立教女学院小学校の親子面接では、どんなことが見られるのでしょうか。
アンケートがあると聞いたのですが、何を書くのかも知りたいです。
立教女学院小学校は、キリスト教にもとづく人格教育を大切にし、知性と感性の両方を育てる女子校です。面接は考査よりも前に、学校が指定する日に行われます。
親子で臨む形で、当日はアンケートの記入もあります。ですから準備は「話す練習」だけでは足りません。書く内容と話す内容を、一本の線でつないでおくことが大切です。
大切なのは、以下の3点です。
・答えの正しさより、自分の言葉で話せるかが見られること
・アンケートに書いた内容と、面接での受け答えを一致させること
・想定問答を暗記するより、日常の会話を積み重ねること
立教女学院小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
立教女学院小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【立教女学院小学校】親子面接 面接で聞かれる内容
立教女学院小学校の面接は親子面接です。
時間は10~15分程度で、ご両親へのアンケートがあること、そしてお子さまへの言語テストがあることがこの学校の面接の特徴です。
次に、立教女学院小学校の親子面接で実際に出題された質問内容についてご紹介します。
【立教女学院小学校】親子面接の概要 必要書類
まずは、立教女学院小学校の入試における親子面接の基本的な流れと、当日に必要となる書類を確かめておきましょう。
公式の児童募集要項(2025年度・公式サイト掲載のPDF)では、第1学年の募集人員は女児72名、検定料は30,000円と示されています。面接は考査に先立って行われ、参加者は受験生と保護者2名(1名でも可)、持ちものは受験票、受験生の顔写真、ご家族の写真と案内されています。考査は11月上旬の1日のみ、合格発表はWebで行われる形です。
2027年度については、面接が2026年10月15日(木)から10月19日(月)のいずれか1日と案内されています。面接の日時は出願受付後にユーザIDへ連絡が届く形で、原則として変更はできません。ただし、園の運動会と日程が重なった場合のみ、学校へ電話で相談できるとされています。
持ちものは、受験票のほかに次の2点です。
- 受験生の顔写真1枚(タテ4cm×ヨコ3cm・カラー・上半身正面脱帽・3か月以内の撮影・裏面に記名)
- 受験生を含む同居家族全員が写った写真1枚(L版 タテ8.9cm×ヨコ12.7cm・裏面に記名)
日程や持ちものの細目は年度によって変わります。最新の内容は必ず募集要項・公式サイトでご確認ください。
家族全員の写真が必要になる学校は、そう多くありません。撮影の準備には時間がかかりますので、夏のうちに済ませておくと安心です。
▶ 立教女学院小学校 家族写真についてはこちら
公式サイトに掲載されている2027年度(令和9年度)児童募集要項(抜粋)によると、募集人員は第1学年の女児72名で、面接日程は2026年10月15日(木)から10月19日(月)のいずれか1日、入学試験は2026年11月3日(火・祝日)の1日のみと示されています。合格発表は11月4日(水)20時にWebで行われます。
出願については、Web出願期間が2026年9月2日(水)10時から10月4日(日)23時59分まで、郵送書類は2026年10月5日(月)到着限定で簡易書留郵便に限る、と案内されています。入学手続きは入学金300,000円を2026年11月5日(木)10時までに納入し、同日13時から14時に来校して行う流れです。
面接が入試日より前に置かれているため、願書と面接の準備は同じ時期に並行して進めることになります。日程や金額は変更されることがありますので、最新の内容は学校公式の募集要項でご確認ください。
【立教女学院小学校】親子面接 事前アンケートの内容
立教女学院小学校の親子面接では、当日にA4サイズのアンケート用紙への記入が求められます。
記入する項目には、次のような領域が設けられています。
- 本人氏名、生年月日、家族構成
- 幼稚園(保育園)での生活の様子
- 欠席日数とその理由
- 仕事や家庭生活について学校に伝えたいこと
- 通学経路と通学時間
- 就寝時間と起床時間
- アレルギーの有無
- 昼間のテレビやゲームの有無
※このほかに、志願者の個人写真と家族写真を持参し、貼りつける形が案内されています。
設問そのものは複雑ではありません。ただ、当日に慌てて書くと、面接での受け答えとずれてしまうことがあります。あらかじめ内容を想定してメモにまとめ、ご夫婦で共有しておきましょう。
