行われ、双子以上の場合は、個別に抽選するか一回の抽選で全員の合否を決めるかを選べるとされていました。合格者が募集人員に満たない場合の2次募集についても記載がありました。抽選の一般的な仕組みは国立小学校の抽選の仕組みで解説しています。
児童のみの面接や行動観察では、先生の質問を最後まで聞いて自分の言葉で答えること、友だちと順番を守って活動することが大切になります。ご家庭では、その日の出来事を「誰と」「何をして」「どう思ったか」で話す練習を、遊びの延長として続けてみてください。
【上越教育大学附属小学校】学費・費用と学校生活
国立小学校は義務教育の学校ですので、授業料はかかりません。入学検定料は、2025年度(令和7年度)のパンフレットで3,300円(事前振込)と案内されていました。2023年度の要項では、所定の払込取扱票を使って郵便局や銀行の窓口で払い込み、ATMやパソコンからの振込はできないとされていました。最新は募集要項でご確認ください。
入学後の給食費や教材費などの金額は、公式サイトでは確かめられませんでした。2023年度の要項には、制服・制帽の着用が必要であることが記されていました。
なお、上越教育大学の公式サイトによると、定員に空きがある場合は欠員補充の募集を行うこともあるとされています。
【上越教育大学附属小学校】合格に向けた準備とよくある質問
Q. 知能検査と聞くと不安です。何をすればよいですか?
知能検査という言葉に身構える必要はありません。まずは、話を聞いて指示どおりに取り組む、分からないときも最後まで考えるといった姿勢を育てることが土台になります。プリントに取り組む場合も、量より「落ち着いて取り組めた」という経験を重ねることを大切にしてください。
Q. 塾や模試は必要ですか?
国立小学校の受験では、家庭での準備を中心に進めるご家庭もあります。外部の力をどう使うかは国立小学校の受験に塾は必要か、国立小学校の受験に模試は必要かを参考に判断してみてください。
Q. 願書や生育歴の書類は何を書けばよいですか?
2023年度の要項では、入学願書に加えて生育歴調書の提出が求められていました。お子さまのこれまでの成長や、ご家庭で大切にしてきたことを、具体的な場面とともに書けるよう整理しておきましょう。書き方に迷う場合は願書作成サポートもご活用ください。
Q. 検査当日の服装や持ち物はどうすればよいですか?
2023年度の要項では、選考検査の当日に内履き(運動靴)と運動できる服装を用意するよう案内されていました。運動機能検査があるため、動きやすく、お子さまが自分で脱ぎ着しやすい服を選ぶとよいでしょう。また、受付時刻に遅れると検査を受けられない場合があるとされていました。会場までの道のりと所要時間は、事前に確かめておくと安心です。持ち物は年度によって変わることがありますので、最新は募集要項でご確認ください。
Q. 学校説明会には参加すべきですか?
過去の案内では、学校説明会は事前申込制でした。学校の雰囲気や、創造活動などの学びの姿を直接知る機会になりますので、日程が分かりしだい申し込みを検討しましょう。
国立小学校を第一志望として準備する考え方は国立小学校 専願受験マニュアルにまとめています。日程や条件は年度によって変わりますので、最新は募集要項でご確認ください。
▶ 国立小学校の特殊性と対策の進め方をまとめた『国立小学校 専願受験専用マニュアル』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
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