愛媛大学教育学部附属小学校の受験を考えています。
通学区域や試験の内容、いつから何を準備すればよいのかを知りたいです。
愛媛大学教育学部附属小学校は、松山市内の決められた小学校区に住むご家庭を対象に、1月中旬に実技・筆記試験と保護者面接で選考を行う国立小学校です。
2027年度(令和9年度)入学に向けた事前説明会は2026年11月6日(金)に開かれ、募集要項もそこで配られます。
大切なのは、以下の3点です。
・住んでいる小学校区が通学区域に入っているか、通学に無理がないかを確かめること
・事前説明会に参加し、附属小学校の使命と教育方針を理解すること
・お子さまの実技・筆記への準備と、保護者面接への準備を並行して進めること
愛媛大学教育学部附属小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
愛媛大学教育学部附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【愛媛大学教育学部附属小学校】どんな学校?歴史と教育目標
愛媛大学教育学部附属小学校は、松山市持田町にある国立大学の附属小学校です。創立は1883(明治16)年で、140年をこえる歴史があります。1951年に今の校名となり、1969年に現在の持田町の校地へ移りました。
教育目標は「自己をひらき、ともに生きる子どもの育成」、校訓は「なかよく・すすんで・やりぬく」です。研究テーマには「子どもが創る『探究的な学び』をデザインする」をかかげ、愛媛教育研究大会などで研究の成果を発信しています。2021年には児童1人1台のタブレット端末も導入されました。
学校概要によると、令和8年5月1日現在の児童数は558人、18学級です。附属の幼稚園・中学校・特別支援学校と連携していることも特色の一つです。
附属小学校には、教育の理論と実際についての研究と、教育学部の教育実習を行うという使命があります。教育実習の期間には実習生が授業に関わることも含めて、その役割を理解しておくことが出願の前提になります。国立小学校の役割については国立小学校とは?私立・公立との違いもご覧ください。
【愛媛大学教育学部附属小学校】2027年度(令和9年度)入試の日程
2026年10月23日時点で、2027年度の募集要項(公示)は公式サイトでまだ確かめられません。学校が公開している「附属小への入学をお考えの方へ」では、新1年生の入学までの流れが次のように示されています。
- 10月上旬:事前説明会の案内
- 11月上旬:公示(正門前・ホームページ)、事前説明会、願書などの配布
- 12月下旬:願書の受付(保護者が行う)
- 1月中旬:入学選考(実技・筆記試験、保護者面接)
2027年度の事前説明会は、2026年11月6日(金)13:50~16:00(受付13:30~)に、附属小学校の体育館と各教室で開かれます。本校の教育の説明、志願書提出の説明、授業参観が予定されています。募集要項は当日体育館で配られ、その後は12月23日(水)まで平日9:00~15:00に事務室でも受け取れます。
参考として、前年度の2026年度(令和8年度)入学の公示では、出願が2025年12月24日・25日の9:00~14:00、選考と合格発表がいずれも2026年1月14日でした。検定料は3,300円、募集人員は96名程度(附属幼稚園からの入学者を含む)です。2027年度の日程や人数は、最新の募集要項でご確認ください。
【愛媛大学教育学部附属小学校】通学区域と出願資格
事前説明会の案内では、対象を令和2年4月2日~令和3年4月1日生まれのお子さまの保護者で、通学区域に現住所がある方、または2027年3月31日までに住む予定の方としています。
通学区域は、松山市内の次の40の公立小学校区です。
番町、味酒、八坂、東雲、新玉、清水、雄郡、素鵞、堀江、潮見、久枝、和気、三津浜、宮前、高浜、味生、桑原、生石、垣生、道後、湯築、余土、湯山、伊台、久米、浮穴、小野、石井、たちばな、椿、石井東、北久米、味生第二、石井北、さくら、みどり、福音、双葉、窪田、姫山