なお、面接時間が大幅に短縮された年度には、例外的に学校と家庭の教育方針の重なりについて記述式で問われたこともありました。ここ数年は、従来どおりの簡潔なアンケート形式に戻っています。様式は年度により変わりますので、最新のものは募集要項でご確認ください。
【立教女学院小学校】面接で問われるテーマ
面接で扱われるのは、目新しい話題ではありません。お嬢さまの生活、お父さまの学校への関わり、お母さまの子育ての姿勢という、大きく3つの領域です。あらかじめ地図として持っておくと、当日の落ち着きがまるで変わります。
お嬢さまに問われるテーマ
お嬢さまに向けては、身近な生活から答えられる分野が中心です。
- 自分の名前と、通っている園のこと
- 園での遊びと、よく一緒に過ごすお友だち
- 家での遊びや過ごし方
- お父さま・お母さまとの関わり
- 食べもののことと、苦手なものとの向き合い方
- 家でのお手伝いと、そのときに気をつけていること
- 好きな本や、最近読んだ絵本
いずれも典型的な領域で、ひねった問いかけはほとんどありません。一問一答というより、自然な会話の流れでやりとりが深まっていく形です。ですから、日ごろから親子でよく話しているご家庭ほど、落ち着いて臨めます。
園の帰り道に「今日は誰と何をしたの」「どんなことが楽しかった」と話す習慣を持つだけでも、よい練習になります。自分の経験を言葉にする力は、そうやって少しずつ育ちます。
立教女学院小学校は図書館教育に力を入れている学校です。読書に関わる話題が出ることも珍しくありませんので、好きな本について親子で話しておくと安心です。
お父さまに問われるテーマ
お父さまに向けては、学校への関わりと、お子さまとの過ごし方が中心になります。
- 学校を訪れたことがあるか、そのときの印象
- 現在のお仕事について
- キリスト教にもとづく教育への受けとめ方
- 自宅から最寄り駅までの所要時間や通学の見通し
- お子さまの成長を感じる場面
- 忙しい日々のなかで、お子さまと過ごす時間の作り方
- お子さまが今夢中になっていること
- 学生時代に力を入れて取り組んだこと
- ご家庭で大切にしていること
立教女学院小学校では、お父さまの学校訪問が重んじられており、そのときの印象や気づきが話題になります。「女子校の良さ」「キリスト教教育への理解」「この学校を選んだ理由」を、ご自身の言葉で語れるようにしておきましょう。
定番の領域である「学生時代に打ちこんだこと」は、経験の紹介で終わらせないことがコツです。そこから学んだことを、いま家庭でどう活かしているかまで続けられると、話に芯が通ります。
お母さまに問われるテーマ
お母さまに向けては、これまでの子育てと、日々の暮らしが中心になります。
- 女子校を選んだ理由
- 学校の雰囲気について受けた印象
- 数ある私立小学校のなかで、この学校を志望した理由
- キリスト教教育の受けとめ方
- お仕事の形(勤務形態、送迎や放課後の対応など)
- 家事の分担や、共働きのご家庭での工夫
- これまでの子育てで大変だったこと
- お子さまの成長を実感した場面
- 子育てで大切にしている価値観
- いまの園を選んだ理由
- お子さまが緊張しているときの支え方
- アレルギーや食べものの好き嫌い
入学後の生活を見据えた領域、たとえばお友だちとの関わりや公共の場でのふるまいをどう伝えているかについても、具体的な考えを持っておくと安心です。
共働きのご家庭は、勤務の形や送迎、放課後の過ごし方について、あらかじめ整理しておきましょう。「家庭で大切にしていること」「成長を感じた場面」はお父さまと重なることがありますので、ご夫婦で共有しておくことをおすすめします。
言語テストで見られていること
親子面接の途中で、お嬢さまに対して言語の力を見る個別のテストが行われます。試験官の呼びかけで前方の机に移動し、着席した状態で行われるのが一般的です。
写真や絵が順に示され、それを見ながらやりとりが続きます。一問ずつ独立しているのではなく、答えに応じて話が深まっていく形が特徴です。示される題材は面接日によって異なることがあります。
このテストには、ふだんの言葉づかいがそのまま表れます。小さなお子さまは、いちばん身近にいるご両親の言い回しを自然と真似ますので、まずは大人が丁寧な日本語を意識することが大切です。明るく、はきはきと答える練習も効いてきます。
そして題材は、日常の暮らしから取られることがよくあります。買いものの場面、動物や生きもの、よく知られた物語など、いずれも家庭で親しんでおける題材ばかりです。
実際には、次のような形で出題された年があります。
