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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【小学校受験面接】「学校に期待すること」の質問と例文をプロが解説

【小学校受験面接】「学校に期待すること」の質問と回答例プロが解説 
ママ
ママ

面接で「学校に期待すること」というテーマがあると聞きました。
何をどう答えれば失礼にならないのか、見当がつかなくて困っています。

うみ塾長
うみ塾長

「学校に期待すること」は、多くの小学校の面接で扱われるテーマのひとつです。要望を並べる場だと受け取ってしまうと、たちまち難しくなります。

学校側が確かめたいのは、要望の中身ではありません。学校の教育をどれだけ理解しているか、そして学校と一緒に子どもを育てていく姿勢があるかどうかです。

大切なのは、以下の3点です。

・要望を並べる場ではなく、学校理解を示す場だと捉えること
・「学校にしていただきたいこと」と「家庭で努めること」を対にすること
・謙虚さと、教育への熱意の両方が伝わる言い方を選ぶこと

小学校受験の個別相談家庭学習サポート願書作成面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。

面接を控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【小学校受験の面接】「学校に期待すること」というテーマが扱われる理由

学校の教育方針や取り組みへの理解を確かめるため

このテーマは、学校研究がどこまで進んでいるかが、いちばんはっきり表れる領域です。学校ごとの特色を知らないまま答えようとすると、どの学校にも当てはまる一般論しか出てきません。

逆に、その学校が力を入れている活動をひとつでも具体的に挙げられれば、それだけで学校を見てきたことが伝わります。パンフレットの言葉をなぞるのではなく、説明会や公開行事で実際に目にした場面を手がかりにしてください。

保護者の品格を見るため

「期待すること」という言い方には、答え方によって印象が大きく分かれるという性質があります。要望を並べれば、消費者のような姿勢に映ってしまいます。学校は、サービスを提供する事業者ではありません。

ここで問われているのは、謙虚さです。学校に望むことを述べるにしても、「お力添えをいただきたい」という姿勢が言葉に表れていれば、受け取られ方はまったく違ってきます。

学校と連携して子どもを育てられる家庭かを見るため

小学校の6年間は、学校だけで完結するものではありません。学校が担う部分と、家庭が担う部分があります。学校側は、その役割分担を理解している家庭かどうかを見ています。

ですから、答えは学校への要望だけで終わらせないでください。「家庭ではこう努めます」という一文を必ず添える。この対の形が、連携する姿勢そのものを表します。

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【小学校受験の面接】このテーマは実際にこんな形で問われています

このテーマは、いつも同じ言い方で投げかけられるわけではありません。まっすぐ尋ねられることもあれば、別の話題の続きとして自然に入ってくることもあります。どんな入り方をされても対応できるよう、代表的な問われ方を押さえておきましょう。

まっすぐ尋ねられる形

もっとも素直なのは、入学することになったら学校に何を望むかを、そのまま尋ねられる形です。学校の教育について要望があるかどうか、という言い方で問われることもあります。また、面接の締めくくりに、最後に伝えておきたいことはないかと水を向けられ、そこで実質的に同じことを語らせる流れも少なくありません。終わりかけたと思って気を抜いたところで問われるため、油断できない形です。

二つの問いが続けて出される形

入学後にお子さんにどう成長してほしいかを述べたうえで、そのために学校にはどんな取り組みを望むかまで、続けて尋ねられる形があります。同じ構造で、入学後にどんな学校生活を送ると思うかを話させたあと、その学校生活を豊かにするために学校に期待することを重ねて尋ねる形も見られます。学校と家庭が協力していくうえで大切なことを、学校の側と家庭の側の両方について挙げさせる問い方もあります。いずれも前半で終わってしまうと、答えが半分しか返っていないことになります。

別の話題の続きとして入ってくる形

お子さんの学校生活について心配なことはないかと尋ねられ、その答えを受けて、心配を解消するために学校に求めることは何かと重ねられることがあります。理想の学校像を、お母さまご自身の学校生活の経験を踏まえて語るよう求められることもあります。宗教教育を行っている学校では、ご家庭の教育方針と合わないことが起きた場合にどうするかを問われたうえで、互いに歩み寄るために学校に望むことまで尋ねられます。朝にお子さんが登校をしぶり、理由も話してくれないという場面を想定して、学校に何を伝え、どんな対応を求めるかを聞かれる形も出ています。

こうして見ると、単独で答えて終わりという問われ方はむしろ少数です。答えを一つ用意して覚えるのではなく、ご家庭が学校とどう関わっていきたいのかという芯を決めておき、どの入り方をされてもそこへ戻せるようにしておくのが確実です。

【小学校受験の面接】答えを組み立てる4つの型

このテーマへの答えには、扱いやすい型がいくつかあります。ご家庭の状況に合うものをひとつ選び、その学校の特色に合わせて言葉を入れ替えてください。四つ全部を詰め込む必要はありません。

学校の教育活動への理解を示す型

学校が力を入れている活動を挙げ、それが続いていくことへの期待を述べる形です。理解と共感を示すことが主眼ですので、活動の名前を正確に押さえておきましょう。

「貴校が長く続けてこられた自然体験の行事に、説明会で伺ったときから心を惹かれておりました。子どもたちが自分の足で歩き、自分の目で確かめる時間を、これからも大切にしていただけましたらありがたく存じます。」

