同志社国際学院初等部(DIAES)最大の特色は、日英バイリンガル教育と国際バカロレア(IB)です。ここでは他の私立小学校との違いがはっきり出るこの2つの柱を、わかりやすく解説します。
授業の約半分を英語で行うバイリンガル教育
DIAESは文部科学省に認可された教育課程特例校で、6年間を通して授業の約50%を英語、残りを日本語で行います。母語である日本語の力を土台にしながら英語で学ぶ「母語基盤型」の設計で、単なる英会話ではなく、算数や理科などの教科そのものを英語でも学ぶのが大きな特徴です。ネイティブ教員と日本人教員が協力して指導にあたります。
国際バカロレア(IB)PYPの探究型学習
DIAESはIB(国際バカロレア)のPYP(Primary Years Programme)公式認定校です。決められた答えを覚えるだけでなく、身近なテーマを子ども自身が問い、調べ、考え、発表する「探究型」の学びを重ねます。IBが掲げる10の学習者像(探究する人・考える人・思いやりのある人など)を目標に、知識・態度・行動をバランスよく育てます。
キリスト教主義と同志社の精神
同志社の教育理念に基づき、「Learning for Life/for the World/for Love(人生・世界・愛のための学び)」を掲げています。国際的な視野と他者への思いやりを大切にする校風です。
受験・入学前に意識したいこと
英語経験は必須ではありませんが、英語の音や活動に楽しく親しんでおくと入学後もなじみやすくなります。ご家庭の教育方針とこの学びが合っているかを、説明会で確かめることが大切です。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
時間割から見る「英語で学ぶ」の中身
「授業の半分が英語」と聞いても、実際にどの時間が英語なのかが見えないと想像しづらいものです。公式サイトの「初等部の一日」には、ある日の時間割が教科名つきで示されています。公式サイトのバイリンガル教育のページでは、半分以上の授業が英語で実施されていると説明されています。
- 1校時:にほんご
- 2校時:English
- 3校時:MIJ
- 4校時:UOIJ
- 5校時:UOIE
- 6校時:Art
探究を日本語でも英語でも行う
注目したいのは、探究の単元(UOI)に日本語で行う時間と英語で行う時間の両方が置かれていることです。英語を「教科として習う時間」だけでなく、「英語を使って考える時間」が時間割の中に組み込まれている、というのがこの学校の設計です。英語の授業が週に何時間あるかという数え方より、1日の中で英語に触れる場面がいくつあるかで捉えるほうが実態に近いでしょう。
理科と社会はどこにあるのか
公式サイトのよくあるご質問には、「理科」や「社会」といった教科名は時間割上ないものの、探究の授業(UOI)の中に学習指導要領に示されている項目が組み込まれていると記載されています。教科の名前がないことと、内容を扱わないことは別だという点は、多くのご家庭が気にされるところですので、あらかじめ知っておくと安心です。
6年生でたどり着く場所
探究の単元では1年間に6つの教科横断のテーマを扱い、6年生ではPYP Exhibitionで学びの集大成を発表するとされています。学びの見せ方も、紙の発表だけでなく人形劇や物語の創作、プレゼンテーションなど、子どもに合った形が選ばれると紹介されています。児童・保護者・教員によるSPTカンファレンスで、子ども自身が1年の学びを説明し、次の目標を立てる場もあります。
英語が初めてでも大丈夫か、公式はどう答えているか
「英語ができないと入ってから苦労するのでは」という不安は、この学校を検討するほとんどのご家庭が通る道です。ここは推測ではなく、公式サイトのよくあるご質問に書かれていることをそのまま確認しましょう。
素地がなくても入学している
よくあるご質問には、英語の素地がないお子さんも入学しており、1〜2ヶ月程度で英語のある環境に慣れてくるとの記載があります。あわせて、1年生と2年生を対象とした英語言語サポートの制度があることも示されています。入学前に英語力を求める記載は見当たりませんでしたので、受験の準備として英語の先取りに時間を割く必要は、公式情報からは読み取れません。
6年間で目指す到達点
バイリンガル教育のページでは、児童のほとんどが6年生の終わりまでにレベル6のEBYLを修了し、CEFRのB1レベルに到達することを目標としていると説明されています。低学年ではスピーキング、リスニング、リーディング、ライティング、フォニックスの習得を目指し、高学年では英語で説明したり、調査したり、比較したりする活動に進むとされています。「聞ける・話せる」から「英語で考えを組み立てる」へ移っていく道筋です。
家庭にお願いされていること
よくあるご質問には、英語や探究学習について家庭でのサポートをお願いしていること、博物館や美術館への訪問などもすすめられていることが書かれています。ここは見落とされがちですが、大切な点です。学校に預けておけば英語が身につく、という設計ではなく、家庭も一緒に学びを支える前提になっています。英語を教える必要はありませんが、子どもが調べたことに耳を傾ける時間は必要になる、と考えておきましょう。
入学前の家庭でできること
先取りで文法を教えるより、英語の音に慣れておくほうがこの学校の学び方には合っています。英語の歌や絵本、簡単なあいさつを日常に置く程度で十分です。それ以上に効くのは、日本語で「なぜそう思ったの」「どうやって調べる」と問い返す習慣です。探究の単元で求められるのは考えを言葉にする力ですので、母語での対話がしっかりしているほど、英語での表現も伸びやすくなります。
「授業の約半分が英語」の中身
DIAESは教育課程特例校として、国語や道徳などを日本語で、算数・理科・音楽・体育などを含む多くの時間を英語で学びます。英語を「教科」として学ぶのではなく、英語で教科を学ぶ「イマージョン」が特徴です。日本人教員とネイティブ教員が連携し、日本語の力を土台にしながら二つの言語を育てます。
IB(PYP)の探究学習とは
PYPでは「私たちは誰なのか」「世界はどのように機能するか」といった大きなテーマ(探究の単元)を軸に、子どもが問いを立て、調べ、まとめ、発表します。教科の枠を超えて考える力・伝える力・振り返る力を育て、IBが掲げる10の学習者像(探究する人・考える人・思いやりのある人など)を目標にします。
入学前に家庭でできること
英語の先取りより、母語である日本語でしっかり考え、話す経験が土台になります。絵本の読み聞かせ、身近な「なぜ?」を一緒に調べる習慣、英語の歌や絵本で音に親しむこと——この3つが入学後の学びにスムーズにつながります。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
卒業までに育つ力
6年間のバイリンガル・探究教育を通じて、英語で自分の考えを伝える力、課題を見つけて調べ・まとめる力、多様な仲間と協働する力が育ちます。これらは中学以降、そしてグローバル社会でも生きる力です。
家庭での関わり方
入学後は、家庭でも「なぜ?」を一緒に考え、子どもの発見を面白がる姿勢が学びを支えます。英語は完璧を求めず、親子で楽しむ姿勢が何よりの応援になります。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
バイリンガル教育のよくある不安
Q. 日本語がおろそかになりませんか? DIAESは母語である日本語を土台に据える「母語基盤型」の設計で、国語などは日本語で丁寧に学びます。Q. 英語ゼロで入って大丈夫? 入学時に英語力は求められません。段階的な支援のなかで少しずつ慣れていきます。大切なのは、新しい言語や文化を楽しめる素直さです。
IBが育てる「一生の学ぶ力」
PYPの探究は正解を覚える学習ではなく、問いを立て・調べ・伝え・振り返るサイクルを繰り返します。この経験は、変化の激しい社会で自ら学び続ける力の土台になります。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
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