- スーパーの食品売り場で床に寝転がって泣いている男の子と、驚いている店員さんが描かれた絵を見せられ、これは何の場面なのか、男の子はなぜ泣いていると思うのか、店員さんはなぜ驚いていると思うのかを、自分の言葉で説明する問題が出ています。そのあと、自分も買いものに行くのか、お母さまは何を買うのかへと話が続きます
- 動物の写真を見せられ、そのなかで気に入った動物はどれか、見たことがあるか、あるならどこで誰と見たのかを尋ねられます。さらに飼ってみたい動物とその理由、実際に飼っているならどんなお世話をしているのかまで広がります
- 料理の写真では、園の昼食は給食かどうか、好きな食べものは何か、その次に好きなものは何かと順に聞かれ、挙げた料理についてどんな味が好みなのか、誰が作ってくれたのか、自分で作ったことはあるのか、そのとき誰と何を入れたのかまで確かめられます。嫌いな食べものと、そのどこが苦手なのかも尋ねられます
- 昔話の絵本の写真を見せられ、知っているお話はあるか、それはどんな内容だったのかを説明するよう求められます。ほかに知っている昔話や、登場人物のなかで好きなのは誰かへと進み、挙げたお話の筋を覚えているかを確かめる問いも続きます
どれも一問で終わらず、答えたことをきっかけに二段三段と掘り下げられるのが特徴です。知識の量ではなく、自分の体験を順序立てて話せるかどうかが見られています。
たとえば買いものであれば、旬の野菜や果物を一緒に見る、行事にちなんだ売り場をのぞく、買った荷物を分けて持つ。そうした体験の一つひとつが、そのまま言葉の材料になります。机の上のペーパーだけでなく、暮らしのなかで育つ感性を大切にしている学校です。
【立教女学院小学校】親子面接を成功に導く方法
お父さまに求められるのは、お子さまの教育にどれだけ関心を持ち、積極的に関わっているかという姿勢です。立教女学院小学校では在校生の父親による「お父さまの会」の活動が大切にされており、そうした場に前向きに関わろうとする姿勢は、面接でもよい形で伝わります。
お母さまには、学校の教育理念である「自由と規律の調和」を理解したうえで、日々の子育てに取り入れていく姿勢が求められます。
たとえば、お箸の持ち方や鉛筆の使い方など、生活の基本にはしっかり目を向けたいところです。ただし、成績や順位を競わせるような育て方は、この学校の方針にはそぐいません。ルールを守る姿勢は大切にしながら、お嬢さま一人ひとりの個性とペースを尊重する。そのバランスが求められます。
そしてお嬢さまにとって何より大切なのは、日常のなかでご家族とたくさん会話を重ねることです。何気ないやりとりの積み重ねが、そのまま語彙や表現の豊かさにつながります。本の読み聞かせも効果的です。
【立教女学院小学校】面接で失敗しないために気を付けること
まずお父さまは、お子さまの教育に熱心である姿勢が大切です。立教女学院小学校ではお父さまの会をとても大切にしていますので、学校行事への関わり方を「できない理由」から語らないようにしましょう。
次にお母さまは、教育方針のとおり、自由と規律のバランスを意識しておきたいところです。お箸や鉛筆の持ち方など、生活の基本には厳しい学校です。そこはしっかりお伝えしつつ、横並びで他者と競わせる考え方は前に出さないほうが自然です。
ルールはきちんと守りながら、お子さまの個性は大切に。そんな子育てを心がけているご家庭は、この学校と自然にかみ合います。
最後にお嬢さまについては、とにかく家族でたくさん会話をすること、たくさん本の読み聞かせをすることに尽きます。面接では定番の領域が扱われますし、言語テストもあります。入れることと出すことを積み重ねて、言葉の力と表現の力を高めていきましょう。
まとめ:家庭でできる準備こそが、面接成功の鍵に
立教女学院小学校の面接では、生活に根ざした身近な領域が扱われ、あわせて写真を使った言語テストも行われます。いずれも、日々の家庭生活のなかで十分に準備できる内容です。
読書や会話を通して語彙を増やし、自分の考えを言葉で伝える練習を積み重ねていくことが、当日の自信につながります。
とはいえ、「どう話したらよいか分からない」「緊張して言葉が出なくなってしまう」といったお悩みを抱える方も少なくありません。ご心配なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。オリジナルの回答集付き面接レッスンでは、お嬢さまとご家庭の個性に合わせた練習を行っています。ご家庭の不安を自信に変えるお手伝いができれば幸いです。
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