行事や教育活動は学校ごとに違います。その学校ならではのものをひとつ選び、なぜ心を惹かれたのかまで一言添えると、借りものの言葉になりません。

子どもの教育への関心を示す型

学校の教育に、保護者としても関わっていきたいという姿勢を伝える形です。熱意を示しつつ、押しつけがましくならない言い方を選びます。

「保護者としても学校の教育にお力添えしてまいりたいと考えておりますので、行事や活動に参画させていただける機会をいただけましたら幸いに存じます。」

共働きのご家庭であっても、この姿勢は伝えられます。できる範囲で関わりたいという意思が示されていれば十分です。

家庭教育を充実させていく熱意を伝える型

学校に期待することと、家庭で努めることを対にして述べる形です。四つの型のなかで、もっとも使いやすい形といえます。

「貴校の特色あるカリキュラムと情操教育に魅力を感じておりますので、いろいろとご支援を賜われましたら幸いです。家庭でも、学びを支えたり、さまざまな体験を通して心を豊かにしたりできるよう努めてまいります。」

前半で学校への期待を、後半で家庭の努力を述べる。この順番を守るだけで、要望だけの答えにはなりません。

謙虚な姿勢を示す型

学校に期待を述べること自体に恐縮を示しつつ、指導を仰ぎたいという姿勢を伝える形です。言葉数が少なくても成立します。

「学校へ期待を申し上げてよいものか存じませんが、まだまだ未熟な親子ですので、子どもの成長のためにも親の成長のためにも、先生方にご指導ご鞭撻をいただきたいと存じます。」

謙虚さを示す型は、どの学校でも大きく外しません。ただし、これだけで終えると学校研究の跡が見えませんので、前の3つのいずれかと組み合わせるのがおすすめです。

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【小学校受験の面接】学校研究をどう答えに変えるか

足を運んだ日にメモを取る

説明会や公開行事に行った日は、帰り道のうちに三行だけメモを残してください。目にした場面、聞いた言葉、そのとき感じたこと。この三つがそろっていれば、あとから答えを組み立てられます。

時間が経つと、印象は驚くほど薄れます。「よい学校だった」という感想だけが残り、具体が消えてしまうのです。答えの説得力は、この具体があるかどうかで決まります。

学校の言葉をそのまま使わない

学校が掲げている理念や教育目標は、そのまま口にするだけでは案内の読み上げになります。大切なのは、その言葉をご家庭の場面に置きかえることです。

たとえば「自ら考える力」という言葉であれば、ご家庭でお子さまが自分で決めた場面をひとつ思い出す。学校の言葉とご家庭の場面が並んだとき、答えははじめてご家庭のものになります。

願書との一貫性を保つ

願書に書いた志望理由と、面接で述べる期待の中身がずれていると、聞き手には迷いとして伝わります。願書を書く段階で、面接で話すこともあわせて考えておいてください。

提出前に必ず控えを取り、面接の前に読み返す。この習慣だけで、ずれはほとんど防げます。面接の回答づくりの記事もあわせてご覧ください。

【小学校受験の面接】つまずきやすい型

ひとつめは、要望を並べてしまうことです。設備や制度への注文が続くと、学校を選ぶ側の目線に映ります。期待を述べるときは、必ず感謝や敬意の言葉を先に置いてください。

ふたつめは、他校との比較です。「他の学校にはない点に期待しています」という言い方は、褒めているつもりでも他校を下げる形になります。比べるのではなく、この学校で何を大切にしたいかに言葉を使いましょう。

みっつめは、一般論だけで終えることです。「のびのびと育ててほしい」「基礎学力をつけてほしい」だけでは、どの学校にも当てはまってしまいます。その学校ならではの一言を必ず入れてください。

よっつめは、長く話しすぎることです。目安は30秒、長くても1分。学校への期待と家庭の努力を一つずつ述べれば、それで十分に伝わります。

いつつめは、ご夫婦で答えがずれることです。どちらが答えることになっても困らないよう、期待の中身の芯だけはそろえておいてください。事前に15分だけ、声に出して確認しておきましょう。

【小学校受験の面接】「学校に期待すること」についてよくあるご質問

正直に要望を伝えてもよいのでしょうか

伝えてはいけないわけではありません。ただし、要望だけで終えないことです。学校への期待と、家庭で努めることを対にして述べれば、身勝手な印象にはなりません。

とくに期待していることが思い浮かびません

無理にひねり出す必要はありません。学校の教育活動のうち、ご家庭がいちばん共感したものをひとつ選び、それが続いていくことへの期待として述べれば十分です。

父と母で違うことを答えてもよいのでしょうか

視点が違うこと自体は問題ありません。ただし、方向がずれていると迷いに映ります。芯をそろえたうえで、それぞれの立場から述べるのが理想です。

説明会に行けていない場合はどうすればよいでしょうか

公式サイトの教育方針や年間行事の案内を読み込むことで、ある程度は補えます。そのうえで、参加できる機会が残っていれば必ず足を運んでください。

答えは暗記しておくべきでしょうか

全文の暗記はおすすめしません。覚えるのは話の骨だけにして、言い回しは当日の流れに合わせます。暗記した文章は、少し角度の違う聞かれ方をされただけで止まってしまいます。面接マニュアルのまとめもあわせてご覧ください。

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ABOUT ME
うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、小学校受験・幼稚園受験の願書作成・面接対策・家庭学習を全国対応でサポート。自身もわが子の小学校受験を経験。『小学校受験の教科書』著者。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
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