道草教育とは
「道草教育」は、目的地までまっすぐ進むのではなく、寄り道や回り道の中にこそ学びや発見があるという同志社小学校ならではの考え方です。子どもが疑問に思ったことをとことん調べ、考え、試す探究のプロセスを大切にし、その成果を「道草発表会」で発信します。身近な疑問から世界の課題(SDGs)まで、自分ごととして考える姿勢を育てます。
学年ごとの自然体験(やまざと)
同志社小学校では、学年に応じた宿泊行事や自然体験「やまざと」を通じて、五感を使った学びを積み重ねます。自然の中での活動は、教室では得られない気づきや、仲間と協力してやり遂げる達成感をもたらします。低学年から段階的に体験を重ねることで、自立心と探究心を育てます。
自治自立・表現活動とのつながり
道草教育や探究学習は、同志社の「自由主義=自治自立の精神」と深く結びついています。異学年で活動する縦割り班「ワイルド・ローヴァー活動」や、劇・ミュージカルなどの表現活動を通じて、自分たちで考え、決め、表現する力を伸ばします。受け身ではなく、主体的に学ぶ姿勢が同志社小学校の大きな魅力です。
Q. 同志社小学校の道草教育とは何ですか?
A. 寄り道や回り道の中にある発見を大切にする探究型の学びで、子どもが自ら調べ・考え・発表する過程を重視する同志社小学校独自の教育です。
Q. 自然体験や宿泊行事はありますか?
A. 学年ごとに「やまざと」など自然体験・宿泊行事があり、五感を使った学びや協働の経験を積み重ねます。
家庭で「探究する力」を育てるには
道草教育や探究学習で伸びる子は、日常の「なぜ?」を大切にされているご家庭が多いです。お子さんの疑問をすぐに答えで埋めず、「どうしてだと思う?」と一緒に考える時間が、探究の土台になります。身近な発見を親子で楽しむ姿勢が、こうした教育との相性を高めます。
【同志社小学校】公式サイトが挙げる「道草」の九つのキーワード
同志社小学校の公式サイトには「道草」を説明する専用のページがあり、そこでは道草の学びを表すことばとして次の九つが挙げられています。
- 自分の興味から
- 学校の外も学びのフィールド
- 仲間と共に学ぶ
- 「考える」から「わかる」へ
- 学ぶことを学ぶ
- 本物から学ぶ
- 自分らしさを伸ばす
- 伝える喜び
- 未来へ続く学び
並べてみると、道草が「調べ学習をたくさんする時間」ではないことがよく分かります。出発点はあくまでお子さま自身の興味であり、教室の外に出て本物に触れ、仲間と一緒に考え、分かったことを誰かに伝えるところまでが一つの流れになっています。公式サイトは、与えられる学びではなく自分で答えを導き出す学びであること、思考の過程を大事にすること、間違えることを恐れずにいられる環境をつくることを、あわせて説明しています。
受験を控えたご家庭にとって大切なのは、この考え方が入学後だけの話ではないという点です。「どうしてだろう」と口にしたお子さまに、すぐ正解を渡さずに一緒に考える時間をとる。この積み重ねが、そのまま同志社小学校の学びの土台と重なります。
【同志社小学校】道草は時間割のなかでどれくらいの時間を占めているのか
2026年8月時点で公式サイトの「カリキュラム」ページに掲載されている年間予定時数を見ると、「道草」の配当は次のようになっています。
- 1年生 34時間/2年生 35時間
- 3年生 105時間/4年生 105時間
- 5年生 140時間/6年生 140時間
低学年ではまだ控えめですが、中学年で三倍に増え、高学年では国語や算数の年間175時間に迫る時間が道草にあてられていることが分かります。学年が上がるほど、決められた答えのない課題に向き合う時間が増えていく設計です。
公式サイトは道草について、1・2年生の「生活」、全学年の「特別活動」、3年生以上の「総合的な学習の時間」を合わせた「合科的な授業」であると説明しています。つまり道草は既存の教科に上乗せされた特別枠ではなく、いくつかの領域をひとつにまとめ直したものだということです。時間割のうえで無理に詰め込まれているわけではない、という点は押さえておきたいところです。