通学は、公共交通機関か徒歩による自力通学が原則です。区域内であっても、通学に1時間以上かかるなど負担が大きいと認められた場合は、出願を受け付けないことがあります。また、前年度の公示では、入学のための書類上の転居は認めないと明記されていました。入学後に区域外へ転居した場合は、住む地域の学校へ転校することになります。
応募資格には「本校の使命や教育方針を理解し、協力いただける保護者の子である者」も含まれています。通える距離かどうかだけでなく、学校の役割に家庭として向き合えるかを考えておきましょう。
【愛媛大学教育学部附属小学校】選考の内容と保護者面接
公式の案内では、選考は「実技・筆記試験、保護者面接」とされています。それぞれの細かな内容は公表されておらず、学校は受検の内容や結果についての質問には答えられないとしています。
そのため、準備は国立小学校の選考で土台になる力を、家庭で幅広く育てる形が向いています。
- 筆記:話を聞いて答えを選ぶ、数を数える、形を見比べるなど、指示を正しく聞き取って取り組む力
- 実技:絵をかく、ちぎる・折るなどの手先の作業、体を動かす課題に、最後まで取り組む力
- 行動面:順番を守る、使った物を片付ける、困ったときに自分から言える力
保護者面接では、附属小学校を志望する理由、家庭の教育方針、学校の使命への理解などを、自分の言葉で話せるようにしておくと落ち着いて臨めます。お父様・お母様のどちらが答えても内容がそろうよう、事前に話し合っておくことが大切です。面接の練習を客観的に見てほしい場合は、面接対策も活用してください。
【愛媛大学教育学部附属小学校】今から1月までの準備スケジュール
10月下旬の今から選考までは、3か月ほどです。時期ごとにやることを分けておくと、親子とも無理なく進められます。
- 10月下旬~11月6日:通学区域と通学経路を確かめ、事前説明会に参加する準備をする
- 11月:説明会で聞いた内容をもとに、志望理由と家庭の教育方針を夫婦で話し合い、書き出しておく
- 12月:志願書を清書し、受付日に保護者が提出する。お子さまは生活のリズムを崩さないよう過ごす
- 1月:選考当日と同じ時刻に起きて出かける練習をし、体調を整える
お子さまの準備は、机に向かう時間を急に増やすより、毎日の生活の中で少しずつ積み重ねるほうが身につきます。お手伝いで物の数を数える、絵本を読んだあとにお話の順番を思い出す、公園で順番を守って遊ぶといった経験が、選考の場での落ち着きにつながります。家庭での取り組み方に迷うときは、家庭学習サポートで一緒に計画を立てることもできます。
【愛媛大学教育学部附属小学校】学費・準備の進め方とよくある質問
国立小学校は義務教育の学校のため、授業料はかかりません。ただし、給食費や教材費、PTA会費、制服などの費用は別にかかります。金額は公式サイトで公表されていないため、事前説明会で確かめるのが確実です。
Q.事前説明会に子どもを連れて行けますか?
案内では、小さいお子さまの同伴は断っています(乳児を除く)。自家用車での来校はできず、公共交通機関を使います。上履きを持参し、授業参観は教室に入らず廊下から見学します。校内での写真や動画の撮影も控えるよう求められています。
Q.附属幼稚園からの入学はどうなっていますか?
新1年生の入学には、附属幼稚園からの連絡入学児童も含まれます。前年度の募集人員96名程度も、附属幼稚園からの入学者を含む人数でした。
Q.1年生以外で入る方法はありますか?
9月入学の転編入学の募集がありますが、対象は1~5年生で、欠員が出た場合だけ若干名を募集する形です。8月1日に公示され、選考では新1年生と同じく実技・筆記試験と保護者面接が行われると案内されています。欠員がなければ募集はないため、入学を考えるなら新1年生の選考に向けて準備するのが基本です。
Q.塾や模試は必要ですか?
家庭で生活習慣と基本の力を育てられれば、必ずしも必要ではありません。考え方は国立小学校受験に塾は必要?と国立小学校受験に模試は必要?にまとめています。抽選を行う国立小学校の仕組みは国立小学校の抽選の仕組み、国立を第一に考える進め方は国立小学校専願受験の進め方で紹介しています。
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