あわせて、同志社小学校には「ことば」「宗教」という独自の教科もあります。公式サイトが公開している時程例では、5時限目に「ことば・英語」、6時限目に「宗教」、2時限目に「道草」が置かれた一日が紹介されています。道草はこうした教科と並んで、毎日の生活のなかに置かれています。
【同志社小学校】道草・探究についてよくある質問
学びの成果を見せる機会はありますか
公式サイトの年間行事には、1月に「6年生ポスターセッション」が挙げられています。6年間積み上げてきた探究の成果を、掲示物にまとめて人に伝える場が最後の学年に用意されているということです。伝えるところまでを含めて学びとする、という道草の考え方が行事の形になっています。
教室の外に出る機会はどれくらいありますか
年間行事を見ると、宿泊をともなう体験学習が学年ごとに配置されています。公式サイトの記載では、5月に2年生と3年生の宿泊体験学習、6月に4年生の宿泊体験学習と6年生の修学旅行、7月に1年生の宿泊体験学習、8月に5年生の宿泊体験学習が予定されています。加えて4月のなかよし遠足や校祖墓参、10月のスポーツフェスティバル、11月の収穫感謝礼拝など、学校の外や日常と違う場に出る機会が年間を通して組まれています。
家庭ではどんな準備をしておくとよいですか
特別な教材は必要ありません。公式サイトが挙げる九つのキーワードのうち、ご家庭で先に始められるのは「自分の興味から」「学校の外も学びのフィールド」「伝える喜び」の三つです。お子さまが夢中になっているものを止めずに見守ること、休日に出かけた先で見たものを言葉にする時間をとること、そしてその話を最後まで聞くこと。この三つがそのまま入学後の学びにつながります。
夏休みの課題についての支援はありますか
公式サイトの年間行事には、7月と8月に「自由研究相談会」、7月に「プログラミング教室」「水泳教室」が挙げられています。長期休みのあいだも、自分でテーマを決めて調べる活動を学校が支える形が用意されていることが分かります。実施の有無や内容は年度によって変わりますので、詳しくは学校説明会でご確認ください。
道草の学びは同志社の中学校以降にもつながりますか
公式サイトには「同志社の一貫教育」を紹介するページがあり、幼稚園から大学までの一貫教育が小学校の開校によって実現したと説明されています。卒業後は本人と保護者の希望にもとづいて、同志社中学校・同志社女子中学校・同志社香里中学校・同志社国際中学校への推薦進学が可能で、その先には同志社大学・同志社女子大学が続きます。中学受験のために6年生の探究の時間を削らなくてよい、という環境が、道草に長い時間を割ける前提になっています。
また、公式サイトの連携プログラムのページでは、幼稚園・小学校の連携、中学校・高等学校との連携、大学との連携、全同志社での連携という四つの区分が紹介されています。小学生のうちから、同じ学園の年上の生徒や大学の先生に触れる機会があるということです。「本物から学ぶ」という道草のキーワードは、こうした学園全体の仕組みに支えられています。
道草の授業は担任の先生だけが担当するのですか
公式サイトの「よくある質問」には、一部の授業で教科担任制をとり、専科の教員を配置しているという記載があります。道草そのものを誰が受け持つのかを明記したページは見当たりませんでしたので、担当の体制については学校説明会や個別のお問い合わせでご確認ください。公式に記載が見当たらない部分は、推測でお伝えしないほうが正確です。
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同志社小学校について、英語教育・国際交流は?海外姉妹校との交流をプロが解説でもくわしく解説しています。
このテーマと関わりが深いのが落ちた原因は?不合格を避ける対策をプロが解説です。あわせてお読みください。
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